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弱小オタクの自作ぬい制作実録_番外編

こんにちは。
今回のnoteはぬい制作とは関係の無い、雑談のみとなっております。
ぬいの制作過程だけを見たいんじゃ!!自我を見たくない!!という方はブラウザバック推奨です。



取るに足らない話①-目覚め

私は元来「そこに無いなら自分が耕せばいい」という思考のオタクでして。
大手ではない、少々過疎気味の界隈にいたことから、その特性がめきめきと成長していったのです。
無いなら私が耕す。そこで芽吹いた双葉を大切に育てて、いずれ私の農作物を手に取ってくれる人がいたら。更に、「自分も育てたい」と思ってくれたら。
そう思いながら二次創作をしていました。

それが何だ、という話なのですが。
このnoteを書き始めたのも同じような経緯です。

私は「過程」を見るのが大好きで、イラストのメイキングから梱包、ハンドメイド作品の制作過程、更には建築の様子等もよく見ていました。
動画以外にも、まさにnoteのようなブログに書きまとめられたものを見ることも楽しんでいました。
この「ぬい活」なんかも例に漏れず、「ぬい作りたいな~」と思った時にはYouTubeの動画を見るようにしていました。

ですが、ある日悲劇が起こります。
「全て目を通してしまった」のです。
二次創作を楽しむオタク、特に「推しCP」なるものを愛でているオタクならこの気持ちを痛いほどわかってくれるのではないでしょうか。
「見るものが無くなった」ことに気付いた時の絶望感、虚無感、喪失感、あるいはそれ以上の感情が押し寄せてくるでしょう。
それがまさか「ぬい活」という界隈で起こるとは思ってもいませんでした。

ぬいを作っている人はこんなにいるのに、その「過程」を残している人はこんなにも少ないのか……
もっと……もっと見たいのに……
ただでさえぬいはイラストのように数時間で作れるものではないのだから、いくら生産者が多くても大手CPのように数時間に1作品投稿されるような現象は起こらない。
そして、その生産者が少ないとなると……
どれほど待ち望んでも、供給が届かない。
過程を見たいオタク-私-が餓死してしまう。
それに、私のような「ぬいの制作過程を見たい亡霊と化したオタク」(が存在するとしたら、彼ら彼女ら)も餓死するだろう。

……で、あれば。

今、私が立ち上がるべきだ。


そう思ったのです。
ジャンヌ・ダルクも目を剥くような、まさしく雷が直撃したかのような勢いの神託に、私は決意しました。

私が、供給者になる、と。




取るに足らない話②-7つの大罪

まず私が目を向けたのは、皆さんご存じ「YouTube」でした。
YouTubeであれば、「ぬい活」「ぬい 作り方」「韓国ぬい」と検索するだけでそれに関連した動画がいくらでも出てきます。
いくらでも出てこないから動画を作ろうとしたんですけどね。タハハ……

YouTubeなら、広い範囲に供給を与えることができる。
そう思って、動画を撮り始めたのですが……
単刀直入に言います。
無理」でした。

何が無理だったのか。色々ありましたが、簡単にまとめますと……
カメラのポジションがわからない
②撮影できる範囲が机だけ
③手際が悪すぎる
手元に集中すると刺繍の様子が映らなくなる
⑤親フラが多すぎて全然進まない
⑥手描きMAD以外でAviUtlくんを弄ったことがない
コンプレックスである手元が映ってしまう
の7つの要因がありました。
せっかくなので、1つずつ説明していきたいと思います。

①カメラのポジションがわからない

カメラ……とは言っても、私はスマートフォンで撮影していたのですが……
スマホをどこに置けばいいのかわからない……わからなくない?
特に私の机。

パースについて何か言ったら罰金取ります。

こ~んな感じの机なのだが(わかりにくいので下にURLを貼っておく)

https://www.nitori-net.jp/ec/product/6105250s/

机として使う天板の上に棚が付いているのだ。
それはいい。こうしてスマホを置いて撮影することができるのだから。

スマホが落ちないギリギリのラインを攻めて、なんとか机の天板だけを映す。

そう。いい感じに働いてくれている。
くれているのだが……

影。ここの影が、なんとも悩ましい。
一度YouTubeでぬいを制作している方の動画を見ていただきたい。
どの作家さんも、「影の無い」「安定した場所」で制作しているのだ。
ハァモウ机!ビバやかに光源を操り申せ!せ!!
……とまあ肉があぶあぶしそうになる心を抑え、熟考する。
どうにかして、影を作らずに撮影したい。
しかし、私の皺が少ない脳では良い案を考えることもできず、待てのできない犬畜生¿?は諦めて次のステップに進みました。


