退職前日

あと1日で脱獄できる。晴れ晴れとした気持ちでいっぱい。もう、どうがんばっても相容れないあの人とも、永久に不機嫌なあの人とも、もう一生顔を合わせなくていいなんて。なんと素晴らしい世界!

今日、朝礼でボスから「あと1日ですね、ここで学んだことを振り返ってください」と言われたので、心の中だけで思案するのもなんだしせっかくなのでここに書き留めておこうと思う。

これまでの職場を思えば、今回はじめて部署のトップになり責任を負った。それに伴い他部署との連携も余儀なくされた。はじめて新人教育もした。相変わらずまともな人の方が圧倒的少数の中で、自分自身が他人に優しくできない瞬間があって、それは他人から優しくされないのと同じくらいかそれ以上に、心が苦しくなった。

意外と自分が完璧主義者であることも分かった。自分はガサツだと思っていたけど、わたし以上にガサツな人もいるものだ。で、集団行動の社会生活で、完璧主義の性質は意外と足を引っ張ることもある。自分でやったほうが早いと思うのも、あまり良くないらしい。ある程度他人に任せることの難しさも知った。

社会では、自分の意見をもつことよりも、上司の意のままになるよう従順な態度を見せるほうが大切らしい。こうの方がいいんじゃない?と思っても、それは言わないのがいいことの方が多い。でも何も考えてないのもよくないらしい。むずかしいね
でもこのあたりは入職当初よりもだいぶ上手くなったと思う。まるくなったね、とも大人になった、とも言われた。「まるさ」は、社会においてとっても重要なことらしい。

プライベートなことはできるだけ話さない方が向いている。職場の人と仲良くなるのは、仕事を円滑に進められればその程度まででいい。機嫌も常に一定に。高い日はいらない。むしろ、どうしても気分が上がらない日もあって仕方がないので、普段からそれがバレないくらいの(これも、円滑に仕事が進められる程度の)テンションで過ごしていた方が保身にもなる。

こんなところか。

面倒になってきたので、最後に、次回の転職に活かせる今回の職場のハード面での反省ポイント
・暇すぎるのはダメ。魂が抜ける
・終業時間は早めがいい。夜のフリータイムの確保は大事
・連休はやっぱり要る。旅行への途中合流悲しい
・毎日ある程度メンバーの変わる体制。無理な人とずっと一緒は本当に無理になる(語彙力)

以上。

肩の力抜いて、適度な無責任さで、新天地でもなんとかやっていこうと思う。

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