盲点を教えて~ジョハリの窓~
最近、ようやく好きなジャンルの勉強に戻った。今まで何をしていたかと言うと、FP2級の勉強。2という数字が好きな私は、3級を取ったことを機に2級にしたいと考えた。
しかしこれは、いけなかった。
確かに人生を実り豊かにするであろうFPの勉強は無駄ではない。しかし、大人の、人生の時間は限られている。趣味の時間は趣味、すなわち好きな勉強でなければモチベーションなど保てない。
この話はいつか書くとして。
今は心理系、メンタルヘルスマネジメント検定の取得に向けて勉強中だ。その中で出会った言葉「ジョハリの窓」と最近のできごとについて思ったことを書き散らしてみる。
ジョハリの窓とは
間違っていると怖いので、引用しよう。
他人との人間関係に影響する自分を、大きく4つに分けてみること。
簡単に言えば、自分の性格を4つの視点から見る。
1.自分も他人も知っている部分(開放領域)
2.自分は知らないが、他人は知っている部分(盲点領域)
3.自分は知っているが、他人は知らない部分(隠ぺい領域)
4.自分も他人も知らない部分(未知領域)
欲張りなのはわかっている
私のいいところって、何?
ホワイト企業に転職した。ずいぶん経った。
ブラック企業といってよいのかはわからないが、今まではいろいろと言われてきた。
仕事が始まってもいない初日、出勤した瞬間から「雇った意味がわからない」と言われた。のちにコミュニケーション能力がない、気が遣えない、発達障害ならうちでは特に金にもならないが、クリエイティブな仕事をやって赤字になるけど。飲み会に参加すると、謎の下ネタを言わせようとするムーブ(黙り続けて回避した)。週に一回は職場で泣いていた。
障がい者雇用に初めてチャレンジしたときは、仕事内容がインスタのいいねを押し続けるか、掃除をするだけ。ナルコレプシーだと伝えていて、この内容。しかも最終的には仕事場を、倉庫に追いやられた。
等々、まあ他にもいろいろあった。
今はこんなことはない。自分のデスクがあり、仕事があること。私の障害を理解した上で認めてくれる環境と一緒に働いてくれるみなさまには感謝しかない。
とはいえ、だ。今まで散々に否定されてきた私が、突然褒められ認められる環境に身を置く。ちょっと怖い。本当はダメなところがあるのだろうけれど、誰もそこを教えてくれないから困惑してしまう。
上司に訊いてみても、首をかしげられる。
え、今まで言われてきたことはなんだったん……?
盲点を教えて
いや、いい。ないならいい。変なところがないならそれでいい。
だからせめて、自分が知らないけれど他人はわかっているところを知りたいのだ。いいところも悪いところも。
私は離人症を患っていて、これがそこそこ強い。記憶が飛ぶし、常に自分が映画の中にいるように見える。他人事の自分は、とても自己分析がしやすく、いいところも悪いところも平等に見える。
だから褒めてもらっても、それは知っているとなることが多い。みんな似たり寄ったりの褒め方をするから、それ以外ないのかもしれないと考える。
欲張りなんだろう、きっと。
毎日死にたいしか考えられなかった過去、希死念慮が真後ろで常時笑いかけていた頃から少しはマシになり、褒められることを覚えたから。
でも、私の知らないところがあるのなら、それは知りたい。
自信をつける材料なんていくらでも欲しいし、私の知らないよくないところがあるなら治すための材料にしたい。
好奇心があるのは私のよいところだけれど、欲張りなのはよくないところだとしみじみ感じながら、勉強の続きを今日もする。
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