【1日目】煮え切らない『癒やし』では満足できないあなたへ(セカイのトリセツ)
◆今まで話せなかったすべてを語る「エキスパート編」
癒やさないスピリチュアル『モトの話』へようこそ。『モトの話』とは、霊感ゼロでも【解かる】スピリチュアル理論です。
シリーズ『モトの話』では、これまでに四冊の本で
という話をしてきました。
この中でいろいろ「はっきり言えないこと」があったのですが、これから始まる「エキスパート編」ではそれらすべての解説をします。どうして今まで「はっきり言え」なかったのかというと、それらについて話すととても長くなってしまうからです。それこそ、このエキスパート編をつづった本一冊分になってしまうような、とてもテクニカルな内容になるはずです。ですから、これまでは「くわしくはエキスパート編で」とはぐらかしながら、その内容を伏せてきました。
実際、上級編の最初に「テレビの構造を知らなくても、テレビ番組を楽しむことはできる」と書きまして、そして上級編では「テレビ番組の楽しみ方」のような『ジンセイのトリセツ』を作りました。つまり「人生を楽しい・幸せなものにするために必要な知識と、具体的な実践方法」をまとめたものが前著「上級編」なのです。
そして……ここから先の「エキスパート編」ではいよいよ「テレビの構造」のような話をしていきます。もちろんこれは『モトの話』なので、テレビの構造の話はしません。そうではなく、僕たちが生きている『この世界』の構造の話をします。もちろん僕が唱える『モト』というものが「本当にある」という仮定のもと、この『モト』の性質になぞらえて考察した、僕たちが実際に暮らしている『この世界』の構造です。
一つ前の本「上級編」では、僕たちの「ジンセイ」に関わる『この世界の構造』、たとえば
地獄と天国
生と死
大いなる矛盾
時間とジンセイの関係
関わりの網目
うにのトゲ理論
といった話をしてきました。また、人生を好転させる切り札
「許す」という動作のやり方
についても語りました。人生を「楽しむ」ための知識はそれらで全部です。
これらの話は、上級編のはじめでもお伝えしたとおり、あのときは「こうなんだよ」という言い切りのかたちで話を進めました。
そして……このエキスパート編で、いよいよ
という話をしていきます。これが「テレビの構造」に例えたテクニカルな話なんです。
上級編でも書いたことですが、物事にはすべからく理由というものがあると僕は考えています。上級編で語ってきたような「癒やしの言葉」が「なぜそう言えるのか」というのにも、もちろんちゃんとした「原理と推測」があるんです。僕の『モトの話』には、必ずこうした「裏付け」が用意してあります。何一つ「なぜか?」がはっきりしない状態にしてはおかない、というのが『モトの話』のモットーでもあるのです。
◆スピリチュアルの「なぜ?」に答える『モト』
先に挙げたような「不思議な世界の話」に分類されることは、これまでスピリチュアルな本やセミナーで「そういうものなんだよ」という語り口で、たくさんの人によって語られてきました。そういう方々はどうも『霊感』や『特別なチカラ』のようなものを持っていらっしゃるらしく、僕たち一般人にはわからないような不思議な視点で『世界の構造』について教えて下さいます。
僕も若い頃、こういう話にたくさんの本などで触れました。そしてそのたびに考えていたことが
でした。
そもそも僕が知りたかったことは「自分のような『みじめな人生』が【今】【なぜ】存在するのか?」であって、だからそういった「超自然的な能力のある人の知識」だけでは納得できないでいました。
たとえば、僕らは前世でやり残した何かをやるために生まれてくる、という話をよく聞きますよね。こういうことにも
「なぜ? どうして?」
としつこく考えていました。もし本当にそうだったら、僕たちに前世の記憶があったほうが絶対に効率がいいはずです……その記憶を頼りにそのまま修正すればいいわけですから。それなのに、なぜわざわざ全ての前世の記憶を忘れて生まれてくるのか? 不思議ですよね。
そういったこともスピリチュアルな世界では「タマシイの修行」だとか言われます。ここにも疑問がありました。なぜタマシイは「修行」をしなければならないのか。修行の結果、どうなれば成功なのか。そして、その「成功」がなぜ「成功」と言えるのか……社会的な成功とそういうタマシイの修行の「成功」はどう違うのか。
僕はこんなふうに「スピリチュアルな世界」には、人間の【アタマ】で考えられる疑問がたくさんあることに気づいたんです。
◆ココロをひもとく新概念『モトの話』誕生秘話
僕は若い頃からこういった「疑問」について熟考に熟考を重ね、やがて20代後半の頃に
という『ココロの仕組み』に気づきました。そして
ココロの【量】が感情とともにやり取りされている
ココロの【量】が一定条件のもとで勝手に増える
という「不思議な現象」を発見し、これらに合理的な説明をするために、さらに一生懸命考察を続けました。
そんなある日……僕はとある「激安の殿堂」にいました。そこには食べ物から洗剤から、化粧品から雑貨、おもちゃや家電製品まで多種多様なものが所せましと並んでいました。
その中に「ラバランプ」というものがありました。
「ラバランプ」というのは、透明なガラス管の下に電球がついていて、そのガラス管の中に色の違う二種類の樹脂が入れられていて、電球の熱でそれらがくっついたり離れたり、いろんな形になりながらグルグル対流するという、なんともアートな電灯です。
ドン・キ◯ーテの一角で、20代後半だった僕はそのランプをボケーッとアホみたいな顔で眺めていました(ナニコレおもしれーなー、と単純に思っていました)。
その時です。突然、さっきの「ココロの材料」についての疑問が一瞬で晴れる「とあるアイデア」がひらめきました。僕は周囲にお客さんがたくさんいるにも関わらず
「あああああああああああああ!!!!!!」
と叫んでしまいました。自分でもびっくりする大発見だったんです。
僕はその後しばらくして、「ココロの材料」と時間や空間との関わりについての疑問をすべて解決するその「とあるアイデア」をもとに、その「ココロの材料」に名前をつけました。何を隠そう……それこそが
なんです。次回からこの『モト』の名前の由来と、そこから本当の「モトの性質」の話に入っていきます。お楽しみに!