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昇給での差は3000万以上になる! 

給与格差の現実
仕事の問題ももちろんありますが、やはり「お金」の問題が大きいです。
子どもが大きくなるにつれ、妻から「お金が必要なのに、給料があまり上がらない」と言われることが増えました。下の表を見ていただきたいと思います。


和歌山県の給与表



これらのデータはネット上で公開されており、誰でも見ることができます。表を見てわかるように、教頭職になると月に約10万円のベースアップが期待できます。これを年間に換算すると、ボーナスを含めて約16ヶ月分の給与が得られるため、年間で160万円の差が出る計算になります。
さらに、校長職ならベースアップは15万円。これでは年間240万円の差が生まれます。

教頭を5年、校長を8年務めると、約2700万円以上の差が出ることになります。手当や退職金を含めると、その差は3000万円以上にもなりかねません。


これだけの差があれば、我が子を安心して進学させることができたでしょうし、妻にも金銭的な不安をかけずに済んだかもしれません。何より、お金があれば家庭内の円満も維持できたかもしれません。

この金銭的な格差を考えると、和歌山県の教育委員会からは、より価値のない教員として評価されているように感じてしまいます。

さらに悔しいのは、平の教員でベースアップするとギリギリ子どもたちが大学に進学する際に奨学金の借り入れに引っかかってしまうことです。成績では給付型奨学金に合格しているのに、私の給与では不適用になってしまいました。
税金でかなり引かれているので、手取りは少なく、結果的に借金をしなければ進学できなくなってしまいます。
自営業で外車に乗っている家庭の子どもが給付型奨学金を受け取れる一方、軽自動車でカツカツの生活をしている我が家では借金を増やしていくしかありません。ああ、もし昇級していれば、妻に少しでも金銭的な安心を与えることができたのに。
 



両方とも管理職をしている友人夫妻を思い出すと、彼らの生活はまさに「家2件分」の差があるように感じます。


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