【18日目】オカネの話を始めよう
◆オカネとの『向き合い方』
前回までは『モト』の動きに着目した新しい「恋愛論」を語ってきましたが、今回からは同じように『モト』を通して観察した新しい
「オカネ論」
をお話していきます。
とはいえ、気をつけていただきたいのは、これは
「オカネの集め方」の話ではない
ということです。僕の『モトを通して観察した新しい「オカネ論」』を聞いても、お金持ちにはなれませんし、社会的な成功を収めることもできません。
そいういうのは他の「オカネ集め」の上手な人にお願いするとして……僕の話は「オカネとの向き合い方」の話です。
恋愛編でお話ししてきたように、恋の気持ちは僕たちの人生を左右するほどの、とても強烈な感情です。ですが、それにもモトによる
メカニズム
が存在していましたよね?
同じように「オカネ」という、僕たちの人生を翻弄するものにも「システム」があるし、そのオカネのシステムと僕の提唱する『モト』には、とても深い関係があったりします。
◆オカネとは何か? を考えてみよう
実際問題として、僕たちの生活とこの「オカネ」には密接な関係がある……というより、なくてはならないレベルのものですよね? ここ数年間、オカネなんて見てないよ! なんて人はおそらく一人もいないでしょう。
だからこそ、なんです……僕たちは
「オカネとは何か?」
ということを、あまり考えてなかったりします。
「オカネとは何か」なんて、普段あまり考えませんよね? だって毎日当たり前にやり取りするものですし、いちいち「これがオカネか……紙切れがモノと交換できる不思議なシステムだ」なんて、お財布を開けるたびに考えたりしませんもんね。
ですがこの「オカネ」の『多い少ない』が、僕たちのココロを大きく揺らすものです。心当たり、ありますよね??
僕たちが幸せに生きるためには、この「オカネ」はなくてはならないものなのかもしれません。しかしながら、ドラマの世界ではよく「オカネがいくらあっても、幸せにはなれないんだ」なんて語られたりします。
僕たちのココロと幸せ、それらと「オカネ」には一体どういう関係があるのでしょうか? それを探るためにはこの
「オカネとは何か」
をはっきりさせる必要がありそうです。
街ではお札やコインをモノやサービスと交換することで「オカネのやり取りが」行われますが、電子決済等ではそういうものがなくても「数値」がやり取りされます。ですからオカネの本質は、お札やコインそのものではなく「数値」であることが分かります。
この「数値」ってなんの数なんでしょうね?
これをもっと深く探るために、次回から先ほどの「やり取り」を
・オカネを使うとき
・オカネをもらうとき
に分けて考えてみようと思います。もちろんこれらは表裏一体で、誰かがオカネを使う時、その向こうにはオカネをもらう人がいる、ということもお忘れなく。