夜、降り出した雨

涙で濡れた枕に顔を押し付け嗚咽を殺している。止まらない涙に困惑。
ふと、雨がぽつりと窓をノックし始める。
徐々に激しくなる其の音はまるで一緒に泣いてくれているかのようで。
「嗚呼、君も一緒に泣いてくれているのだな」と。

雨の優しさを知る。

(2024.11.26)

いいなと思ったら応援しよう!