期待していた医療費控除が還付されなかった

何年か前に医療費がかさんだ年があって、15万円ぐらいになったので医療費控除の確定申告をしてお金がいくらか返ってきたことがあった。

昨年はこどもの歯科矯正など、35万円ほどつぎこんだこともあって数年ぶりに医療費控除の確定申告を行った。

申告から1か月から1か月半で還付されるというので入金を心待ちにしていたところ、一向にその気配がない。

さすがに1か月半が過ぎたのでなにか手続き上のミスがあったのではないかと思い、税務署に問い合わせてみたところ、なんと還付金はゼロとの衝撃の回答をいただいた。

まさか、35万も払ったのに1円も返ってこないなんて。

あまり税金のことは詳しくないので、税務署の方に確認してみると、どうやら年収に応じて還付される税金の枠みたいなものがあって、オレの場合、その枠を住宅ローン減税で使い切ってしまっていると言うのだ。

では、どこを見たらその枠を使い切っているのかがわかるのかというと、年末に会社から発行される源泉徴収票の中の「源泉徴収税額」という欄が0円になっていると、もう還付される枠が残っていないという見方をするらしい。

なるほど、確かに0円になっている。

仕組みは理解できたが、納得はできない。

だって住宅を購入することを促進するために住宅ローン減税というものがあるのであって、そちらを受けたから医療費控除の還付がなくなるというのは、なんだかあらてのサギにあったような気分だ。

というわけで、GWの旅行代にでもあてようと思っていたもくろみが崩れ去り、トホホの結末となってしまったわけだが、戻っても来ない還付金のために無駄な確定申告をしてしまったと思いきや、実は確定申告をしたことで次年度の住民税が安くなるらしいのだ。

微々たる金額かもしれないが、それでもやったことに無駄はなかったということで今回もヨシとしよう。


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