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「もしかして私のために作られたんかもしれん」って思う歌たち

なんかさ歌ってほんとにすごいよねと思う。

この前高知に遊びに来てくれた友だちと
自分にとってのファイトソングとか
好きな歌のこととか、たくさん話をしてより思った。

私が頭の中でもんもんと思っていたことや
ぐるぐると考えていたことを言語化してくれて
「そうそれが言いたかったの!」ってなるし
「この歌は私のために作られたのかもしれん」
と思うことがよくある。

そして
時には、背中を押してくれたり
時には、寄り添ってくれたり
そういうもんだと受け入れられなかったことを
受け入れられるようになったりする。

私が「私のために作られたのかもしれん」
って思っているってことは、
きっと同じように「私のために作られたのかもしれん」
って思っている人が日本や世界に
何万人もおるんやろうな。

そして、受け取り手の状況はそれぞれなのに
その一人一人の背中を押したり
寄り添ったりしてるんやろうな。

と思ったら
いや、本当にすごすぎる!!!!!

ということで、私が今まで
「私のために作られたのかもしれん」
と思った歌たちを置いておきます。

きっとどこかに私以外にも
「これは私のために作られたのかもしれん」
と思う人がいるかもしれないから!

①『眼福』 米津玄師

高校3年生のときに祖父がなくなった。
テスト週間の最終日だった。

末期の肺がんだったので、
もう延命治療はもうしないと決めて
緩和ケア病棟に移っていた祖父。

確かにいつその時が来てもおかしくなかったけど
なんとなく、まだ先のことだろう
と思っていたんだと思う。

祖父が亡くなる前日、
母に「おじいちゃんに会いにいくけど行く?」
と声をかけられたとき
「明日がテスト最終日だから、
テスト終わったら会いにいく!」
と一緒に病院に行かなかった。

その次の日、まだ薄暗いくらいの早朝だったと思う。
「ゆか!おじいちゃんが亡くなったって」
と母に起こされた。

「あれ、今日の夜に会いに行く予定だったんだけど?」
と訳もわからず、取り合えず車に乗り込んで
病院に行った。

ベットの上のおじいちゃんの顔を見たあと
「きっとおじいちゃんは
テストは受けろって言うから、
学校行っておいで」
と受験生だったこともあり
母に学校に送りだされ
その日はテストを受けに行った。

その日だったのか、お葬式の日だったのか
どこに向かう道中だったのか全然覚えてないけど、
姉と車に乗っているときに流れてきて
一緒に聴きながら、思い出話をした歌。

『眼福』 米津玄師
作詞:Kenshi Yonezu
作曲:Kenshi Yonezu

何にも役に立たないことばかり教えて欲しいや
あなたのそのくだらない話を灯りの麓で
今だけ全て見えない聞こえないふりして笑おうか
何にも役に立たないことばかり教えて欲しいや

きっとあなたと私はいつまでも一緒にいられない
何か食べようかここで話をしようか

「そんじゃまたね明日ね」
そんな風に今日を終えども
明日なんて見たこともないのにさ
随分あっけらかんとしてるわ
望むのは簡単だあなたのいる未来が
ただこの目に映るくらいでいい
私はそれで眼福さ

何にも役に立たないことばかり教えて欲しいや
こうしてひっそりと時が進むまま死ねたら僥倖さ
雨が降り落ちはねる音を聞くあなたに寄り添って今
何にも役に立たないことばかり教えて欲しいや

水の無いバスタブにふたり浸かり目を閉じている
雨が窓を突くここで話をしようか
「きっと二人は大丈夫さ」
子供みたいに笑う
その鼻先が頬を突いて笑う
言葉を捨ててまた笑う
望むのは簡単だあなたのいる未来が
ただこの目に映るくらいでいい
私はそれで眼福さ

「そんじゃまたね明日ね」
そんな風に今日を終えども
明日なんて見たこともないのにさ
随分あっけらかんとしてるわ
望むのは簡単だあなたのいる未来が
ただこの目に映るくらいでいい
私はそれで眼福さ
私はそれで眼福さ

②『あこがれ』 マカロニえんぴつ

これは先日書いたnoteのまさに
『【大学生2期】就活?いや、ラクロス!』
の時期に出会った曲。

大好きだった先輩たちが引退をして、
自分たちの学年が幹部になった。 

ATリーダーの先輩がかっこよくて
「あんなふうになるぞ」と
3年生のときにAT副リーダーに
立候補して、がむしゃらにやった1年間。

しかし、いざ自分が4年生になった時、
歴代の先輩たちがあまりに凄すぎて
「不器用で、圧倒的な強さもないし
引っ張っていくタイプでもない。
あんな先輩たちみたいなリーダーになれんぞ」
とぐるぐると考えてしまい、どうしても
ATリーダーに立候補できずにいた。

そんなとき先輩から
“歴代のリーダーだけが正解じゃないよ
自分らしくやったらいいと思うよ"
と声をかけてもらい

私は圧倒的強さで引っ張ることはできないけど

その分みんなに頼るところは頼りながら
誰1人も置いていかず

みんなが「めっちゃ楽しい!!」
ってなる空気を作ることはきっとできる気がする!

そんなリーダーになればいいのか!

