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罪悪感の手放し方〜合理的にバカになるために〜

今回はこちらのメッセージをシェアします。

公式LINEに頂いたメッセージです

罪悪感については過去、ブログやメルマガで何度も触れてきたのですが、今日は改めて、罪悪感に感情スキルをどうやって活用しようか?

という観点から考えてみたので、ぜひ読んでみてください。

「罪悪感」の正体

「罪悪感」という感情をぼくなりに、「3歳までの感情」に分類するなら、それは「恐れ(不安)」です。

ぼくは「罪悪感」というのは、「許されたい」と思う心のことだと思っています。

人が罪悪感を感じる時、何か「許されない」と思うことをしてしまったと感じ、それに対して「許されたい」という思っている。

その状態を3歳までの感情に分類するなら、「(許されるかどうか)怖い」という「恐れ」の感情だと思うんです。

「罪悪感」を感じている時の体に意識を向けてみると、

・ちょっと体が強張った様な

・身構えている様な

・体が緊張しているような

そんな状態になります。

それは眉間のシワだったり、

ちょっと握り込んだ拳だったり、

ふくらはぎのハリだったり、

何かに表れていると思うのですが、体に緊張が表れている時は、きっと「恐れ」の感情をいだいている時だと思うんです。

恐れ」の感情から防衛本能が発動して「怒り」に転じる人もいますが、「罪悪感」を感じやすい人は、「怒り」を出すことが苦手な人で、「怒り」に転ずる代わりに「罪悪感」という形で「恐れ」が表面化しているのかもしれません。

罪悪感の根っこにある恐れをケアしてみよう

「罪悪感」を感じる時、何かに許されたいのだとして、「何に許されたいのか?」を考えるのは心の整理としては大事です。

ですが今日はあえて、そちらではなく、「(許されるかどうか)怖い」という「恐れ」の感情をケアすることに焦点をあててみましょう。

1.「罪悪感」を感じた。(感情認識)

2.「3歳までの感情」だと何に相当するだろう?

3.「(許されるかどうか)怖い」と感じているんだ。(基本感情への仕分け)

そうしたら、ここからさらに感情のケアをしていきます。

感情のケアは、「そっかー私は怖いんだー」とわかったときに、「なぜ怖いんだろう?」という心の整理、理解ではなく、出てきた感情の「傾聴」、「許可・受容」にまずは焦点を当てていく方向に意識を向けます。

「恐れ」の感情の傾聴とは、

・「怖い」のかー。

・「怖い」んだねー。

・気づいてあげられなくてごめんねー。

・「怖かった」よねー。

・ずっと実は怖かったんだねー。

・そうだったんだねー。

・そっかそっかー。

こんな感じで湧いた気持ちを聞いてあげる感じでしょうか。

感情スキル高めだなーと思うママ友が、泣いている子供に対してとる態度のイメージでしょうか。

そのママ友の様に自然にできる人もいれば、マネごとから始める人がいてもいいと思うんです。そんな風に「そっかそっかー」とまずは聞いてあげる。

そして、次は感情の許可・受容です。

先ほどの感情スキル高めなママ友さんなら、ちょっとだけ泣き止んだ子どもになんと声をかけるでしょうか?

子:「ママ、泣いてごめんね」

と子どもがもし言ったなら、

ママ:「いいんだよ。怖かったんだよね。怖いと感じることはダメなことじゃないよ。」

そんな風に言うんじゃないでしょうか。

そんなママ友が実在するかどうかは別として、そういうイメージが湧くってことは、そんなふうに気持ちを受け止めてくれることを求めてるってことだと思うんです。

それを、自分にやってあげます。不自然でもいいんです。実際には知らないママ像でも、理想でも空想でも良いんです。自分がとりあえずやってみる。

ママ:「いいんだよ。怖かったんだよね。怖いと感じることはダメなことじゃないよ。」

そうやって自分に声をかけて、自分の感情を許可・受容してあげましょう。

そうすると、気持ちがすこしずつですが落ち着いていきます。もともとの「罪悪感」という派生感情は、もしかするとどこかに行ってしまうかもしれないし、相手のことを想像して「罪悪感」に逆戻り、なんてこともあるかもわかりません。

が、こんな風に「罪悪感」という感情から、基本感情を取り出す練習をする中で、徐々に自分の心を単純化することができます。

合理的にバカになる

自分の心が複雑だと思う人ほど悩みやすいです。世界は難解であると思う人ほど頭を悩ませやすいのと同じです。

感情に関しても同じことが言えます。「怖い」「悲しい」「ムカつく」の3種類しか自分に感情がないなんてバカみたいです。だから罪悪感なんてものが自分にあると思ってしまう。

回転寿司も回らない寿司も、本当は同じ味がするのに、違うと思うことで、「違いがわかる自分」であろうとする。

感情が拗れるという現象は、違いのわからない味をわかったふりをした瞬間から始まるのかもしれません。

だからあえて、合理的にバカになってみる。そうすればそれ以上考える必要はなくなるからです。

「怖い」のだ
「悲しい」のだ
「ムカつく」のだ

そう、バカボンのパパのように。


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