②撮影できる範囲が机だけ

たまに、顔が映らない角度から刺繍している様子を録画している人を見かけます。
その方式を採っているいる方はおそらく「制作」よりも「ブログ」的なコンテンツとして発信している……ような気がします。アハン勝手な解釈許して……
それから、①で語ったように机で撮影を行うには少々工夫が必要でした。
多分、「机での撮影が難しい」のであれば、「机以外で撮ればいい」じゃない、と皆さんの心のマリー・アントワネットが囁いていると思います。
ですが……!なんと……!私の部屋には……!
机以外に撮影できる場所が無いのです。♰アーメン♰
ですから、もう机上でなんとかするしかありません。
辛い。


③手際が悪すぎる

これ説明する必要ありますか???
と問いたいところですが、一応休憩の隙自語も含めてお話していきます。

わたくし¿?、実は親子3代で手芸を趣味としているのです。
祖母は編み物、母は裁縫、私はハンドメイドとクロスステッチ
それぞれ、違う分野が得意でしたが、皆共通して手先が器用でした。


ってのは嘘で!!!!!!!!!


私だけ不器用です!!!!!!!!!


なんかそういう呪いでもあるんすかね。
真下悟もびっくりの器用値です。

もちろん、手芸を趣味としている以上、道行く人々よりは器用ではあるのでしょうが、とにかく手際が悪い
刺繍をしている時もその手際の悪さが遺憾なく発揮され、
糸を通そうとすればなかなか通らず。
刺繡糸は絡まり、ほどける時は訪れず。
玉止めなんて成功した試しがない。
もはや、運の悪ささえ引き寄せているかのような悲劇の連続。
今日の悪運の女神はあたしだけにチュウする💋🩷
なんと喜べない口付けなのでしょう。
そんなモタモタした様子を動画に収めることなど、とてもじゃないができません。てか許せません。私が。
いや、なんか嫌じゃないですか?
投稿者の手が無駄にウロウロしていて、肝心の刺繡の様子が見えないどころか全然進んでいないとか。
モタついた部分はカットすれば良いのでは?という話かもしれませんが、多分カットしたらなんかわからんけどいつの間にか進んでいる状態になってしまいます。あと単純に面倒くさい。
なので、これは結構切実な悩みでした。


④手元に集中すると刺繍の様子が映らなくなる

これ。かなり大変でした。
「撮影」を意識するとなるだけ全体を満遍なく映せるように角度を考えながら縫うことができるのですが、段々刺繡に意識が向き始め、気付いたら手元が全然映っていなかった、なんてことも。
それに、撮影にばかり意識を持っていかれると、刺繡の進みが悪くなるのです。
しかし、③で話した「手際の悪さ」は比較的丁寧に縫っていてもお構いなしに発動します。
刺繡はゆっくりだし、なんかモタモタしてる」とかいう最悪の連携技。
あと全体を見せるように意識を向けていても、位置が悪くてフレームアウトしてしまうことも多々ありました。

わざわざ画像を載せなくてもいいかもしれませんが……

フレームアウトなんて話になりません。
手際の悪さよりもずっと害悪です。
なんせ、フレームアウトした部分はカットしなければならないのですから。
なぜ使わないの?という問いに関しては、

刺繍しているところを見たくて来たのに、肝心の刺繡が見れないって嫌じゃないっすか!?


と答えておきます。
私は「自分がうれしいと思ったことをしたい」「自分がうれしいと感じないことはしたくない」という、「己の欲せざるところ人に施すことなかれ」の格言を擬人化したような性格をしています。(性格なのに擬人化とはこれいかに)
なので、「刺繡の過程を余すところなく全部見たい」という気持ちに従って、全てが画角に収まる状態をキープしたいと思っていたのです。
……が、それがなかなか難しい。
普通に無理でした。悔しいです。


