快速に生き生きと、まるで飛ぶように
アレグロ スピリトゥオーソ、クアジヴォランテ。
Allegro spiritoso, quasi volante(快速に生き生きと、まるで飛ぶように)
カタカナ(イタリア語)にすると、まるで呪文のようでございますね。
その通り!文字とは呪文そのものなのでございます!
…という面倒なお話は置いておいて、ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ、第3楽章です。
最終楽章・フィナーレなので、さっそうと駆け抜けて爽やかに締めくくる、そんな音楽です。
余計なことは言わずに用が済めばささっと立ち去る。
そんな振る舞いは世の中では中々難しいようでございますが、舞台上の音楽においては極めて重要であります。
「あーあ、今夜のハンバーグの焼き加減はどうしようかしら…」
などと聴き手に考えさせる隙を与えてはなりません。誰かがハンバーグ的な理屈をこねる前に、あっと気がついたらもう演奏が済んで拍手喝采の最中。
そんな曲でありたいと思う次第です。
※noteにいらすとや連携機能が付いたらもっと記事が書きやすいのになあ、と思うこの頃です。本当に付いたらびっくりするけど。
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