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惑星ニビルの神々アヌンナキによる人類監視の恐怖 異星人と秘密結社の「シン・人類史」/宇佐和通

遙か遠い神話と伝説の時代、人類が築き上げようとし、崩壊したバベルの塔は今、再び、形を変えて甦ろうとしている。これは人類史において必然なことだった。その理由とは!?
創造神が地球に降臨した時代より人類を監視する秘密結社へと連綿と受け継がれた意志に秘められた、"真"であり"新"である"シン・人類史"を読み解く。

文=宇佐和通 監修=ウマヅラビデオ イラストレーション=久保田晃司

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『シン・人類史』(ウマヅラビデオ著/サンマーク出版/1650円・税込)
人類の"真実"の歴史とは? 秘密結社による現在の監視体制はなぜ生まれたのか? そして未来、人類を待ち受ける世界とは? 登録者数130万人の都市伝説YouTuberウマヅラビデオによる、裏から見た真の人類史。今回の総力特集について、より詳しく知りたい方は、ぜひ、本書も参考にしてほしい。

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三上編集長による解説動画

プロローグ バベルの塔の向こう側に広がるニムロデの意志

 フランス北部の都市ストラスブールを流れるイル川。その河畔に、EU議事堂として機能するルイーズ・ワイス・ビルが建っている。この総ガラス張りのビルは、印象的というよりも異様な外見という形容がぴったりだ。フランドルの画家ピーテル・ブリューゲルが描いたバベルの塔にそっくりなのだ。
 議場内部には、バベルの塔をモチーフにした絵柄に・ビルが建っている。この総ガラス張りのビルは、印象的というよりも異様な外見という形容がぴったりだ。フランドルの画家ピーテル・ブリューゲルが描いたバベルの塔にそっくりなのだ。
 議場内部には、バベルの塔をモチーフにした絵柄“EUROPE:MANY TONGUES,ONE VOICE”(ヨーロッパ:多くの言語、ひとつの声)というキャッチフレーズが添えられたポスターが貼ってある。これ見よがしな外見の建物と、意味深長なメッセージが盛り込まれたこれ見よがしな構図のポスター。EUの存在と、その概念におけるバベルの塔のシンボリズムとは何なのか。

 大洪水の後、ノアの子孫たちは民族の分散を免れるためバビロニアに都市を建設し、そこに天まで届くほど高い塔を建てようとした。これを知ったイスラエルの神ヤハウェは、共通言語でコミュニケーションを取る民族の結束力と能力を憂慮し、言葉を混乱させ、塔の建設を阻止した。言葉が通じなくなった人々は塔の建設を断念し、各地に散っていった。
 やがてこの町はバーラル(ヘブライ語で混乱させるという意味の言葉)という響きに似た発音をあて、バベルと呼ばれるようになった。
 バベルの塔は、こうして人間が神と並ぼうとする企ての愚かさの象徴となった。ただ、この逸話によって伝えられたことはそれだけではなかったようだ。

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フランドルの画家ブリューゲルの代表作のひとつ、『バベルの塔』。バベルの塔は、人類が神に並ぼうとする企ての愚かさの象徴として語られる。

バベルの塔が担う真の機能とは?

 ノアと妻エムザラがもうけた多くの子孫の中に、ひ孫にあたるニムロデという男性がいた。彼はバビロニアを流れるチグリス・ユーフラテス川の下流域にあるシンアルに国家を築いて王と崇められ、“地上で最初の勇者”と呼ばれるようになった。バベルの塔の建設を主導したのは、このニムロデだ。
 ヘブライ語で「われらは反逆しよう」という意味の名前である。ニムロデは自らの手で国家を築き、神に反逆した。

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