見出し画像

「いのちの電話相談」に電話する前に行なってみていただきたいこ

 相談とは「問題の解決のために話し合ったり、他人の意見を聞いたりすること 大辞泉」であり、相談の結果、問題が解決しなくては意味がありません。もちろん、電話をして苦しみを聞いていただくだけで救われる人も多いと思われますが、電話相談すること自体をためらってしまう人も少なくないでしょう。
 
 そこで、「精神科医に行ってください」というアドバイスを受ける前に行なってみる価値があることを以下に記しますが、私が教えてもらい、経験したことであり、何かの本などに書かれていたものではないことをご承知おきください。
 
 会話中に突然「泣き出す」ことがあるなど、心に病がある人にも良い効果がある可能性が高いと思います。
 
_ 「書く」
 日記効果という言葉があり、「書く」ことで自律神経が安定し、精神的、感情的に良い効果があることは実証されていることです。
 
 具体的には、ストレスの解消や抑うつ(抑うつとは、気分が落ち込み、活動を嫌っている状況であり、そのため思考、行動、感情、幸福感に影響が出ている状況のこと 。ウィキペディア)や怒りを是正するなど、書くことは健康に良い影響をもたらします。
 
 書くことにより、「ありのままの自分を受け入れ、怒りの感情を認め、適切な方法で表現する」ことができる可能性があります。 それでも、適切な方法で表現(書く)するためには、書くことにストーリー性を持たせることが必要ですが、それは、決して難しいことではありません。以下のように「頭の整理整頓」をするだけですから。
 
先ず、「あなたがしたことはこういうことです」の「相手がしたこと」を1枚の紙に書いてみてください。
 
次に「私は今、こんなに苦しんでいます」の「苦しんでいること」を続けます。
 
最後に「あなたにして欲しいことはこういうことです」の「して欲しいこと」書いてください。
 
 これだけの作業で頭が整理され、「何か」が変化することでしょう。
 
 一日でも、いわゆる「三日坊主」でも効果はあるそうです。反対に、「できないこと」「無理な計画」にチャレンジすることはやめましょう。
 
幸田露伴の『努力論(渡辺昇一)』より
 
無理な計画を立てて、不遂行の習慣が身につくことを絶対に避けなければならない。これは、堕落卑屈の原因となり、はなはだしい不利益を招いてしまう。
世の失敗をみると、この習癖による挫折の原因になっていることが非常に多い。これは大いに心すべきことである。
<引用終了>
 
_ 感情脳を「空」にする
 紙に書いても何も変化がない場合には、防音性の高い多目的なカラオケボックスで上記内容を主に、叫びながら「暴れる」ことをお勧めします。
 
 「暴れる」といってもカラオケボックス内の物を壊したり、何らかの棄損(たとえば殴り書きなど)をしたりしては絶対にいけません。
次のような暴れ方をしてみてください。意識的に怒りを爆発させるということです。
 
・自分を傷つけた人の名前を出して「〇〇のバカヤロー!」「〇〇の卑怯者めが!」「お前がやったことは犯罪だ、逮捕されろ!」「10メートル以内に近づくな!」などと心から叫び、怒鳴る。
 
・100円ショップなどであらかじめ用意した雑巾の束や、嫌いな「ぬいぐるみ」にパンチしたり、踏みつけたりする。
 
・用意したテッシュボックスからテッシュを数枚ずつ取り出し、傷つけた人の分身と思い破り捨てたり、その人の写真があれば的にして、テッシュを丸めて投げつけた後に破り捨てたりする。
 
 時間は15分から20分くらいです。私の経験では、生まれて初めての大声を出して「暴れる」行為をした後、ふと、「私を傷つけた人たちを悟らせてやろう」という気持ちになり、「やって良かった」と実感したのは事実です。
 
 このように感情脳を空に近い状態にすることで、働いていないかった理性脳が働きだし、理性(道理によって物事を判断する心の働き。大辞泉)的になるになることができるのです。
 
 もちろん、あなたの頭上を覆っている黒い雲がなくなることはありませんが、雲の上から「汚れた下界」が少し見えてきます。私の場合は、自殺に至るほどの絶望感が消え去ったと言えます。
 
 ここで注意点を3つ、カラオケマイクを使わないということと、破り捨てた紙は持ち帰ること、「暴れる」ことを終えた後に歌うのは、気持ちが明るくなるアンパンマンのマーチ(古い?)などにすることです。
 
 紙に書くことより「暴れる」ことが最初であっても、カラオケボックス内は一人でなく、二人であっても構いません。
 
 カラオケボックスでなくても、海に近い人は誰もいない時間の海に、山が近い人は誰もいない時間の山で「暴れる」ことも効果的でしょう。
 
 以上です。心が疲れているあなたの上に平安の日々が戻ることを祈っております。
 
中村むねひら(ペンネーム) ホームページ https://munehira333.com/
 


いいなと思ったら応援しよう!