ウラジオストク訪問記③
ロシアのサンフランシスコ⁈
ウラジオストクはその坂道の多さから、ロシアのサンフランシスコとよく評される。確かにケーブルカーが走っていてもまったく違和感のない地形をしてている様にも思えるし、ウォーターフロントも今後の開発次第では発展の可能性を大いに秘めている。
では、実際はどうなのだろうか。写真で見てみたい。
このあたり、戦前は日本人が多く住んでいたエリアらしいのであるが、今はその面影を残す建物もなく、よく分からない。
こちら、世界三大バレエ団の一つ、「マリインスキー・バレエ」の沿海州劇場。夏期講演開催中だったのですが、残念ながら当日券は売り切れ。
こちらはプライベートのマリーナ。高級ヨットやクルーザーが多数停泊しています。リッチな市民も多いのでしょうね。
これ面白そう。乗ってみたい。
マリーナの横にはビーチ(?)が広がっています。のんびりするには最高の環境ですね。
この後、馬たちも海でバシャバシャと楽しそうでした。
このビーチはスポーツ湾と呼ばれる一帯に存在します。街の中心部から徒歩圏内と非常に近く、サンフランシスコの様な大都会ではまず考えられないほど便利。
水温は相当低いのですが、子供たちは短い夏を精一杯楽しんでいます。飛び込んでは陸にあがって、また飛び込んでの繰り返し。私も子供時代を思い出します。
こちらは、スポーツ湾で頭の体操。
ちびっこヨット教室
この少年は素潜りで貝を集めていました。食べるのでしょうか。
街を見渡せば、活発にコンドミニアムを建設している所もあれば、長らく工事がストップしている建物もあったりして、景気がよいのか悪いのか分かりません。
ウラジオの最大の欠点としては近代的な高級ホテルがないこと。その欠点を解消すべく2012年に開催されたAPACに間に合う様にHyattホテルのオープンが予定されていたものの、何故か開発は途中で中断(資金難?)。4年経過した現在でも、未完成のまま放置されています。
スポーツ湾近くの遊園地。レトロな雰囲気です。
こちらは地元のサッカースタジアム。これでもプロが使います。
これは何か分かりませんが、各家庭に温水を配るパイプでしょうか。何かロシアらしいです。
これが海の玄関口であるウラジオストク港です。
実際に訪れて感じることは、サンフランシスコとは似ても似つかないコンパクトシティ。ちょっと田舎の感じはシドニーを彷彿とさせる部分がなくもない(大分インフレした評価ですけどね)。でも、ここから開発を進めるのには莫大な予算が必要で、あまり現実的でない気もします。中国資本でも入ってくれば別なのでしょうが、そうなるとまたロシアらしさが失われてしまいますね。
ウラジオストク訪問記④に続く
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