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映画感想#1『グレイテスト・ショーマン』

久しぶりに文章を書きたくなってきたこの頃なので
数年ぶりにnoteかきかき。

以前はおいしいもの食べて
おいしい!!!っていう感情を
色々ふざけた文で表現するのが大好きでしたが、
最近は自分が感じたことを
残しておかなきゃなーって思いまして。

きっと文字を書くのが好きな人はそういうことを
何度も考えたことがあるはず。

特に私はすぐ忘れてしまうので・・
文章とか写真とか大事にしていきたい民でございます。

自分が書きたいときに
1か月ぶりでも1年ぶりとかでも
大事に残しておこう。


そんなわけで今回はグレイテスト・ショーマン観たよってことで
感想かきかき。

以下レビュー! ※ネタばれあり
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姿かたちや出身に関わらず、人は何にでもなれる。

近くにいる人への愛を忘れずにいられれば
一緒にどこまでもいけるんだなと思えた作品。

1時間45分で展開早くとっても観やすかった!

以前年末年始のamazonsaleで購入したんですよね、
映画館にそれぞれ違う友達と3回観に行った想い出。

この映画は本当に音楽が良いですよね…全部好き。


最初の”Million dreams”から映写機で
何かを映しはじめたような

幼少期に主人公のバーナムが
奥様のチャリティーを楽しませるために
壁に影を大きく映していたような

wishing machine(お願いマシーン)を回して
美しい影と光を夢に見立てて
あたりを照らしているような

そんな風に聴こえる音楽でぴったりだなと。

サビになった瞬間歌詞通り
本当に色彩があふれてくるみたいに
キラキラ聴こえるのもまた素敵ですよね。

"The brightest colors fill my head"

そんな感じでどの曲もシーンと背景に
ぴったりはまっていて、
それだけでもジーンときてしまう。


フリークショーを題材にしているけど、
自分は小さいころ読んでいた
ダレン・シャンっていう小説の中で取り上げられていたので
「あれか!」とすぐに背景やらなにやら理解できたけど、
最初に見た方にとってはある意味インパクトありそう。

フリークは個性でユニーク。

今の世の中だったらそういう風に
当たり前として考えられる土壌も整ってきていると思うけど、
見慣れないものを恥ずかしいものとして見えないように
排除するのが普通とされていたその当時からすると、
サーカスメンバーになった方は地獄のような日々だったんだろうな。

知らないもの、わからないものっていう
恐怖の対象として差別と偏見に囲まれていて、
私たちには想像すらできないような毎日だったんだろう。


当事者ではなく、
その環境を変えようとしていた人たちも
本当に勇気がいったと思う。

プロデューサーとしてスカウトされたカーライルも、
空中ブランコの乗りてだったアン
(その当時のイギリスでは珍しかった白人ではない方)
を愛してしまって、

ただ彼はそれがすぐに受け入れられる状況にいなくて、
勇気もなくて。

彼自身も何を受け入れるべきか、
大切にするべきなのか迷っていて。

自分の気持ちなのか、
周りからの期待そのままの姿なのか


オペラを聴いている時のシーンが印象的。
カーライルは勇気を出して彼女の手を握るけど
周囲の視線を感じて離してしまって、
アンは傷ついてその場を後にする。

その時の彼は彼女のことを追いかける勇気も、
後ろ姿を見送ることもできず、
まっすぐ前を見つめていて、とても残るシーンだった。

カーライルが感じる葛藤が
演じているザック・エフロンの表情によく表れていて
素晴らしいなと思いました。


”Never Enough”は名曲。歌の力とメッセージ性。

この1曲の間に登場人物たちの人間模様が
次々映し出されていったのが良い描写でした。

この曲を歌っていた歌姫のリンドも、
主人公バーナムの奥様も、2人とも美しく強い女性で
考えさせられることはあれど
どちらも悪くないなと思ってしまった。


他の曲もすべて良かったけど、
サーカスの皆さんが力強く思いを歌いあげる度に
涙腺が緩くなってしまった私です。

髭女の方の"This is me"は圧巻でした。
歌は言葉だね。


どんな姿かたちでも愛と尊厳を持った人間で、
自分たちと全く違いはない。

どんな人も美しく描かれている映画で素晴らしかったです。

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