オンライン美術大学、いよいよ始まります。
アーティスト/社会起業家の芝辻ぺラン詩子です。
オンライン美術大学が開校します。
専業アーティストになるために、本当に必要なスキルをお伝えする、本邦初のオンライン美術大学です。
経理、契約書、PR術、ライティングスキルなど、実利的な知識だけでなく、メンタル面、お金との付き合い方など、個人事業主、経営者としてのマインドセットを整えるワークも取り入れながら、心身ともに豊かなアーティストを増やす講座です。
アートを仕事にするのは無理だと思っていませんか?
または、先輩や教授、先生たち、数多くの先駆者たちから「無理だ、難しい、食えない」と刷り込まれてきませんでしたか?
そしてキャリアをスタートさせる前からすでに諦めてしまっていませんか?
また、作品制作でお金を得ることを「悪いこと」だと思っていませんか?
「お金を得ることを制作の動機にすることは卑賎なことだ」なんて思っていませんか?
ずっと私もそうでした。
教授も専業アーティストではないから専業アーティストになる方法を教えてくれません。
ベテラン学芸員やアート・ディレクターからも「アーティストは自分のスキルをマネタイズできない」と豪語されて、どうやって自分自身を、アーティストとして、経済的に確立する術を学べるでしょうか?
12年ほど前、退職してフリーになった時、私はアーティストとして本腰を入れるチャンスを得ていました。
しかし、それのチャンスをみすみす逃しました。
「アーティストとして成功することは茨の道だ」
「個人の幸せを犠牲にしなければ、作家として成功できない」
「成功しているアーティストは不幸な出自をバネに、社会を見返すことを原動力にしている」
だから、私にはダメだ。
こんなふうに思っていたからです。
でも、本当にそうだったんでしょうか?
写真家として、世界を飛び回り、テレビや雑誌でも紹介されることの多い、大学時代の同級生Aさんは、日本の美大を出た後、アメリカで学んでいました。
アメリカの美術大学では、通い始めの一年生の頃から、契約書について、経理について、マネージメントについて学びます。
その結果が、アメリカにおけるアート市場の広さ、懐の深さの一因です。
ちなみに、友人アーティストのAさんのマーケットはアメリカではなく、日本国内です。
国内に彼のファンが数万人いる。
そして、彼は結婚して子どももおりますし、不幸な過去をバネにアーティストになったわけでもありません。
好きなことを好きなだけやり、自分の世界観を社会に向けて発信するスキルがあった。
シンプルなようで難しいこと。
でも、私わかったんです!
そして、それをアーティスト仲間に伝えたい!
オンライン美術大学は、私がこの半年間で学んできたビジネス講座をアーティスト向けに落とし込んだものです。
この半年で、50万円ほど自己投資し、グループ講座や音声教材、ビジネス書を購入。
YouTubeやClubhouseなどの無料のコンテンツも利用しながら、毎日まいにち勉強とインプットを繰り返しました。
長年、アートの世界はビジネスの観点からは語れない、と思い込んできましたが、そうではありませんでした。
それは、「売れない」「営業しない」ことへの言い訳だったんです。
イギリスの美大でも学び、世界中のアーティストと交流してきた私から見て日本のアーティストは「宝の山」なんです。
素晴らしい技術、表現力がある。
ただ、圧倒的に足りないものは、「コミュニケーションスキル」「ビジネススキル」でした。
幅広いジャンルのアーティストや表現者に、再現性の高い講座を練り上げて2022年、年始から本講座を開始いたします。
お試し講座は10月6日(水)新月がのぼった夜、リリースいたします。
最初のミニ講座は「世界一の現場に潜り込む方法」です。
皆さん、「守破離 しゅ・は・り」ってご存知ですか?
日本のすべての芸事に通じる哲学として知られている言葉で、もとは千利休の教えをまとめた『利休道歌』の中で言及されている
「規矩作法 守り尽くして破るとも離るるとても本を忘るな」
を引用したものなのだそうです。
守 ー 先生からの教えを徹底的に守る。先生を徹底的に真似する。最近のビジネススクールでは、TTP( Tettei Tekini Pakuru) 徹底的にパクる!と教えている方もいるとか☺️
破 ー 先生の教えを教えを元に、分析、改良できる。
離 ー 独立。新たな技術、自分の独創性を開発する。
成功までの最短の道のりはまず、いい先生に出会うこと。
最高の場を体感することです。
私はイギリス留学時代、老舗アニメーション制作会社のインターン生となりました。イギリス人なら誰でも知っている国民的アニメーションを生み、そのスタジオ出身アニメーターやディレクターはアカデミー賞短編アニメーション部門受賞したり、ハリウッド映画にスタッフとして参加したりと活躍しています。
そんな素晴らしい会社、憧れだった制作会社で、インターンのポジションを得たのは、同じイギリスの美大の出身の友人たちの中でも私だけ。
私と同時期にインターン生だった方は、私の他にただ一人でした。
どうやって、その「世界一の現場に潜り込む」ことができたのか、私の例を紹介しながら、日本や海外のクリエイティブな現場へのアクセス方法をお教えします。
「オンライン美術大学」開校に先駆けて、Facebookグループを立ち上げました。
このグループでは、「オンライン美術大学 説明会」を毎週水曜日朝、ライブ配信でお届けいたします。
第一回目の配信は朝9時からですが、二回目以降は変更する可能性があるので、チェックしていてくださいね。
配信のアーカイブは残しますので、ぜひお好きな時間にご覧ください。