劇団四季「ライオンキング」
【過去の演奏会から】
日時:2024年5月24日(金)13時30分から
場所:有明四季劇場
ラフィキ 福井 麻起子
ムファサ 宇龍 真吾
ザズ 井上 隆司
スカー 北澤 裕輔
ヤングシンバ 塩田 忠鷹
ヤングナラ 松下 咲葉
シェンジ 田代 美里
バンザイ 光山 優哉
エド 中村 智志
ティモン 川島 創
プンバァ 福島 武臣
シンバ 大鹿 礼生
ナラ 朴 悠那
有明四季劇場でのライオンキング、専用劇場でのロングランということで、どんな世界なのか、期待して観に行った。
超有名な『ナーツィゴンニャー!』のア・カペラコーラスで始まる舞台は感動的だった。劇場が一気にアフリカになり、命懸けで生きる動物たちが示す自然の摂理を叩きつけられる。すごいパワーでライオンキングの世界へ連れて行かれる感じだ。
ライオンキングの歌手とスタッフの総合力は圧倒的だった。パーカッション2名、子役2名もいいアクセントで素晴らしかった。(子どもたちは学校へ行けているのだろうか)動物から草木に至るまでのあらゆる自然を表現し、それが一糸乱れない。メカニックも含めて、どうなっているのかわからない仕掛けだった。ありえないことが実現している感じ。専用劇場だから可能な効果なんだろう。
それぞれの動物の動きもそれらしく、それを人間が表現しているところを見せている。そのうち動物しか見えなくなる。まるで文楽の黒子を見ているような感覚になった。
特に動物の面には、なるほどのアイデアが仕込まれていて、見どころとなっていた。
それをここまで完成させるアイデアと意志と集中力に拍手を送り、また観てみたいと思った。