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大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」(7)「好機到来『籬の花』」(2025年2月16日NHK総合20:00-20:45放送)
老舗地本問屋西村屋(西村まさ彦)が浅草の本屋・小泉忠五郎(芹澤興人)と新しく作った『新吉原細見』。問屋仲間に披露しているシーンで、とある問屋さんの「小川紙ですな〜」というセリフが入る。小川紙とは現在の埼玉県比企郡小川町で作られている和紙のこと。江戸時代にはすでに江戸の紙需要に応じていたことがわかる。大河ドラマの公式Xでも投稿(下の画像)があった。
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実はこの和紙、大東文化大学100周年のオリジナルグッズ製作にも用いられた(本学の埼玉キャンパスは小川町すぐそばの東松山市にある)。当時、100周年記念事業推進委員会委員長であった小生もアイディア出ししたもの。
書道教育に力を注いでいる本学と、国の重要無形文化財やユネスコ無形文化遺産となっている細川紙で知られる小川町は、2021年5月に連携事業に関する包括協定を締結しており、新しいコラボグッズの開発を進めてきました。
約2年の歳月を経てこの度、オリジナルの書道用紙が完成し、「書道用紙」「一筆箋」など、大東文化大学創立100周年記念のノベルティグッズとして展開していきます。
ちなみに本学は印刷・製本の町として知られる板橋区に本部を置いている。もっとも板橋区に印刷業・製本業が多くなったのは大正時代以降のことで、江戸時代の本屋さんとの関係はない。
画像は東博の「【公式】特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」/特別展「江戸大奥」のXへの投稿から引用