⑤親フラが多すぎて全然進まない

非常に役に立たない情報を記述いたしますが、わたくし¿?、2024年現在「学生」という身分で生活を送っています。そして実家暮らし。
故に、親フラの温床に身を置いている状態であります。
あ、それに対して文句だったり何だったり抱いているわけではありません。むしろ住居を与えてくださりありがとうございますの気持ち。
社会人として生きているわけではない今、親のおかげで生きていると言っても過言ではありません。
なので、これに関しては「仕方のないこと」だと思っています。
ただ……
いつ呼ばれるかわからない状況」にかなりヒヤヒヤしているのもまた事実。
これまたどうでもいい話ですが、私の家……というか私は「母からの呼び出しにはすぐに応答し、駆けつけなければならない」という暗黙のルールの元で生きています。
「刺繡に集中していて気付かなかった」などという言い訳は一切通用しません。
そのため、常に手元モタモタ画角チラチラ背筋ヒヤヒヤちんちんブラブラの状態です。
もちろん、録画中の音声はすべて消したうえで動画編集をするつもりでしたので、そこら辺は気にしていませんでした。
音声オフにしなければ、私の名前が数分で全国に拡散され、さらに私のくそデカビック近所迷惑返答に視聴者の皆さんのお耳がぶっ壊れること間違いなしです。
さすがに学生の身で多額の賠償金を払うことはできませんので、自衛のためにもオフにする予定でした。
まあ、動画編集までにこぎつけなかったんですけど、ネ!!!!😁


⑥手描きMAD以外でAviUtlくんを弄ったことがない

経験値が無い状態で大きな課題に取り組むのは非常に難しいですし、何より大きな不安を抱えることになります。
それは仕事や学業以外でもそうです。例えば、これとか。

私は1度だけ手描きMADを作ったことがありました。
とはいえ、手描きMADといえば曲に合わせてイラストを繋げていくだけ。(もっと複雑な工程があるのかもしれませんが、私が取り組んだ動画はイラストのつぎはぎだけで完成する簡単なものでした。)
今回作ろうとしているのは「動画のつなぎ合わせ
静止画を繋げるのとではまたわけが違うのでしょう。
それに、フリーの音楽を拾ってきて編集したり、(素材の)動画と動画をうまい具合につなげたり、字幕や使用している材料・補足などの編集も必要かと思います。
もちろん、もっと沢山の要素を出力する必要があるのでしょうが。

そうなると大変です。
まず、AviUtlくんの使い方を覚えているかどうかすらわかりません。
まともな編集なんてのも初めてです。
それに、欲を言えばおしゃれな動画を作りたい……
やるべきことがありすぎる。
AviUtlくんでどれだけの作品を作ることができるのか、未知のエリアでしたから、不安でいっぱいでした。

まあ、大丈夫ですよ。
不安はすべて吹き飛びましたから。
動画編集になんて辿り着けなかったんだからなァ!!!!


⑦コンプレックスである手元が映ってしまう

これこれ、こ~~~~れが一番の気がかりでした。
コンプレックスって、人に見られたくないですよね。
他人からしてみれば全く気にならないものなのかもしれませんが、それを抱えている者からしてみれば非常に、もうひっじょ~~~に大きな悩みなんです。
私は「見た目」に多くのコンプレックスを抱いています。
顔面が~とかかわいくなくて~とかそういう話ではないです。
これまた隙自語になりますが、わたくしアトピー持ちでして。
体の至る所に引っ搔き傷があり、目も当てられません。
それに加え、今回の悩みの種だった「」にもコンプレックスがあります。
深爪というわけではないのですが、それに近い長さ。
さらに、寝ている間に体中を引っ搔き回して爪の間が汚れたり。
手を洗っても洗っても取れない汚れに気を落として、外で友人と話す時は手を隠すようにしていました。

自語りはそこそこに、本題に入ります。
ぬいを作るにあたって、作業の様子だけ=手元だけを映すわけじゃないですか。
そうすると、当然のことながら、手にだけ意識が向くわけです。
全身が映っているなら色々なところに視線が分散されますが、出ている部位が手元だけとなると、もう隠しようがありません。
意識のほとんどが刺繍の様子に持っていかれるとはいえ、完全に手に視線がいかないわけではないと思います。

前述の通り、ここまで考えている人はあまりいないのかもしれません。
ですが、自分の「見せたくない所」を「全国・全世界の不特定多数の人間に公開する」というのは、なかなか勇気がいる行動なのではないでしょうか。
私はそれに耐えられませんでした。
最初は手袋をして動画を撮影していましたが、針がうまく持てず、余計に手元が狂ってしまいました。
こうもモタついていると、視聴者側も不満が溜まってくるだろうと手袋を外してマニキュアをしたのですが、数日後には剥がれはじめてしまいました。
何度でも言いますが、手の施しようがありません。手なだけに。

いやあ、動画ってのは難しいねェ!!


