スロベニア生活44日目

5月13日木曜日。

昨日教えてもらったPrimerの設計をやろうと思っていたのに、大学へパソコンを持っていくのを忘れてしまった。何をやっているんだ、自分。昔から忘れ物、落とし物、そして遅刻が多いから本当に直したい。久しぶりにお母さんとも電話して、そして同じことを指摘された。気をつけます。


そして、やっと奨学金が口座に入金されたのを確認できた。ちゃんと受け取れるのかずっと不安だったからこれで一安心。そしてSONY銀行の便利さを痛感した。本来なら現地の銀行で口座を作らないと行けないんだけど、SONY銀行は海外通貨の口座も開けるからスロベニアの銀行口座を開くことなく、奨学金を受け取れた。買い物の時や銀行からお金をおろすときにも無駄な手数料がかからないから、留学予定のある人には本当にオススメしたい。



今日はいろいろなことがあったけど、一番の出来事は自転車が無事に直ったこと。そして私はこの自転車が無事に直った経緯にとても心がいっぱいだ。

今日も研究室でŽivaちゃんに会って、そして急に自転車は大丈夫か聞かれた。せっかく借りた自転車で修理までしてもらったのにすぐに壊れてしまったことを言うのはみんなに申し訳なくて、自分でどうにかしようと思っていたけど、おもいきってŽivaちゃんにべダルが回らなくなって乗れなくなったことを話した。そしたら、「私が昔乗っていた自転車もチェーンが外れてペダルが回らなくなることがよくあったから直せるかも。私の家と同じ方向だからアパートまで行ってみてあげるよ。」と言って、わざわざ私のアパートまで来てくれた。

案の定チェーンが絡まっていて、手を真っ黒にしながら直そうとしてくれたんだけど、へんなところにひっかかってなかなか直らなかった。ちょうどそのとき、同じアパートの男の子が自転車を止めるために近くを通りかかって、Živaちゃんが声をかけてその人も一緒に手伝ってくれた。あまりにも自然に声をかけて、彼も一生懸命に協力してくれたから、てっきり二人は知り合いなんだと思っていたけど、初めてあったらしい。結局解体しないと直せないという結論にいたり、自転車屋さんに持っていくことになったんだけど、二人とも手を真っ黒にして一生懸命にしてくれて、本当に本当に嬉しかった。せめてものお礼に部屋に置いてあったインスタント味噌汁と緑茶、味のりを急いで取りに行って渡した。彼にとって嬉しいお礼だったかは分からないけど、Živaちゃんはすごく喜んでくれたから、勇気出して渡して良かった。


自転車屋さんまでもŽivaちゃんは付き添ってくれて、途中でBUYOTHLONという森の中を泥だらけになりながら冒険?するイベントサークルのことを教えてくれて、誘ってくれた。空きがあれば私も6月のイベントに参加できるみたいで、とっても楽しみ。

自転車も自転車屋さんでみてもらったら無料ですぐに直してくれて、無事に乗れるようになった。たくさんの時間を私の自転車を直すために付き合ってくれたŽivaちゃんには本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。


最後に「知らない場所、新しい環境ってだけで大変なのに、こんな自転車で本当に最悪だったね。でも、助けを求めたらみんな助けてくれるから、どんどん言えばいいよ。」って。お願いすることで迷惑をかけて、それで嫌われたり面倒くさがられたりするのが怖いと思っていた私にとって、この言葉すごく心に刺さった。本当に彼女に出会えて良かったと痛感した。


せっかく自転車が治ったのでアイスクリームを買いに行った。
暑かったせいかすぐに溶けて手がベタベタになって大変だったけど、美味しかったからまあいいか。
次からはカップにしよう。


人へお願いする、頼ることもこの留学中にどんどん学んでチャレンジして行こう。



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