【Wi-Fiルーター】IPv6対応でもv6プラスNG?【備忘録】
「IPv6に対応していればv6プラスでも使えるので、どのルーターを買っても大丈夫ですよ(意訳)」と言われたのでIPv6に対応しているASUSのルーターを買ったら、全然大丈夫じゃなくて苦労した話(前編)です。
環境は戸建てでドコモ光(回線はNTT東日本フレッツ光、プロバイダはGMO)、ルーターはASUSのRT-AX56Uです。
※素人なので記事内に間違った表現などがあるかもしれませんが、ご了承ください。
ここまでのあらすじ
・過去の苦労話
・ひかりTVにはIPv6通信が必須だった
・PPTPを使用するVPNはv6プラスのサポート対象外だった
・色々試したけれどやっぱりWi-Fiルーターの調子が悪い
…などの話が読みたい方はこちら↓
回線を切断(物理)したのに繋がっている?
ドコモ光の契約以来、プロバイダであるGMOからのレンタルWi-Fiルーター(WXR-1750DHP2)を使用してきましたが、ずっと家のインターネット接続が不安定で悩まされてきました。
おそらくWi-Fiルーターが原因じゃないかとずっと思ってきたのですが、少し前にそれを確信させる出来事がありました。
不具合が発生するたびにルーターを再起動させてきたのですが、ある頃から、再起動後にルーター前面のINTERNETランプの点灯に時間がかかるようになりました。
また、いつもの不具合は「ステータス上はインターネットに繋がっているのに、通信が全くできない」というものなのですが、この時もINTERNETランプは点灯したままなのです。
そこで、ある時、いつもの不具合が発生した状態で、ONUからWi-Fiルーターに繋がっているLANケーブルを抜いてみました。
すると、何ということでしょう。
インターネット接続は物理的に切断されているのに、INTERNETランプが消えないではありませんか。
これは流石にWi-Fiルーターの方がダメだろうということで、交換または買い替えの相談も兼ねてネットトータルサポートへ問い合わせました。
やっぱりWi-Fiルーターがおかしい
ネットトータルサポートへ問い合わせると、「確かにWi-Fiルーターが疑わしいが、光回線が原因であるという可能性を排除するために光回線のテストをしたい」とのことで、ドコモ光の担当窓口へ取り次いでもらいました。
そこで光回線のテストをしたところ、なんと結果は「異常」。ドコモ光の修理申し込みをすることになってしまいました。
修理申し込みをした翌朝、ドコモ光の故障修理担当窓口から電話がありました。「再び光回線のテストをしたが、異常は見られなかった」「異常ではないものの、ONU(光回線の終端装置)の交換は無償なので交換しておくこともできる」とのことだったので、ONUの交換を依頼しました。
その後、依頼したのが朝だったこともあり当日中に交換品が届き、ONUを新しいものに交換しました。
これでまた様子見…かと思いきや、その日の夜に、再びいつもの不具合が発生してしまいました。やはり、ONUは不具合には関係なかったようです。
これにより、不具合の原因がWi-Fiルーターであることはほぼ確実であると確信しました。よって、ついにWi-Fiルーターの買い替えを決断します。
(レンタルルーターなのに交換ではなくて買い替えを選んだのは、Wi-Fiルーターの土台が割れているので返却時に破損とみなされてルーター代金が請求されてしまうかもしれないと思ったので、所有権がこちらに移る38か月が経つまで交換したくなかったから、そしてどうせならちょっと性能のいいものに買い替えようかな、と思ったからです。)
GMOに連絡する(必要は無かった?)
私はWi-Fiルーターについても毎月数百円のレンタル料金を払っているものだと勘違いしていたので、GMOにレンタル解約のために電話しました。
(実際にはレンタル代金は無料で、毎月数百円支払っているのはONUのほうだったようです)
すると、レンタル代金は支払っていないし、今返却しなくても契約から38か月経てば自動的に所有権が移るので手続きは必要ない、との回答でした。
そして電話を切る前に、私は少し不安だったことを質問しました。
私「では、こちらで新しくWi-Fiルーターを買おうと思うのですが、どのメーカーのものでも、IPv6対応のWi-Fiルーターであれば、v6プラスでも使えるんですよね?」
GMO「はい、IPv6対応と書いてあるものであれば大丈夫です」
…という会話があったのち、私は「IPv6対応」と書いてあるASUSのRT-AX56Uを購入しました。
新しいWi-Fiルーターにしたらネットが繋がらない
そして翌日、Amazonのお急ぎ便でWi-Fiルーターが到着。早速、付け替えて接続をテストしてみました。
しかし、エラーが出たり、読み込み中の画面で止まったり、さらにはGoogle Chrome が起動できなくなったりと、インターネットに全く接続できません。
ASUSのルーター設定画面(RT-AX56Uの場合196.168.50.1)を見ると、IPv6という項目が無効になっていたので、これを「flets-east」みたいな名前のやつ(うろ覚え)に変えてみたところ、Googleの検索結果やGoogle Mapは表示されるようになりました。
しかし、それ以外の多くのサイトは表示できないので、IPv4とIPv6で通信できているか判定してくれるサイト(ここ)で確認したところ、IPv6のみで通信になっていて、v6プラスは使用していない判定になってしまいました。
(GoogleのサービスはIPv6だけの通信でも使えるんですね。流石です)
どうすればいいかわからなくなってしまったので、再びネットトータルサポートへ相談しました。
ASUSのルーター設定画面をチェックしたり、ルーターを再び初期化したり、古いルーターに戻してテストしたり、ONUに直接有線で繋いで設定画面をチェックしたり、ONUも初期化してみたり…
1時間ほど粘って試行錯誤して頂いたのですが、結局インターネットに接続することはできませんでした。
GMOに相談したら…
しかたがないので、次はGMOに相談しました。すると、担当者から驚くような発言がありました。
GMO「そちらの機器は動作確認済みの製品ではなく、v6プラスに対応しておりませんので…」
は??
つい一昨日、同じ窓口の担当者から「IPv6に対応していればv6プラスも大丈夫(意訳)」って言われたからこれ買ったんだけど??
一昨日大丈夫だと聞いたので買ったのだ、ということを伝えても、「いえ、サポート対象外で、こちらにはASUSの資料は一切ありませんので…」という回答しか得られませんでした。
え?じゃあこのWi-Fiルーターは全く使えないの…?
…と、いうわけで、設定編へ続く。
(4/11追記)社会人になってしまい、忙しさと精神的疲労でかなり参っています…。続編の投稿は少し遅くなるかもしれません。。
前回の話↓