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力を貸してくれた人に直接恩返しはできないかもしれないけれど
今日は書けそう!書きたい!と思い、こんな時間にぽつぽつと文字を打っています。
ちなみにものを書く時は、iPhone派です。。
パソコンの方が早く打てるだろうと思われるかもしれませんが、入力ミスやら変換ミスが多く、打つ文字数よりバックスペースを打つ回数の方が多いのです...。
そんなわけで、毎回iPhoneで思いの丈を綴っております。
今回は、私を支え続けてくれている大切な言葉を紹介したいと思います。
長女が年長だった時、通っていた保育園の先生からいただいた言葉です。
当時私は病気を患っており、毎日長女を保育園に預かってもらっていました。
それまではバリバリ仕事ができていたのに、それが突然叶わなくなり、ただ家で横になっているだけの生活。
何一つ思うようにできず、自分が他の何かに乗っ取られ、別人になってしまったんじゃないかと思うような毎日。
ご近所さんからも心配されるほどいつもイライラし、いつも後悔と不安でいっぱいでした。
こんな状態だったにも関わらず、
「働かず寝るだけの生活を送っている自分が保育園に預けていいのだろうか。」
いつもそんな思いを抱えていました。
思い通りにできることが一つもない。
保育園に預けていることが申し訳ない。
この子の親として何もできていない。
この子が小学校に上がった時、まわりの子と同じように行動できるか心配。
お昼寝もしなければ、発表会にも参加しない。
友達と喧嘩しても謝れない。
そんな娘が1クラス30人もいる小学校に行ってやっていけるのか。
日に日に大きくなる思いを保育士さんに打ち明けました。
「他人の子供には寛容に優しくできることが、自分の子どもにできないのは、自分の子だから。それが普通。」
「自分の子供には、思いやりがあってお友達にも優しくて聞き分けが良くて…を望むけど、そんな子いたら逆に心配。」
「みんなと同じようにできなくていい。ならなくていい。」
「一人じゃ子育てできないから社会の力を借りること。力を貸してくれた人に直接恩返しはできないかもしれないけど、自分も何かしらの形で他の人の力になることで恩返しができればいい。」
「子育ては長いから、休息は必要。一緒にいすぎたり、疲れて子どもにあたるなら、自分の時間をしっかり過ごして、子どもに笑顔でおかえりが言える方がずっといい。」
「お母さん、もっと自分に優しくしなくちゃ。」
おそらく思い詰めた表情だった私に対して、こんな言葉をかけてくれました。(今書いていても涙が出てくる。)
人に頼ることは情けないことじゃないんだな。
こう思ったことを今でもはっきり覚えています。
みんなと同じことをやらなくてはならない。
できなくても、やりたくなくてもその場にいなければならない。
そうさせなければならないことが辛くて小学校の教員を辞める決意をしたのに、それを娘に求めていた自分に気づきました。
今は社会の力を借りよう。
できないことは人に頼ろう。
みんなと同じを求めるのをやめよう。
自分が健康でいられることに力を注ごう。
そして、いつか自分のできることで社会に返そう。
家族、保育園の先生、お医者さん、友人、ご近所さん、今たくさんの人の支えがあり、“社会に返していきたい”と思えるまでに身体も心も元気になり、動き始めることができています。
とてもありがたいです。
この言葉をくださった保育士さんのように、いつか自分も頼れる先の一つになれたら。
灯火を絶やさずあり続けたい。
それが今の目標です。