フィンランド交換留学1 ~留学までに自分でやったこと~
今回からは交換留学のこと、主に準備段階のことについてまとめていこうと思います。どのくらい長くなるかわからないので、タイトルには番号を振りました。途中で違う話の記事を書くかもしれませんが、なるべく有益な記事になるように思い出しながら、交換留学についてを優先して書いていきます。
交換留学出願から選考まで
わたしが留学したのは2016年の秋から2017年の春にかけてです。もう4年も前...。前回の記事にも書きましたが、学部2年のときに留学しました。選考は2015年、つまり1年次でした。当時わたしの大学の交換留学は1年に3回選考があり(今もかな?)、8月から9月出発の留学先は前年度の6月、9月、12月に選考が行われました。もちろん選考に出願の際は全ての必要書類(IELTSのスコア、記入済みの申請書、志望動機書、成績)が揃っていなければなりません。1年生のわたしには9月募集が最短で応募できる選考でした。埋まってしまった学校は次の選考では募集は行われないため、どうしてもフィンランドに行きたかったわたしはいろいろ頑張って(主にIELTS)9月募集に間に合わせました。
必要書類を提出した後、面接が行われました。わたしの記憶が正しければ、面接官(教授?)が2人いて、1人は英語担当でした。主に志望動機や、帰国後にどのように留学経験を卒業研究に生かすかなどを聞かれました。英語は少しでしたが、第二外国語でスペイン語を選んだ理由を聞かれて焦りました(フィンランド語なんて選択肢にないしなんで聞くんだ...)。
たしかではないですが、応募数が募集数を超えていない場合、それなりの志望動機があって面接でちゃんと受け答えができていて、成績(GPA)がすごく悪くなければ通る感じでした。募集数を上回った派遣先に関しては、GPAがかなり重視されているように感じました。
フィンランドは、お気付きのように、募集数を上回らなかったので(募集2応募2)、無事選考を突破して交換留学が決まりました。アメリカの必要なIELTSのスコアがそれほど高くない大学がとても人気だった印象です。やはりアメリカつよい......。
選考後、出発までにしたこと(学校編)
これは「したこと」、というより「させられたこと」という感じですが、大学側で数回オリエンテーションが開かれ、参加しました。はっきり内容は覚えていませんが、行き先はそれぞれ違ったので一般的なことがほとんどだったと思います。よく覚えているのは、加入必須だった保険会社の説明(海外で事件や事故に巻き込まれる危険性などのビデオ上映)があったことです。
最後のオリエンテーションは、同時期に交換留学に行く人で交流しよう!みたいな企画で、留学やcultural adaptation (カルチャーショックなど) に関するミニゲームなどをしました。テスト前だったので説明のときは必死に戦後台湾の歴史を暗記していた記憶があります。
もうひとつは奨学金を調べて応募したことです。調べて、と言っても学校側で紹介してくれ、それで十分な金額もらえたので、あまり時間は割いていません。
選考後、出発までにしたこと(プライベート編)
手続き以外で選考後にしたことは主に3つです。
ひとつめは、英会話教室に通い始めたこと。当時2~3つアルバイトを掛け持ちしていたことに加え、4年間で卒業するために多めに授業を取っていたのでとても忙しかったのですが、「海外大学院生のわたしと英語のカンケイ」でも書いたとおり、英語に自信がなく、特に現地の授業についていけるか不安が大きかったため、英会話教室に通うことにしました。比較的手頃な月謝の教室を見つけ、週2くらいでバイトの前に通っていました。留学直前には、追加のプランでスカイプのオンライン英会話もはじめ、英語を話す時間を増やすように心がけました。
今考えると、この期間にそれほど英語力が伸びた実感はないし、実際どれくらい意味があったのかわかりません。でも英語コンプレックスが強く自信がなかったわたしにとっては、少し気持ちに余裕が持てるような期間になったので、意味はあったかなと思います。今はオンラインも充実してるし、英語にあまり自信のない人はオンラインだけでも試してみることをおすすめします。
ふたつめにしたことは、現地の情報収集 + フィンランド語の勉強です。現地の情報収集とは言っても、性格的に熱心な方ではないので、治安や気候など基本的な情報をネットで見たり、ちょこっとブログ読んだりする程度でした。渡航してからそれで特に困ることはありませんでしたが、想像と違ったことはかなりありました。例えば、フィンランド留学前は、韓国以外の海外に行ったことがなかったので、「ヨーロッパの首都じゃないけどそこそこ大きい街ってどのくらい都会なのか」というのが全く予想できず、かなり田舎を想像していたら普通にデパートやショッピングモールもあった、とか。事前にもうちょっとしっかり調べてもよかったかなーと思いました。また、大学間派遣留学はわたしたちがはじめてでしたが、学部間派遣でトゥルクに留学している人がいたため、学生生活や寮に関しては、その先輩から教えてもらいました。どの情報もとても役に立ったので、聞ける人がいるならぜひ聞いてみてください。聞ける人がいない人はわたしにどうぞ!
フィンランド語の勉強に関してですが、留学が決まって少しあとに、結構分厚い日本語で書かれたフィンランド語の問題集をネットで買って少しだけ、ほんとに少しだけ進めました。さっき書いたとおり、留学前は授業とバイトと英会話と通勤通学で嘘みたいに忙しかったので、フィンランド語の勉強はなかなか進められませんでした。もちろん、フィンランドはかなり英語が通じる国なので、1年程度の留学で最初にフィンランド語がわからずに困ることはほとんどありませんでしたが。これはやりたい人がやればいいかなー程度です。
みっつめにしたことは、一緒に留学にいく上級生とごはんに行ったことです。最初の方に書きましたが、同じ時期に大学間派遣留学でトゥルク大学へ行く生徒はわたしを含めて2人でした。もう1人は1学年上で学部も違う知らない人でしたが、オリエンテーションで顔を合わせて、留学前に一度ごはんでも行こうということになりました。
本当にごはんに行っただけで特にたいした話はしませんでしたが、一緒に留学に行く人がどんな人か知ルことができ、一応知り合いになれただけでも安心感がありました。今考えるとこれはいちばんやってよかったことなんじゃないかなと思います。結果的には、留学中に仲良くなって、帰国後もたまに会ったり、卒業旅行に2人で行ったりする仲になりました。
次は手続き編
今回は少し短くなりましたが、手続き編が長くなりそうなので別にまとめます。今日書いた留学前にやったこと、やるべきことは、人によって、学校の指示によって変わってくると思います。でもはじめて留学行く人は不安ですよね、少しでも参考になったらいいなと思います。
次は本題の手続き編です!なるべく思い出しながら頑張って書きます。
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