取るに足らない話③-解放

なんだか最後は自分語りが多くなってしまって申し訳ないのですが……
以上のことから、私は動画制作という目標をバッキバキに折りました。
そして、撮影も辞めました。

でも後悔はしていません。

まず真っ先に思ったことといえば

スマホの充電気にしなくていいの、最高!

好きな体勢で刺繡できるの、最高!

いつでもどこでも刺繡できるの、最高!!!


でした。
今まではスマホで動画を撮るだけの充電と容量を気にしつつ、カメラの位置的に立ちながら作業をしていました。
ちなみに、このためだけに2,000円超えの刺繡スタンドを買っていたのです。

迫真の背景隠し

ですが彼もお役御免。
失った2人の野口(旧札)に別れを惜しみながらも、スタンドくんは畳んでどこかに神隠しをしようかと思います。


取るに足らない話④-出会い

さて、YouTubeという「呪縛」から解き放たれた私は、自由気ままに刺繍をしていました。
先ほど、「後悔はしていない」と言いましたが、それでもやはり「初めての韓国ぬい制作」という生涯1度きりの出来事を記録しないというのは少し勿体なかったな~と思う気持ちもありました。
そして、もう一度初心に帰って様々な方の動画・ブログを見ていたところ、ようやく気付きました。

YouTubeじゃなくても、記録を残せる場所はある。


それがここでした。
誰でも、簡単に、好きなように。
書き連ねて、それを偶然通りすがった人が見て。
これって、めちゃくちゃ理想なのでは……?
いや、紛れもなく理想でした。
そもそも、YouTubeという場所は私にはハードルが高すぎました。
というのも、実写の映像を不特定多数の人々に公開するのは少しというか結構めちゃくちゃ激すっげぇ怖いじゃないですか。
うん……諦めて正解だったな。と、今文字をかたかた打ちながらうなずいています。心で。

私は基本絵を描くオタクなのですが、一応文字も嗜んでいます。
そも、字を書くことに抵抗が無いといいますか、脊髄反射で何も考えずに書くことができる人間なので(それが良いのか悪いのかは別として)そこまで苦ではありません。
それに、noteはYouTubeと違って「自分らしさ」を表現しながら発信することができるのかな、という印象を抱いています。
私はふざけないと死んでしまう(オタク特有のバカでか表現)病気なので、YouTubeという場でふざけ倒したら罵詈雑言低評価の嵐になってしまうでしょう。
ですが、ある程度閲覧者の層がわかれているここでなら、少しばかり自分をさらけ出してもいい……ような……気が……あれ、だめですかね……
((とはいえ、私がどういう人間性なのかはこのnoteを見てもらえれば大体わかると思います。))

そうそう、それから。
noteなら、伝えたい部分だけを切り取って、写真として載せることができるじゃないですか。
それなら、わざわざ私のコンプレックスを晒さなくても発信することができる。
これってすごく嬉しいことなんですよ。
悩んでいたことが一気に晴れた、そんな感覚です。

楽園ってここか~(大の字寝そべり)


取るに足らない話⑤-おわり

ここまで筆が乗ってしまうとは思ってもいませんでした。
今ちょうど6,800文字の大台に突破し、困惑しているところです。
はてさて、ここまでお付き合いいただき誠にありがとうございました。
今は「弱小オタクの自作ぬい制作実録_燦然王号編」の執筆中……と、いうか①しか終わっていません!!!!ガハハw
いったい何partまで突入してしまうのか私にもわかりませんが、少なくとも失踪するつもりはありません。
コンスタントに投稿していくつもりではありますが、もし何週間経っても更新されない場合は「就活が忙しいのかな~」とか「資格試験頑張ってるのかもな~」とか考えつつ待っていてくれると嬉しいです。
そうそう、もし読者さんの中に私と同じ就活生の方がいらっしゃるのであれば伝えておきたいのですが……
就活と趣味って、意外と両立できます。
だから、根を詰めすぎないで、適度に息抜きしてみるのも良いと思います。

私みたいに趣味に没頭しすぎて資格試験が危うくなったら終わりですけどねェ!!!ガハハ!w

え、資格試験?明後日です。(現:8/15)

それではまた、noteで会いましょう!






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