リニューアルオープンした神奈川県立図書館に行ってきた
先日、神奈川県立図書館がリニューアルオープンすると何かで見た。
神奈川県に住んでもう数年は経っているけど、県立図書館ってあったんだ!?ってなったのが正直なところ。
野毛のところはあれ市立図書館だったなそういえば…、と思うくらいには馴染みが無かったんだけど、実は大学で建築・空間デザインを学んでいたので(新卒入社した建築会社がブラックで業界そのものが嫌いになったので今は全く関係ない仕事に就いているが建築はやっぱり好き)見に行きたいなって思ったのと、つい最近色々勉強をし始めたので自習スペースとか良さそうだったら利用したいという考えから、混んでそうだなと思いつつ行ってきた。
だけど本当に馴染みがなさすぎて最初旧館?の方に行ってしまったし、ていうか、坂。
坂マジできっつい。幸いなことに私の家は平坦な地域にあるので普段暮らしててあんまり実感することはないんだけど、横浜って坂多いよな…。
すでにHPを削られつつ若干迷いつつ着いた新館を見てまず思ったことは、剥き出しコンクリの柱にでっかいガラス窓で、なんか私立大学っぽいデザイン〜って感想。個人的には全然嫌いじゃないけど、無難な方向性でまとめたんかな、とは思う。
まあ別に図書館って見た目が重要なわけではないし、と中に入る。入ってすぐに猿田彦珈琲、カフェスペースっぽいのもあるしなかなか良さそう。
外観で目立っていたあのガラス張りの恩恵があって明るいのはカフェスペースとか窓際の閲覧スペースくらいで、書架がある辺りはちゃんと図書館らしく落ち着いた暗さって感じなのも良い。
HPでフロアマップを見た感じは自習スペースというか本を読める場所は少なめなのかな、と思っていたけど、実際に見てみると席はかなりあった印象。
行った時間帯は土曜のお昼頃だったんだけど、人はそこそこいたもののほとんどのフロアで半分いかないくらいの埋まり具合だったから、勉強スペースとしてはかなり良いとおもう(まあ立地的に坂上がってこなきゃだから、満員にはなりにくいのかも)。
テーブルは広いし木の触り心地もよくて、縁が直角じゃないから腕が自然に置けて動かしやすくてグッド。
椅子もテーブルと同じ木材(だと思う)で、すべすべして良い感じ。長時間座ってればそりゃ疲れるだろうけど、よくある布地系でもないので夏でも冬でも快適に座れそう。
んで、気になっていたのが静寂読書室?って名前のお部屋。普通の閲覧スペースと変わらない感じをイメージしてたんだけど、かなり暗めの部屋の中に一人分のゆったりとしたソファ(リクライニングみたいなロッキングチェアみたいな、なんかそういう感じのやつ)が15脚くらい?配置されていて、それぞれの手元に照明が落ちているようでした。
私が見た時は中にひとりいらっしゃるだけだったので、争奪戦になるようなお部屋ではないのかも。オープンしたてでみんな慣れていないだろう今だけかな。
ただ睡眠(読んでたら寝ちゃいそうだけど)・書き物、他静寂を乱すようなものは禁止のよう。まあそりゃそうだよな。何かメモしながら、とかじゃないものを読むのにはすごい適したお部屋だと思う。機会があったら利用したい。
あと3階にはリーディングラウンジって名前のそれぞれ個々のスペースが区切られたお部屋があって、そこは結構混んでた。リーディングとはなってるけどこここそが主な自習スペースなんだろうな、って感じ。その部屋の前にはいくつかロッカーもあったので、今日見た感じほぼ利用されている形跡はなかったけど冬場は重宝されそうだな〜。
というかね。
図書館ってこんなに楽しかった!??
書架を一通り見て回ったんだけど、読みたい本がありすぎてしんどかった。
最近Kindleで哲学入門の本を読んだり、趣味で薬学化学にも興味を抱き始めてたり、例の国擬人化に再熱してるせいで世界史をリカレント勉強したいなってなったりしてるので、もう何もかも読みたい。時と精神の部屋ほしい。
無限に時間を溶かされそうな怖さを感じつつ、私は「スパイ大辞典」を手にとって閲覧スペースで1/3くらい読んで図書館を後にしました。
これは…通っちゃうな……。でも坂がきっつい。シェアバイクのポート作ってほしい〜〜〜〜。
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