幻影細胞について(石灰化歯原性嚢胞)

大原則として何らかの刺激により細胞の代謝障害にが生じて変性を起こし、原因となる刺激がなくならない場合やがて壊死(細胞死)をもたらす。
つまり変性は可逆的,壊死は不可逆な変化と言えます。
石灰化歯原性嚢胞には裏装上皮がケラチンへの分化傾向と遺伝子の変化が認められます。
ケラチンへの分化を示す→細胞内に角質変性→持続すると細胞死して幻影細胞になる。

幻影細胞は皮膚科領域の毛母腫にも認められ、同腫瘍は立毛筋の付着しているbulgi領域に由来する(bulgi領域にはメラノサイト原基及びケラチノサイトの幹細胞を含む)。

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