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アルティガス庭園 Jardines Artigas - バルセロナの日本語交流の観光
バルセロナの日本語交流は、毎週、月曜日と水曜日と金曜日の夜に開催されていますが、そこで話し合って、休日に一緒に郊外へ日帰り旅行をすることがあります。まずは、月曜日と水曜日と金曜日の日本語交流に参加してみてください。案内は:
今日は、日本語交流で行った La Pobla de Lillet にあるアルティガス庭園 Jardines Artigas を紹介します。
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La Pobla de Lillet は、バルセロナから北西に約120kmの場所にある小さな町です。この地域はピレネー山脈の美しい自然に囲まれていて、豊かな文化と歴史を持つ観光地として知られています。
その中でもアルティガス庭園 Jardines Artigas は特に有名な、建築と自然が見事に調和したガウディも関与した作品です。
この短いビデオを観てください。この庭園はビデオの2分15秒からです。また、ビデオを最初から観ると、この庭園がある付近の雰囲気が分かります。
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アルティガス庭園の背景と歴史
アルティガス庭園は、20世紀初頭に有名なカタルーニャの建築家、アントニ・ガウディ (Antoni Gaudí) も設計に協力した庭園です。ガウディと言えば、サグラダ・ファミリアやグエル公園など、バルセロナ市内の壮大な建築物で広く知られていますが、この庭園は彼の自然への深い愛情と独自のデザイン美学を地方の自然環境に溶け込ませた希少な例となっています。
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この庭園は、ガウディがバルセロナの実業家エウゼビ・グエル (Eusebi Güell) から依頼された仕事の一環で、近隣にあるアスランサ工場の住宅を設計したことがきっかけで生まれました。
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工場のオーナーであるジョアン・アルティガス (Joan Artigas) に感謝の意を込めて、この庭園を設計したと言われています。ガウディはこのプロジェクトに取り組む際、自然と調和した設計を得意とし、庭園に流れる川や周囲の岩山を巧みに取り入れたデザインを採用しました。
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自然と調和したデザイン
ガウディの建築は、常に自然との一体感を大切にしていて、アルティガス庭園でもその美学が随所に感じられます。庭園の各所には、川の流れ、木々、岩場などの自然要素が巧みに組み込まれ、人工的な構造物と自然が一体となっています。例えば、石橋や小さな洞窟、滝などが庭園内に散りばめられていて、まるで自然がそのまま建築物に姿を変えたかのような感覚を味わえます。
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庭園の主要スポット
庭園内にはいくつかの象徴的なスポットがあり、それぞれが独自の魅力を持っています。
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石橋
アルティガス庭園の中央を流れる川を跨ぐ石橋は、ガウディの建築様式が最もよく表現された場所の一つです。この橋は周囲の自然と見事に調和していて、まるで川の中から自然に生えてきたかのような有機的な形状をしています。橋の手すり部分は石や木を使用し、人工的な要素を感じさせません。
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洞窟と滝
ガウディの庭園設計には、しばしば洞窟や滝が登場しますが、この庭園でも例外ではありません。川の水源から庭園内に設置された人工の滝は、訪れる人々に涼しげな雰囲気を提供します。滝の裏には小さな洞窟があり、まるで自然が作り出した隠れ家のような雰囲気を楽しむことができます。
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聖ゲオルギウス (Sant Jordi) 像
ガウディの作品にはしばしば宗教的なモチーフが取り入れられています。この庭園でも、カタルーニャの守護聖人である聖ゲオルギウス (Sant Jordi) の像が設置されています。庭園の高台に位置し、訪れる人々を見守るような配置です。この像は、ガウディの宗教的信念とカタルーニャ文化への深い敬意を反映しています。
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植物と石造りのベンチ
