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ひねくれ北欧4か国周遊記④クリスマスはどこも開いていない


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4-1.朝ごはん


2023年12月25日月曜日
フィンランド・ヘルシンキ


クラウスKホテルというところに泊まりました。まず朝ごはんです。

北欧は物価が高いので外で食べるより、ホテルは朝ごはん付きにするのがお得、と教えてもらいました。そこで今回の旅行の宿は、朝ごはん付きで2名1泊3万円ぐらいまで、を目安に探しました。

クラウスKホテルのオシャレなカフェテリア
このシーリングライト、
有名なやつだったような気がするのですが、
名前が思い出せないです……
朝食はバイキング形式でハムとウィンナー
ティラミスが重層的な味でとても美味しかったです

夕方にフェリーに乗るまで時間があるので今日もヘルシンキを観光……と思っていたのですが、ホテルのWi-Fiで検索したところ、行こうと思っていたところがほぼお休みでした。

かもめ食堂のモデルになったラヴィントラカモメというレストランとか、アカデミア書店とか、アテネウム美術館とか、マリメッコ本社とか、マリメッコアウトレットとか……

クリスマスって稼ぎ時なのは日本だけで、キリスト教圏、というかヨーロッパではみんな本当にお休みの日なんですね……どっかしらやってるでしょ!くらいのテンションであんまり詳しく調べてこなかったツケがここで回ってきました。

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4-2.シベリウス公園

いちおう休みとはなっているものの、入れそうな雰囲気のあるシベリウス公園に向かうことにしました。不法侵入的な意味合いではなく、公園に休みってもんはないでしょ!という勢いです。

デザインディストリクトという名前の、
オシャレな通りのはずがどこもお休み
バス停を探して歩きます

ホテルのフロントで、デイパスポートという乗り放題のチケットを購入し、バスに乗りました。デイパスポートは一人9ユーロ(1400円くらい)です。

やっとバスに乗れました
電光掲示板が分かりやすくて一安心
昨日開いていなかったヘルシンキ市立美術館
今日も開いていない……と恨めしく見送ります
どことなく顔がジャパニーズ風な雪だるま
3頭身なところは西欧風な気も

バス停探しに多少苦戦したものの、無事、シベリウス公園に着きました。

しかし公園はフェンスに覆われていました……

一部分とかではなく、がっつり全体を覆うように気合の入ったフェンスが構築されており、メインのモニュメントに近づくことすら出来ませんでした……

奥に見えるパイプオルガンっぽいオブジェが
シベリウス公園の目玉ですが、
近づくこともできないというショック
フェンスの間にレンズを向け、頑張ってズームするも、
シベリウスおじさんの顔の像は見えず……
ただ、パイプオルガンっぽいのはカッコいい

公園に休みなんかない!と思っていたのにまさかこんなにがっつりお休みをしているとはびっくりです。ぽつぽつしかいない他の観光客も、フェンス越しに写真を撮ってさっさと帰っていく状態です。不法侵入的な勢いでフェンスをよじ登るわけにもいきません。

シベリウスおじさんもこれは悲しむはずです。朝からフィンランディアを聞いてメンタルをチューニングしてきたのに徒労でした……交響曲第1番(のクラリネットソロのところだけ)も聞いてきたのに徒労でした……

ただでさえあまり好きでないクリスマスが余計嫌いになります……(長期休業なので、こことカンピ礼拝堂が閉まっているのはクリスマスのせいではないのですが)

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4-3.テンペリアウキオ教会

気を取り直し、次はテンペリアウキオ教会をめざし、またバスに乗ります。ここまできたら、正直開いてなくてもいーやと思い始めています笑

日本車が多いような気が
建物の色が北欧っぽいような

坂を上ってやっとたどり着いたテンペリアウキオ教会はなんと人だかりができておりました。開いておりました。ヘルシンキに来て初の、まともな観光スポットです!

テンペリアウキオ教会
外から見ると洞窟とか祠みたいでした
入場料は一人8ユーロ(1200円ぐらい)でした。

中に入ると岩の壁と積まれた石、頭上から光が降り注ぐような天井が織りなす幻想的な空間が広がっておりました。

クリスマスツリーくらいしか木は無く、ただただ岩と石ばっかりなのですが、そこが強くて逞しい雰囲気でした。安易にウッディで柔らかい空間にしないで、マッチョな感じというか。物理的にゴリゴリしてるというか。

たくさんの祈りで天井を支えている、
というように見えなくもないような
やっぱり天から光が降り注いでるように見えるような
ともかく天上が荘厳です

今回、初の観光地らしい観光地に大興奮でした。他に開いているところが無いからか、沢山の人が集まっており騒がしいかんじではありましたが、それもまた観光地らしさかと思いました。

テンペリアウキオ教会を出ると、目の前にこれまた観光地らしいお土産屋さんがあり、続いてそちらに入りました。

怪しい置物があるお土産屋さん
この大量のクリスマスグッズの在庫は、
1年間どうするのだろうと心配になる12月25日当日。
トナカイと空の色が素敵なハンドメイド雑貨
オイバ・トイッカのバード風の置物。
本物と比べるとかなり安かったのと、
マークがついてなかったので、
おそらくリプロダクトなのでしょう。

色々買い物をして、なんだかんだ言いつつ大満足でホテルに戻ります。ホテルで預かってもらっていたスーツケースを回収し、いよいよストックホルム行きのフェリー乗り場へ向かいます。

朝早くから荷物を預かってくれたり、
色々親切だったクラウスKホテル。
お別れです。

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