という結論にたどり着いて
ATリーダーに立候補することができた。

その頃に自分を鼓舞するために聴いてた歌。

『あこがれ』 マカロニえんぴつ
作詞:はっとり
作曲:はっとり

覚めないで このままで 行けるとこまで
足踏みをする暇も頼るものもないさ

たまに褒められたいな
必要以上はいらない
けっこう自信過剰
どんなに頑張ったって
あなたにはなれないけど
憧れだけで生きていけるさ

才能ないとか
やめちまえとか言われても
憧れはやめられないから

雨の日の湿気った空気が
少し好きになった
たまに褒められても
それはおれじゃないかも
あれ なんで自信がない

どんなに頑張ったって
あなたにはなれないけど
仕方ないだろ 憧れてんだ
やめないよ
やめられるわけないでしょ
追いかけてるわけじゃない

探してるんだ
どんなに頑張ったって
あなたにはなれないなら
頑張ってあなたよりもすごくなろう
いつか いつか

なんか違うよな
だけどいいかなって
それはあり得ない
死んでるよ それ死んでるよ
頑張ってあなたよりもすごくなろう
いつか誰かのあこがれになろう

③『ひなた』 super beaver

こちらも先日書いたnoteのまさに
『【コロナ1期】ラクロスができなくなり、どん底』
『【コロナ2期】小学生のときの夢を思い出す』
の時期に出会った曲。

「イラストレーターやってみたい」
と気がついたけど
本当に上手くいくかわからないし、
やっぱり不安で、
挑戦するか、挑戦しないか
とぐるぐると考えていた時期。

コロナ禍にSixTONESの京本大我くんが
(私の推しです!!!)
ライブをリアル開催できないので、ブログで
「もしも、カバーライブをするならこの曲を歌いたい!」
という妄想セトリを組んで、
曲の紹介してくれていた中の一曲だった。

歌詞を見ながら、初めてこの歌を聴いたとき
「やりたいと思ってるんやったらやるしかないでしょ!」
と自分に向かって叫ばれてるんかと思った。

『ひなた』 super beaver
作詞:柳沢亮太
作曲:柳沢亮太

落ち込むくらいなら 期待しない
傷つくくらいなら 信じない

それで良かった はずなのに
如何してかなあ 笑えないや
無い物ねだりが ちょうどよくて
「どうせ」と 諦めるふりもした
触れてしまえば 大切になって
失くせなくなるって わかってたから

だけどもう 知ってしまった 想ってしまった
未来に期待しないなんて
あなたを信じないなんて
寂しくてしかたない
どうせ あなたといる場所があたたかい
傷ついても 傷つけたくない
自分に期待しないなんて
自分を信じないなんて 虚しくてつまらない
きっと 失くせない大切があるから
笑えるんだろう 日々は輝くのだろう

悩みは 理想を映す鏡で
諦めれば 楽にもなるけど
それが嫌だった はずなのに
どうしてかなあ 忘れるよなあ

本当はもう 気づいているんでしょう
わかっているんでしょう
どれだけ自分騙したって
頭から消えないくらいに 好きならばしかたない
どうせ 苦しい気持ちになるのならば
息切らして 走っていたい
自分に期待しないなんて
自分を信じないなんて 虚しくてつまらない
きっと 譲れない大切があるから
笑えるんだよ 涙の後にも また

陽がさせば 日陰ができるように
始まればいつか 終わるように
期待すれば落ち込むこともあるし
信じれば傷つくこともある
陽がさせば 日陰ができるように
始まればいつか 終わるように
期待すれば落ち込むこともあるし
信じれば傷つくこともある

だけどもう 知ってしまった 想ってしまった

未来に期待しないなんて
あなたを信じないなんて 寂しくてしかたない
どうせ  あなたといる場所があたたかい
傷ついても 傷つけたくない
自分に期待しないなんて
自分を信じないなんて 虚しくてつまらない
きっと 失くせない大切があるから
笑えるんだろう 日々は輝くのだろう

譲れない大切があるから
笑えるんだよ 涙の後にも また

④『リビング』 眞名子新

これは岡山への帰省から高知に帰ってきて
家に1人になったとき
どうしても父のことを思い出してしまうときの歌。

『リビング』 眞名子新
作詞:arata manako/motoki manako
作曲:arata manako

雨を知らせる西風が吹いた
この町は変な匂いがする

何の気なしに尋ねてみた
明日はやっぱり雨模様

特別なことなどいらない
ぼんやりと始まる晩御飯
食べ方が汚いと怒れるくらいそばにいた

いつかこの町を過ぎた時
どんなことを思い出せるだろうか
こすれば消えるペンのような
せわしない今をつかまえてくれるかい

シンと静まったこの部屋でひとり
安い電子ピアノを弾いてる
誰かをそっと慰めるより
自分を強くするために

毎晩大きな声で歌っていた
浴室のライトを浴びながら
うるさいという声も
今となっては家族のハーモニー
いつかこの町を過ぎた時
素敵だったねと思い出せるだろうか
自分が何かじゃなくたって
寝転んでいても構わなかったあの場所

もっといっぱいある気がするので、
もし思い出したり、
また新たな歌に出会ったりしたら
追記していこうかなー!

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