60系VOXYのウィンカーをLED化
我が家の愛車は中古で購入した2007年式のVOXYである。
以前にもウィンカーをバルブからLEDに変えようと試みたことがあったのだが、単純に付け替えるだけだとLEDの低消費電力に影響されて球切れを検知する機能が働いてしまい、いわゆるハイフラ現象(ウィンカーの点滅速度が早くなる)が発生してしまうので諦めていた。
VOXYにはヘッドライトの中の前方部分と側面部分とに2箇所のウィンカーが入っているのだが、今回スモールのLED1つが死んでしまったのでその交換に伴い、余ったスモールのLEDを側面に入れてみたところハイフラが起きなかったのでこれはいけるのではと思ってウィンカーのLED化に踏み切ることにした。
ウィンカーの型式は前方がT20、側面がT10という型式なのでまずはT20の爆光製品をAmazonで購入し、取り付けようとしたところで1つ目の事件が発生した。
なんと、ヘッドライトの中が狭くて長過ぎるT20だとつっかえて入らないのだ。
ちなみに純正のT20バルブは40mmなのだが、購入した爆光製品は57mmだった。
次に側面のT10を余っていたホワイトLEDに変えてみると、ちゃんと点灯はするものの色味が白っぽいのでウィンカーっぽくない。
ということで、短いT20とアンバー色のT10を買い直して再挑戦することにした。
次の日、2つ目の事件が起きた。
T20は37mmのものを購入したので、ちゃんとヘッドライト内におさまって点灯したのだが、T10がソケットに入らないのだ。
VOXYのソケットをよく見てみると、筒状のケース内に装着する作りになっており、差し込み部分の幅と点灯部分の幅が同じ製品でないと装着できないことがわかった。
そこでまた、アンバーのT10でかつ、製品の幅が同じものを購入し、翌日取り付けてみた。
今度は大成功で、やっとLED化が完成した!と喜んだのもつかの間、3つ目の事件が発生した。
なんと、ハイフラ現象が発生したのだ。
なぜ?ちゃんと確認したのに!?と思いつつ、もう一度確認してみると、購入した短いT20がハイフラ防止の対応品ではなかったのだ。
ではなぜ、点灯試験をしたときは正常だったのかというと、そのときはハザードでちゃんと点灯することを確認していたのだが、ハイフラ現象は左右どちらかの指示器点灯のときにしか発生せず、ハザードでは発生しないことがわかった。
要は確認不十分だったということだ。
ということでかなり嫌気がさしてきたが、気を取り直してハイフラ防止対応の短めのT20を購入した結果、今度こそ正真正銘のウィンカーLED化が完成した。
実に長い道のりだった。
本来であれば、T20とT10を左右で2個ずつ買えば良いだけだったので、2,000円もあれば完成する計画だったのだが、倍の予算を使った上に長いT20と幅が異なるT10が余ってしまうという大失態の結果だった。
でも久しぶりに車いじりができたので個人的には楽しいイベントであった。