りゅうちぇるさん自殺の理由 6/8 キャラクター化の影響?
「夫」らしく、正真正銘の「男」でいないといけない、ということにつらさを感じてしまった、というりゅうちぇるの言葉について書いておきます。「そうかもしれない」くらいに思って読んでいただくと幸いです。
結論は、りゅうちぇるさんには、他の有名人と比べ多くのキャラクターとパーソナリティがあり、そのことでの「つらさ」が自殺に結び付いてしまった可能性もあるということです。
まずは「ryuchellさんて?」から。
ウィキペディアより
ryuchell(りゅうちぇる、本名: 比嘉 龍二〈ひが りゅうじ[2][3]〉、1995年〈平成7年〉9月29日[4] - 2023年〈令和5年〉7月12日[5])は、日本の男性読者モデル[6]、タレント[4]、歌手[7]、実業家[8]。沖縄県宜野湾市出身。株式会社比嘉企画所属タレント兼代表取締役[9][10][11]。
元妻はタレントのpeco[3]。離婚届提出後も同居しており実質的には事実婚状態にあったが、「人生のパートナー」と称していた
<引用終了>
つまり、りゅうちぇるさんは、「男性」であり、「読者モデル」であり、「タレント」であり、「歌手」であり、「実業家」であり「pecoさんのパートナー」でした。さらに、「父親」であり、「元夫」であり、親から見れば「子ども」であり、兄と姉から見れば「弟」でもありました。また「女性」でもあったことはご存知の通りです。
ここで、キャラクターとパーソナリティの違いを簡単に説明します。キャラクターとは「性格」「気質」であり、生まれ持ったものです。反対にパーソナリティは生まれ持ったものではなく、育っていく過程のなかで生み出されたものと言えるでしょう。
このパーソナリティを難しい言葉で表現すると「役割性格」ですが、私は「自作自演の自分」の方が分かりやすいと思っています。
記事タイトルはりゅうちぇるさんのことですので、キャラクターとパーソナリティの関係については、私がもっと勉強した後にこのnoteに別記事として書きたいと思います。
それでも、私たちは「キャラを演じている」と言うことがありますのでもう少し書かせてください。
「生まれ持った性格を演じる」、何か変ですが、SNS上などでのニックネームでの「キャラを演じる」はあって良いと思います。もちろん、憲法にもある「良心」の範囲内で許されるものであり、匿名のキャラで他人を誹謗中傷するなどの行為は許されません。
以下のタイトルの記事もあります。
キャラを演じ続けるとストレスが溜まってしまう心理とその対策について | メンタルの強化書 (mental-kyom)
「TPO(和製英語だそうです)に合わせる」とは、Tはtime(時)、Pはplace(場所)、Oはoccasion(場合)、に合わせて役割を演技するという意味もあります。
たとえば新型コロナウイルス感染による肺炎で亡くなった志村けんさんは、スタジオで、『8時だヨ!全員集合』の時間に、「バカ殿」に扮した場合には「バカ殿」の役割になりきりっていたということです。
志村けんさんに、りゅうちぇるさんのような「つらさ」はなかったと思いますが、コメディアンに徹した志村けんさんは、シャイな性格であり、人一倍の努力家でもあったそうです。
それでもプロとしてあれだけの人気があった志村けんさんでも、本名「志村康徳」さんである時には孤独な一面も見せていたそうです。
「キャラを演じる」についてうまく説明できているとはとても言えませんが、無理をして「キャラを演じる」ことは、自分を混乱させる一因になるのかもしれない、ということは言えるのではないでしょうか。