ひねくれ革靴①はじめに:金は無いけど革靴が好き→フリマサイトしかない??
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1.革靴が好き
革靴が好きです。
まず革靴は、色んな要素を持っていて全然飽きません。
ex)ファッション、磨く・育てる、歴史、技術、素材、マーケティング……
革靴にかかわる仕事がタンナー、靴職人、修理屋にはじまり、今では靴磨き職人や靴ユーチューバーなどなど多岐に及んでいるのは、
革靴の持つ世界の、幅広さと奥深さゆえと言えるはずです。
中でも私が一番好きなのは、長く使えてオンリーワンの道具になっていくというところです。「革が化けると書いて、靴」とよく言いますが、「履き込んでお手入れしていくうちに、革がなじんで育って、自分だけの相棒になる」という経年変化がとても好きです。
そんな思いをブログに込めたいのですが、ひとつ問題があります……
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2.革靴ブログってレッドオーシャン
ーー革靴が好きで、その思いを世の中に発信したい。
ーーあわよくば小銭を稼いで、今までの革靴にかけた費用を回収したい。
ーー欲を言えば大金を手に入れて、ビスポークをしたい。
そんなよこしまな考えがあふれんばかりにあるのですが、革靴ブログって、レッドオーシャンです。競争相手がいっぱいいるというか、有名ブロガーさんがいます。
【レッドオーシャン:エヴァンゲリオンの赤い海のことではなく、競争が激しい市場のこと。激しすぎて血で染まっちゃうぜ、という物騒なワード】
冷静に、クレバーに、市場に入り込む余地があるかをまずはリサーチしようと思います。
まず革靴好きの語る革靴は、製法とか木型とかの話が多い気がします。タンニンなめしとかグッドイヤーウェルテッド製法とか、むずい話が多いというか。
ただ、職人の技術が芸術の域になるというのはよくわかります。最終的には革靴が手段じゃなくて、それ自体が目的になって、飾って眺めたりとか、コレクターとかになっていくというか。正しい革靴オタクなかんじです。
続いてファッション好きの革靴は、カラフルに革靴を集めていたり、靴下がカラフルだったりします。載せている写真も、全身のコーデ写真が多かったりします。(ブログ主さんも、シュッとしてる人が多い気がします)
革好きの革靴は、コードバンとか、アノネイとか、ラディカとかカバンとかの話ですね。財布とか鞄が好きな人も多いような。シボ革好きとか、スエード好きとかもいらっしゃいます。
磨き好きの革靴と、手入れ好きの革靴は違う気もしますね。鏡面磨きがあんまり好きじゃないとか、派閥というか宗教というかがある気がします。
中古好きの革靴は、古着好きな側面があります。掘り出し物探したり、綺麗に磨いて転売して高く売ったり、フィット感の話も多い気がします。
さて、切り口が色々あって楽しいですが、やはりどうにもレッドオーシャンです。血で血を洗うジャンルです。というかもうブログ全体が飽和状態ですよね、たぶん。
仕事のための道具として「黒のストレートチップに全振り・黒スト原理主義」という方は、あんまりブロガーにはいない気がします。写真が似たようなかんじになってしまったり、そんなにたくさん書くことが無いからでしょうか。ちゃんと違いが書けたら面白くなるような気もしますが、黒のストレートチップを沢山持っていないので難しいです。
いっそ純正シューツリーブロガーとかでさらにニッチなところを狙いに行こうかとも思うのですが、これもそんなに書けることが無い気がします。シューツリーはとても好きなのですが、これも写真がおなじになってしまう気がします。
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3.ひねくれブロガーがお届けする靴ブログ
ブログは、個人的な体験が生の情報として価値が出るのではと思っています。ネット見れば書いてあるような情報を切って貼り付けただけのブログにあまり魅力を感じないと思うのです。
ということで実体験に基づき、「ひねくれ先生 オレみたいになるな! 革靴初心者向け・フリマサイトで靴を買うとこんな失敗をするよ」というブログにしたい思います。
初心者に向けたというお題目があれば、多少話を端折っても許されるとか、知識不足がごまかせるとか、そういう邪心があるわけではありません。
単純に自分の失敗談がお役に立てば、という清い心なのです。
具体的になのですが、
革靴に興味が出た
→とりあえずフリマサイトで買ってみる
→失敗してさらに金を失う、靴への興味も失う
これを止めたい! というブログにしようと思います。
金がないけど革靴が好き! 革靴に興味が出てきた! という私みたいな方が、フリマサイトで悲しい思いをしないで済むようにしたいのです。
「フリマサイトで買うなんて、、、」という方は、(主観と偏見に基づいた)ブランド紹介もしていくので、そこだけでもご覧いただけたらと思います。
でも中古なんてケチくさい、、、と思わんでください。新卒でお金のない若者もいるかもしれないし、お小遣い制のおっさんもいるかもしれない。他のことにお金を使いたいから、靴にはこれだけ、というのもあるかもしれないです。
余談ですが、服に男性がかけるお金って、月5千円から1万円とからしいです。趣味にかけるお金、というくくりでも、同じくらいです。
え、毎月、ユニクロ1着しか買えない……
え、毎月、ゲーム1本しか買えない……
え、飲み会1回で吹き飛ぶ金額……
まあみんな事情はあるのです。そしてフリマサイトという、サスティナブルで消費税もかからず、若いうちから高いブランドものを試したりできる文明の利器に頼りたくなるのも必然です。安いからってだけではありません。
しかし、フリマサイトの出品者は悪意があったりなかったり、靴も確認すべき要素が多かったりで、十中八九痛い目に合います。
そんな私のような、安物買いの銭失いを減らしたいという清廉潔白な信念の元、おすすめ革靴ブランドの紹介と、中古でうまくいかなかったことをお伝えしたいと思います。
「ひねくれ先生 フリマサイトで靴を買うとこんな失敗をするよ」
はじまります!
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