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テーマパークとは アトラクションとは

本noteでお伝えしたいことは1つ。それは、テーマパークとアトラクションという言葉を間違って使用して欲しくないということです。テレビをはじめとするマスコミにも、SNSにおいてもです。

そう思う理由は単純です。サービス業がGDPの7割を占める日本において、今後もディズニーランドのような装置産業であるテーマパークが多くなると予想されるからです。

装置産業 - Wikipedia
装置産業(そうちさんぎょう)とは、一定以上の生産やサービスの提供のために巨大な装置(システム)を要すると考えられる産業、あるいは十分な装置や設備を整えればそれだけで一定の成果・収益が期待できると見られる産業を指す用語。
<引用終了>

現状はどうなっているでしょうか。テレビでもCMを見ることがあります。
完全没入体験テーマパーク「イマーシブ・フォート東京」パレットタウン跡地に、アトラクション12種 - ファッションプレス (fashion-press.net)

「完全(100%、パーフェクト)」に「没入(我を忘れるほどはまる)」イマーシブ(immersive没入)テーマパークが東京のパレットタウン跡地にオープンということですが、体験していませんので何とも言えません。それでも、テーマパークの本当の意味合いを知っているのかと疑問に思います。

東京ディズニーランドではテーマパークは「(乗り物やゲームがではなく)人が人を喜ばすパーク」として、遊園地(アミューズメントパーク)やアイアンライドパークと区別していました。

であるから、キャストはゲストに喜んでいただくために最高のサービスを提供するのです。

繰り返しになりますが、人が人をハッピーにさせる場所がテーマパークであり、機械やゲーム機などのものが人を楽しませる場所がアミューズメントパークということです。ぜひ、頭にインプットしてください。そうすることにより以下のようなネット記事を客観的に読めるようになります。

【国内】大人が本気で遊べるテーマパーク12選! (tripnote.jp)
富士急ハイランドもテーマパークだそうです。以前に「犬と遊べるテーマパーク」「タピオカのテーマパーク」という場所があると耳にしたことがあります。

それではアトラクションの意味合いは。

アトラクション【attraction】(「ひきつける力」の意)
①客寄せのために主要な催しのほかに添える出し物。余興。「講演のあとの―」
②遊園地の遊戯設備。広辞苑

「ひきつけるもの」です。それは乗り物やシアターなどに限りません。人の視覚や聴覚などで外部の刺激を体感できるパークの集客装置がアトラクションと私は思っています。

ちなみに「ひきつけるもの」であっても、東京ディズニーランドの「白雪姫の泉」はウイニー(ウインナ)と言われています。

お伝えしたいことをまとめます。
言葉にあおられてはいけないと思います。遊園地や何か同じものが集積している場所はテーマパークではありません。お客をその気にさせる(やってこさせる)マーケティングのセールストークとしてのテーマパーク、アトラクションという言葉には気を付けましょう。

ちなみに、テーマパークという言葉を最初に使ったのはウォルト・ディズニーであると私は認識しています。


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