庭園の至る所にガウディ特有の曲線を活かした石造りのベンチが配置されています。これらのベンチは、庭園の自然に溶け込むようにデザインされていて、植物や花が周囲に配置されているため、自然の中で一息つくための完璧なスポットとなっています。庭園を散策する際には、これらのベンチでしばしの休息を取るのも一興です。
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ガウディの影響とその遺産
アルティガス庭園は、ガウディの代表作であるバルセロナの建築物と比較すると、より自然との一体感が強調された作品です。彼の他の作品が都市の中で目立つランドマークとしての役割を果たしている一方で、この庭園は訪れる人々に静かな癒しを提供する空間となっています。
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ガウディの設計に見られる特徴的な要素として、曲線の多用や有機的な形状、自然界からインスピレーションを得た装飾が挙げられます。この庭園でも、これらの要素がふんだんに取り入れられていて、建築と自然の調和が見事に表現されています。特に石や木材といった自然素材の使用が多く、人工物でありながらも、自然の一部として機能しているように感じられます。
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アルティガス庭園の保存と修復
このい庭園は長い間、忘れられた存在でした。特にガウディの他の著名な作品に比べて、その重要性が充分に認識されていなかったのです。しかし、20世紀後半にガウディの遺産が再評価され始めたことで、この庭園も徐々に注目されるようになりました。
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1990年代には、庭園の修復プロジェクトが開始され、ガウディが設計した当時の姿に可能な限り忠実に復元されました。この修復作業は、庭園の美しさを取り戻すだけでなく、ガウディが意図した自然との共生というテーマを再確認する重要な機会でもありました。
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現在では、アルティガス庭園は観光名所として多くの訪問者を引きつけていて、ガウディの作品を楽しむための場所として人気を博しています。特に、バルセロナの喧騒から離れて静かな自然の中でガウディの芸術を堪能できるため、地元住民だけでなく観光客にも愛されています。
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バルセロナからのアクセス
公共交通機関では行きにくいですが、バルセロナから約130kmと近いので 自動車で C16 を北上して、Guardiola de Berguedà で B402 に入って行けば、2時間以下で着けます。
レンタカーや自動車の手配ができない場合、日本語交流会の友達でも、こんなサービスを提供している人がいます。
ロコタビ経由で依頼の場合、それなりの代金が必要ですが、ロコタビを介さず、月曜日と水曜日と金曜日の日本語交流に参加して直接依頼すれば、レンタカーやガソリンなどのコストと飲食代だけで運転と案内を引き受けてくれるでしょう。また、より綿密な打ち合わせもできます。運転手を含まず3~4人いれば、1人あたりの負担は、公共交通機関で行くより安いかもしれません。少なくとも、バルセロナからあまり遠くないので、現地でゆっくりしても日帰りが簡単です。
バルセロナから公共交通機関で行くのはかなり面倒です。バルセロナから Ripoll まで RENFE の R3線 で行き、Ripoll からは、バスまたはタクシーを利用して La Pobla de Lillet まで行き、そこからこの庭園までは徒歩です。
バルセロナの郊外~カタルーニャをよく知りたいのであれば、バルセロナの日本語交流会で相談するのが一番良い方法でしょう。
バルセロナの日本語交流会
バルセロナの日本語交流は、毎週、月曜日と水曜日と金曜日の夜に開催されています。滞在が短期でも長期でも、バルセロナ滞在をより楽しくより有意義にすることができるでしょう。バルセロナの日本語交流会のミートアップで、全てのイベント情報を見ることができます。
月曜日と水曜日と金曜日の夜の交流会だけでなく、休日の昼間にはバーベキューやカラオケやピクニックなどもしていますし、今回紹介したような観光旅行もしています。
毎週月曜日、20時50分頃~22時50分頃
場所: The New Orleans Coffee & Tea Company
最寄駅: Virrei Amat (L5)
毎週水曜日、20時半頃~22時半頃
場所: Viena Calle Pelayo
最寄駅: Universitat (L1、L2)
毎週金曜日、21時頃~23時頃
場所: Restaurante chino Álex
最寄駅: Hospital Clinic (L5)
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