むにみずべ 東京番外編 江戸のでき方半端ない
せっせと図書館にカンヅメで調べ上げたところ、江戸のでき方が半端ないことが分かりました。
まとめた方針は、今体験できる東京のむにみずべがどのように生まれたか。
今回はむぎゅっとPDF一枚にしました。
江戸の水辺に関わる工事は主に3つ、
①飲用水確保
②江戸城の築城
③交易路の確保 に分類できますので、
それぞれ色分けして、地図と年表に表示しています。
やはり天下普請と称して、国を挙げてかけた資金力が半端ないので、むにみずべも、そりゃ生まれるわという感じです。
ちなみにこの一大工事を有力大名にやらせるのは、幕府体制を盤石にするインフラ整備に加担させることで、
軍事的にも資金的にも反旗を翻すことを難しくさせる方法のようです。(参勤交代もですね)
はてなんだか、このやり口、
ITで世界を取った後で、後続を突き放すGAFAの戦略にも似ているような気がします。
ITはベンチャーからでも天下を取れるような業界に見えますが、
Amazonの倉庫物流網、Facebookの地下ケーブル、Google程のデータセンター網や、Apple程の店舗網といった、
ハードインフラを後続の企業が真似することは不可能であり、
さらにGAFAは有力なライバルになりそうな企業が出てくると、もの凄い資金力で買収し取り込みます。
天下人の戦略はどこも同じなのかもしれません。
いやはや面白い。大阪や京都、各都市まとめたいですね。
参考文献
江戸・東京の川と水辺の事典 鈴木理生著
柏書房
the four GAFA 四騎士が創り変えた世界
スコット・ギャロウェイ著 東洋経済新報社