ひねくれ北欧4か国周遊記⑬デンマーク版ゆく年くる年は女王スピーチと花火
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13-1.飛行機でコペンハーゲンへ
2023年12月31日日曜日
ノルウェー・ベルゲン
今日はデンマークへ移動の日です。ベルゲン駅からベルゲン空港までの移動方法がネットで調べてもよくわからず不安だったのですが、グーグルマップで検索したら一発でした。やっぱりGoogle先生は偉大です。日本で使うよりも情報の精度が高い気もします。
ベルゲンからまずオスロに行き、乗り継いでコペンハーゲンに行くというルートになります。ノルウェー・エアシャトル(Norwegian Air Shuttle)で、一人3万2千5百円でした。
ノルウェー・エアシャトルはLCC(格安航空)ということでちょっと不安でしたが、特にトラブルもなく快適でした。
ベルゲン空港からオスロ空港へは、50分で着きます。あの大変だった12時間の道のりがこんなに楽に行けるなんてとちょっとショックです。そしてオスロからコペンハーゲンへも1時間15分で着きます。飛行機というのはなんと素晴らしい乗り物なのでしょう。
コペンハーゲンでは、アスコットホテルというところに31日から2日までの3泊の予定です。朝ごはん付き、2名3泊で8万7千円でした。年末年始なので今までより良いホテルにしました。
日本時間の年越しはデンマークだと夕方16時でした。時差が8時間でした。あけおめLINEが来たので、「ごめん、同窓会には行けません、いま、デンマークにいます」とマウントを取りつつウィットに富んだ返信を試みましたが、誰もツッコミを入れてくれませんでした……
とりあえず、この国はスーパー等でもお酒を売っているという情報をキャッチしたので、セブンイレブンに行きました。
※スウェーデンもノルウェーもお酒の法律が厳しく、スーパーでワインは買えませんでした。
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13-2.女王スピーチ
ワインを嗜んでいたら、18時から女王のスピーチが始まりました。デンマークでは女王のスピーチは大晦日の恒例行事で、日本で言うゆく年くる年的なものだそうです。
デンマーク語でのスピーチ・字幕だったので、Googleカメラで頑張って翻訳しながら聞いたところ、女王が退位するというお話でした。
ググったところ、1972年に即位して、それから52年間、ヨーロッパで最も長く王位に就いていたそうです。
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13-3.チボリ公園
一休みしたところで、そろそろ外に出かけようかと思います。コペンハーゲンの年越しといえば、そう、チボリ公園です。
花火が上がりまくるパリピな街に繰り出します。
冷たい雨の降る中、どうにかチボリ公園までたどり着きました。入場料は、一人165デンマーククローネ(3600円ほど)でした。
チボリ公園は公園とついておりますが、とても古くからある遊園地です。1843年に建てられたそうです。
ウォルト・ディズニーがディズニーランドを作る際にモデルにしたり、童話作家のアンデルセンがよく訪れたりと、それはもう由緒正しいこちらのテーマパークですが、
お休みの期間がけっこう長く、1月からは4月中旬ごろまでお休みになってしまうので、大晦日のうちに絶対に行かねばならないスポットでした。
お店は色々開いていたのですが、アトラクションは残念ながら止まっておりました。にもかかわらず、徐々に園内の人が増えていきます。最初はなんとか行きたい方向へ行けるくらいだったのですが、次第に人が増えてきて、人をかき分けて進むということも出来ず、ただ流れに身を任せるしかないくらい混雑してきました。
混雑の中どうにかこうにか見物をしていたのですが、ついには一歩も動けないくらいの満員電車状態になりました。どうやらみんな何かを待っているようだったので、とりあえずその場で待っていると花火がたくさんあがりはじめました。皆さんこれを待っていた様子でした。
花火がひと段落して、ようやく人が動き始めました。年越しまであと1時間ほどですが、雨と人混みですっかりノックダウンされてしまったので、ホテルに戻ろうと思います。
なんとか無事、ホテルに戻ってきました。アスコットホテルは市庁舎のすぐそばなので花火はよく見えます。ちょっと得した気分、というか、わざわざ怖くて寒い外に行かなくてもよかったのではと思いました。
しかし最初はいい感じでしたが、このどんぱち、年が明けても続きます……
朝4時くらいまで花火は続くので、音に敏感な方は中心地から離れたところにホテルを取るほうがおすすめです……
「12月27日から1月1日までしか、花火を打ち上げてはいけない」等の法律は一応あるそうなんですが、こんなにたくさん打ち上げていいなら無法地帯と変わりません……よその国の文化というか、お祝い事ではありますが、トラブルに巻き込まれないように注意は必要と改めて思いました。