経口補水液で割る酒がうまい
私は経口補水液が好きだ。特に、飲みすぎた翌日の朝に飲む経口補水液は体にすぐに染みこんで。
そこでふと思った。あれ?これでお酒を割っちゃえばいいんじゃないの?と。
なにが「いい」のかはわからないが、何か新しい酒の扉が開かれるかもしれない。直感を信じてやってみた。
経口補水液の作り方
私は経口補水液を下記のレシピで作っている。
・砂糖(グラニュー糖)10g(大さじ1)
・塩1.5g(小さじ1/4)
・水500ml
これを割り水として使用する。
それぞれ、おすすめ度をつけてみた。
レモンサワー ★★★★★
居酒屋でお酒を飲んでいて、ビール、日本酒とひとしきり酒を飲み、おつまみで腹が膨れたころに急にレモンサワーが飲みたくなることってないだろうか。
しかし、レモンサワーはひと口飲んで「なんか薄いレモン水みたいだな…」とがっかりすることが多い。レモンサワーは、何かが物足りない。そう思っていた。
経口補水液で作れば、ボトムのしっかりしたレモンサワーができるはずだ。
レモン汁:焼酎(25度):経口補水液を、1:2:5の割合で混ぜ合わせる。
例:レモン汁50ml、焼酎100ml、経口補水液250ml
この割合だと、アルコール約6%、果汁約12%になる(はず…)これはキリンの本搾りの割合を参考にした。
飲んでみると、レモンが浮いてしまうことはなく、酒・調和している。するすると体に染み込んでいく。ほんのりとした糖分、塩分が酸味を支えている。これはうまいな!危険なくらいするする飲める。Sodastreamのような炭酸製造キットを持っていれば、この混ぜ合わせた状態で炭酸を加えると完璧だ。持っていなければ、経口補水液の水を炭酸に変えよう。
焼酎 ★★★☆☆
粕取焼酎、芋焼酎、泡盛と試してみた。原酒:割水(経口補水液)は1:1。
ただの水で割るよりも味わいが豊かになったように感じる。酒が薄まったという感じがしない。「量が増えた」みたいな感じだ。粕取焼酎はばっちり合う。
芋焼酎もアリだ。まろやかさが増してうまい。香りもしっかり生きている。
泡盛はちょっといまいちかもしれない。香ばしさが少し薄らいですこしホコリっぽさが増すような感じがした。クセが少ない「残波」とかだといいかもしれない。
ウイスキー ★★★☆☆
これはちょっとやったらダメなんじゃないか、、、と思いながらもやってみた。
恐る恐る飲むと…うまい。ただの水割よりも香りが開いているように感じた。甘さが強調されて、余韻の広がり方がふわーっとしていていい。ただ、スモーキーさ、スパイシーさといった刺激は少し薄まってしまう印象。
それにしてもこんな砂糖水みたいなので割るのは邪道も邪道、どこかから壮絶なバッシングをされてしまうのでは…とビビりながら調べたら、「トディ」というカクテルがあり、まさにこれはウイスキーを砂糖水で割る飲み方らしい。ホットで飲むのが一般的らしいが。
ブランデー ★★★★☆
これも美味い!というか、ただの水割では感じなかった香りが開いた。ストレートと飲み比べると、ストレートの方がしっかりした鮮烈な味わいがあるが、経口補水液で割るとまろやかになり、いろんな香りを感じることができた。
ただし、少し飲み飽きるような感じはするかなぁ。
ジン ★★★★★
レモンサワーに次いでよかったのがジン。ジンの香りを一切邪魔することなく、ただただ飲みやすくなっていた。1:1でなくても、ジンをもう少し薄めにして炭酸で割ってもよさそうだ。いろんな可能性を感じる。
注意事項
と、私の家にあるお酒で試した感じは「どれもだいたい美味い」なんだが、ついつい飲みすぎてしまってやばい。また、商品化されているOS-1は、OS-1を他の飲料で割って飲むことを推奨していない。飲みすぎにはくれぐれも注意して楽しもう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?