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生徒に興味がもてなかった

20代前半、児童や生徒に興味がもてず、興味をもとうと頑張りました。
頑張った結果、それでも興味がもてず、そんな自分が許せなかったため一度教員を辞めたことがあります。

興味がもてなくて一番困ったのは生徒理解ができないことです。
他の先生たちは職員室で「最近のあの子はこうだ」「この子はここが足りない」など生徒について雑談、情報共有していますが、私は話についていけませんでした。いつもわかったフリして話を合わせては自分はなぜわからないのかと落ち込みました。

今日は、改善の軌跡を簡単に振り返ってみます。

★先生になりたて
・自分の仕事で精一杯。土曜日は半日寝ないと疲れが回復しない。
・授業を進めたい、事務仕事を終わらせたいなどとにかく自分の仕事をこなしたい。
・慣れない仕事をした上で子供たちのことまで見る余裕がない(本末転倒ですが💦)
★若手 慣れてきたころ
・生徒の住所や家庭環境を覚えようとするが覚えきれない
・覚えようとしても興味が湧かない
・漠然と全体を見ていて、一人一人が見られていない
★最近
・挨拶+会話を心掛ける
・会話(雑談)で誰にどんな質問をするか予め考えておく
→家庭環境調査や申し送りに目を通すのは大切ですが、生徒から聞いた生の話が一番記憶に残る。断トツで!
その上で読み直す方が理解が深まる。

私は他人への干渉をあまりしないので、そういう意味で人への興味が希薄な面があります。
そこで無理に家庭環境覚えなきゃ!と覚えようとしても気持ちが伴わないのでなかなか難しいです。暗記苦手だし...。

行動を起こすことが興味をもつきっかけに繋がると思います。
その行動は「挨拶+会話」だけで大丈夫です。
一言でも質問をすると見ているだけではわからなかった色々なことがわかります。情報が手に入るとも言えます。
家族のこと、習い事のこと、ライングループのこと、交遊関係などなど...。
最初は興味がなくても、話してみると意外と面白いです。話を重ねるにつれ、聞きたいことが増えてきて、気がついたら興味が湧いてきます。

初任者のころ、初任者指導の先生が昔ながらの厳しい先生で、
「子どもに愛がないとダメだ」
としょっちゅう怒られていました。
その度私は、〈そんなこと言われても仕事多すぎて無理〉〈愛がない自分は先生が向いてないんだ〉と思って反発心ばかり芽生え...🌱

そんな当時の私みたいな若い先生たち、そしてそんな初任者指導のような"生徒への興味が感じられない若手の先生"を育てているベテランの先生に届けたいお話でした。

あなたは(若手の先生は)興味(能力)がないわけじゃなく、行動が足りないだけだよ、と思って少しずつ成長していければいいのではないでしょうか。

気持ちを強要するのではなく、行動の仕方を改善すると気持ちが伴ってきます。
明日はどんな話ができるかな...?

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