北海道一周旅 6日目後半 芦別〜富良野
…前半からの続き
少々癖のある面白いオーナーさんに受付してもらった。「星に手のとどく丘キャンプ場」の名の通り丘の上にあり、眺望はとても良い。天気も雨男の私には似つかわしくない快晴。これは星空を期待してよいのだろうか。などと思いつつテントを設営。
その後このキャンプ場に併設されてあるジンギスカンレストランにて夕食をいただく。1人ゆえ相席となったが、相席になったライダー2人に話しかけたところなんと同い年。もう少し年上のライダーも混じり楽しくジンギスカンを喰らう。
羊を見てからのジンギスカンは格別美味い。
ミシュランにも載ったらしいここのジンギスカンはとても美味かった。美味しすぎたおかけで1人で4000円も食べてしまった。美味すぎる羊が悪いんだ。まったく。。
その後シャワーを浴び、戻ってくるとちびっ子が「まきぃいりませんかぁぁぁぁぁーーーーーー!!!!!!!!じゅっぽんごひゃくえんでぇぇーーーーーす!!!!!!!」とほぼ絶叫に近い声を上げて薪を売りに来た。軽トラの荷台に乗って。すこぶる楽しそうだ。ここは羊やうさぎと触れ合うこともでき、子供が遊ぶにはうってつけだろうなぁと思った。
夕焼けも綺麗だ。
そして星空はとんでもなかった。今まで全国各地を旅して回ったが、こんなにも綺麗な星空は見たことがない。天の川が肉眼で見えるくらいだ。天然のプラネタリウムなんて安直な比喩なんてとてもできない。暫し我を忘れて星を見上げていた。ちなみに星空にある線は人工衛星かと思われる。素晴らしい偶然だ。
その後仲良くなったライダーさんと薪を囲んで談笑した。星空を撮影したり、ビールを飲んだりとキャンプを満喫した。こんなにも楽しい夜は初めてかもしれない。
ライダーやチャリダーという点が一点に集まるだけでもなかなかだが、集まったもの同士が仲良くなるなんて本当に奇跡だと思う。こんな偶然があるから旅は面白い。そんなことを考えていたら眠くなってきた。
今日は人生で一番素晴らしいキャンプだったと心から言える。
おやすみなさい
おそまつ