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売れるサービスを最短で作る図  (Running Leanサイクル図 v0.6)

●はじめに

初めてnoteを書きます。内容はリーンスタートアップの実践的な書籍であるRunning Leanを私なりの解釈を少し加え、まとめたものです。

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 ちなみに先に断っておきますが「これは売れたぞ」と言えるサービスや製品を私はまだ作った経験がまだありません。それを知りたくてRunng Leanを読み実践している立場です。なので「違うな」と思えば記事を更新していくつもりです。

●この記事の目的

 私は無駄なく高速に事業を成功させる方法を知りたくてRunning Leanを読み実践してきたわけですが、この本は時間の概念がわかりにくいです。
そして、そのサイクルの図もありません。
なので、期日を書き込めるRunning Leanのサイクル図を作りたい。
それがこの記事書こうと思った目的です。

●リーンな開発手法とは

 さてまず「リーンな開発手法」についてです。「リーン」という言葉はトヨタ生産方式に端を発していると言われていますが、ここでいうリーンな開発手法とはRunning Leanのことをさしています。
リーンは「無駄のない」「引き締まった」などの意味があります。
 この手法は前提として「最初の案は失敗する」という考え方があります。
「早く失敗を重ねることで、ムダなく成功に近づけよう」というアプローチです。
ざっくり言うと、

・お客さんになりそうな人の声を徹底的に聞いて、初期段階で案を変更しまくる。
・お客さんの「お金を出しても解決したい課題」が見つかるまでは、製品なんて作らんよ。
・課題の解決に必要な「最小限の製品」を作って売り出すよ。

てな感じです。

●「リーン」ではない方法とは? 何がダメなの?

 今まで最も利用されてきただろう方法は、会議を重ね、(場合によってはグループインタビューし、)そこでまとまった案で完成版を作る方法です。
アントレプレナーの教科書では、これを「製品開発モデル」と呼んでいます。
このモデルは、顧客がはっきりとわかっている既存市場でしか通用しないということが書かれています。

なぜか?

 新規市場の最大のリスクは「顧客や市場がそもそもあるのか?」であるにもかかわらず、その確認ができるのは「出荷」以降だからです。

製品開発モデル:
「企画」〜「製品開発」〜「テスト/ベータ版出荷」〜「広告」〜「出荷」

つまりこのモデルのデメリットは「売れるかどうかもわからない段階から、莫大な時間と資金を投下している」いう事です。
ここには企画、開発、マーケ、営業...などの人員が配置されてるわけです。

では、リーンな開発手法ではどうか?

リーンな開発手法:
「企画」~「検証/学習/変更」「検証/学習...~「製品開発」~「出荷」

 100%売れることは保証できないけれど、できる限り作る前に「検証/学習/変更」のサイクルを繰り返すことで、売れないリスクを最小化する。というのがこのアプローチです。
 本の中では「課題チームと解決チーム」はそれぞれ2〜3名が最適とあります。課題チームというのは要は「リーンキャンバスを書き、検証すべき項目を設定し、顧客にヒアリングする人」、解決チームは「検証すべき最小限のモノを構築する人」と私は理解しています。
 で、絶対必要な3要素として本の中では「開発・デザイン・マーケティング」と紹介されていますが、ここには「課題チーム」のスキルが含まれてるのか?という疑問が私は湧きます。先に書いた通り「リーンキャンバスを書き、検証すべき項目を設定し、顧客にヒアリングする」のスキルが絶対に必要です。
ここではこのスキルを「顧客開発」と呼びましょう。(「顧客開発」=アントレプレナーの教科書より)
 あえて3つのスキルに絞るなら「顧客開発・デザイン・開発」かなと思います。私はマーケティングはMVPを構築した後でしか必要になった経験がないので。

●大きな流れ

以下の図がRunning Leanの大きな流れです。

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 フェーズ1は、課題/解決フィット(Problem / Solution Fit)と呼ばれ、顧客の課題とその解決方法を見つけるのがこのフェーズですね。
 フェーズ2は、製品/市場フィット(Product/Market Fit)と呼ばれ、製品が市場に受け入れられるまでを作り込むのがこのフェーズです。
 ここまで終わればある程度成功が保証されたことになり、あとはフェーズ3で拡大(Scale)させます。
フェーズ3の直前の時期が資金調達に適した時期と言われています。
投資家と起業家の目的が「拡大」である事で一致しているからです。
(*なお、図のフェーズ1とフェーズ2の重なりは、私の経験を通した解釈であり、本の中では重なっていません)

●Running Lean サイクル図

 前置きが長くなりましたが、これがこの記事の目的のRunning Leanサイクル図です。(*私が勝手に作りました。ご指摘お待ちしてます)
左から始まり、右に流れています。
 期間はご自身で埋めてください。作るサービスや製品よって大きく異なってくるためです。

RunningLeanサイクル図1

4つの円が並んでいますが、それぞれの円では、最小限の検証を行うために次のサイクルを回します。

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*LCとは「リーンキャンバス」の略です。

黄色い〇:検証すべき場所(リスクの高い場所)に貼ります。
リスクの高い場所とは、RunningLeanサイクル図の「質問」に直結するものがそれです。

青い〇:検証して、OKだった場合に貼る
赤い〇:検証して、NGだった場合に貼り、LCを更新する

みたいにして使っています。

●リーンキャンバスの使い方

過去にQiitaに記事を書いたことがあるので、使い方に関してはここをご参照ください。

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●全体をとおした活動のイメージ

で、「この活動はどうなっていけばいいのか?」のイメージとして非常にわかりやすいページを著者は残してくれてました。

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 これはLCの移り変わりを示しています。左から右へ、だんだんとLCをブラッシュアップしていく、それが全体を通した活動のイメージです。
ここまで出た図を以下にUPします。よかったら使ってください。



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