デカダンス#9 turbo charger 胸熱・感動シーンランキング
今週のアニメ・デカダンスで好きなシーンを勝手にランキングで紹介します!
(今週までの内容は含みますが、原作等読んでないので先のネタバレはありません。)
私のデカダンスとの出会い
今私のイチオシ、毎週楽しみでしょうがなくなってしまったデカダンス。
こんな2次関数みたいな盛り上がり方をみせるアニメは久々だと思いました。引き込まれます!見てない方はぜひ。
完全オリジナルってことで先の読めない展開にネットの評価も高い様子です。
しかし第1話を見たときはその話に全くついていけてませんでした。
主人公片手のない子じゃなくてこのオジサンの方なの?
要塞の必殺技ワクワク!ビームじゃなくてパンチ!?
え?しかもこれゲーム世界なの?
もう属性モリモリでパニックです。
そんな期待感のない状態から見始めたものの、まさかこんな名アニメだとは思いませんでした!
1話ごと明かされる展開が凄まじいこと…
そして今回、いよいよ謎生命体ガドルの生産工場破壊に乗り込みます!いやー、今回はかなりアツかった!
それでは名シーンランキング、行ってみましょう!
第3位 『作り物なんだ』
ついに工場の秘密を知ったナツメ。
エンディングテーマと共に語られる、すべてが作り物。
自分の親が死んだ悲しみも、こうやって一生懸命想いを持って生きたことも。作られた舞台のイベントに過ぎなかった。
背景の明るさとナツメの影が対比のような演出も素敵でした!
私自身そもそも自分が生きていた世界が偽物だったら…本物の世界ってのは何なのだろう…
とか考えたりするけど、そんなこと置いといて、核心に迫ってきてうぉー!ドキドキするー!
第2位 サルコジの決心
ここはなにかくすぶってる自分に重ねて感情移入が強いシーンでした。
自分ではなにか自信を、自身を持って生きられず、器用なのに使われるだけの存在だったサル。
本当は正義のヒーローとか自分も何者かすごい者になりたかった。そこをずる賢いターキーにつけこまれてしまう。
それでも正しいことをしていると信じていたかった。
無謀でもなんでも、信念を貫いて生きてる人に心が動かされるのは何故なのでしょう。
カブラギさんのその真っ直ぐさが、サルにはきっと輝いて見えたのでしょうね。
私自身、信念なんていつの間にか…どこへ行ってしまったんだろうかと考えてしまいます。
その最期の覚悟が、まさか自爆とは思わなかったです。逃げるターキーを捕まえるくらいの役どころだと思っていたので…
『楽しかったでやんす』がグッと来ました。
きっとその勇気をくれたカブラギさんのために、何かを返したかったのではないかと解釈しています。
なんにもできないやつと思っていたのに大きなものへ一矢報いる。その覚悟を見た。
ドナテロがサルを認めるところも素敵でした。いや、ドナテロは、本当はサルの心の強さを知っていたのかもしれませんね。
1位を前にちょっと他の見どころをご紹介〜
内部で待ち構えていた敵のボス、ゲーム警察の紫グラサン、フギン。ここの戦闘のスピード感、堂々としてブレのない正義。こんなのが警察だったら…怖すぎっす。
ジルちゃんの活躍
個人的にこういうチート級に強いサポート女子キャラ好きです。
ジルがセキュリティプログラムに攻撃を受けながらも手を止めない姿はかっこよかったですね!
『俺は前のままで良かった。居心地悪くしやがって。』
手下キャラ…と思ったら相関図見るとこれかつてのカブラギさんの仲間なんですね。ターキーというらしいです。(この記事書くため調べて今更知った)
劣悪で退屈で出口はなくてもそこが心地よい人もいる。社会でもそうなのだと思います。制約のない自由だけが正解ではない。
これはカブラギとミナト、ナツメとフェイのシーンでも同じでした。求めてるものは人それぞれ違うのでしょう。
さぁいよいよ第1位!
第1位 レバーを押すときパイプを思い出すカブラギ
システムの中で生き、それが当たり前だと思っていたカブラギさん。かつての仲間の処分があり、システムの中での暮らしに疑問を持って何気なく保護してしまったガドル。ただそれだけなのに…
愛着といつか来る決別を覚悟はしていたでしょう。でもいざそのレバーを握ったとき、自分の手でそれを下すのですから、その重さは…あの表情にすべてが込められてる気がしました。
目を開いたときそれは決心というよりまだ迷いを孕んだ目に私には見えました。
その中で彼はレバーを押したのだと思います。
本当の正義とは?秩序を守り安全に不自由なく生きるとは?
それは今の社会への問いかけような作品なのかもしれませんね。
こういうテーマ性があって考える余白を残した作品がすごく好きです。
デカダンスめっちゃ今回いい感じでしたよね。作画?なんか絵がとんでもなく良かった気がします。丁寧とは違う、実にこれにマッチした感じでありました!
いやー、そして何回見てもこのオープニングのセンスが素敵。
次回も楽しみ〜
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