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オリエンタルランドの台風7号対応に悲憤慷慨(悲しみ憤る)

昨日16日にこのようなニュースが流れました。

FNNプライムニュース  
営業時間を短縮するという発表があったのは、午前10時半過ぎでした。
園内では、パレード終了後に「午後3時の閉園が決まった」との放送があり、訪れた人は・・・
「あまり来られないし、もうちょっと楽しみたかった」ディズニー閉園6時間前倒しで来園者落胆…台風7号接近で安全配慮 (msn.com)

オリエンタルランドは安全に配慮したと説明していますが、安全第一は当たり前のことです。元パーク運営のスーパーバイザー(運営本部の指導監督者)であった私から見ると「稚拙な対応」としか言えません。

※一般のスーパーバイザーは フランチャイズ本部におけるスーパーバイザーの必要性 – フランチャイズ研究会 (fcken.com) に分かりやすく書かれています。

「稚拙な対応」とはパーク運営責任者がマニュアルの有効性を全く理解できていないということに尽きますが、マニュアルの有効性の前に以下のサイトをサッとご覧ください。

株式会社ウェザーニューズ (weathernews.com)は世界最大の日本の気象会社です。気象庁の情報ように無料ではありませんが、舞浜地区などピンポイントの気象情報の精度の高さは比べ物にならないと言えます。本題から外れますが、自然災害(地震を除く)発生の可能性が高い自治体は、気象庁(各地気象台)の情報よりウェザーニューズ社から情報提供を受けた方が安全性は向上すると思います。

東京ディズニーランドの非常事態用マニュアルにはこのように記載されていたと記憶しています(イメージですが)。

台風
注意報 北緯20度を超え接近 予測する
ステージ1 襲来迄48時間 準備する
ステージ2 襲来迄24時間 実行する(装飾物の固定、取り外しや広報)
ステージ3 襲来迄12時間 最終確認する(キャストの出退勤含む)

今回は開園中の閉園でしたが、マニュアルではステージ1の段階でエマージェンシーをコントロールする司令部が設置され、ステージ3の段階で休園や運営時間の変更をパーク運営責任者が意思決定することになっていました。(繰り返しますがイメージです)

最後に一言。

「金返せ、無料券を出せ」など多くの苦情に対応したのは運営部のスーパーバイザーでした。

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