リモートで殺される

企画・原案を秋元康が担当する話題作、「リモートで殺される」を観た。

「リモートで殺される」はその名から想像できるように、ある高校の同級生6人がリモートで会話している最中に登場人物がひとりずつ殺されていくというサスペンスドラマだ。

日本テレビで放送されたのだが、その裏側をHuluで放送するというコラボレーション企画となっており、秋元康らしい新しい試みとなる作品である。

まさに最先端のドラマらしく、話題はコロナ禍でなかなか外出もままならない状況の中、緊急事態宣言の解除を間近に控えたタイミングという設定で話は進行する。

リモートで参加していなかった同級生がアパートで焼死体で発見されたとのニュースを皮切りに、次々に襲いかかる魔の手。

そこには高校時代に自殺で亡くなったとされる同級生の女の子の存在が深く関わっていた。

ひとり、そしてまたひとりとリモート画面が消えていく中、最後まで残った野島絵里(本田翼)がようやくその真相にたどり着くが。

背景・構成・展開は非常におもしろく、コマーシャルがうっとおしいくらいテンポは良いので見やすかったのだが、結果論としてそんな理由で次々に人を殺しますか?と思うくらい動機が弱い。

なので、Huluで放送している裏側とやらに興味はあるが、絶対に見たいかと言われたらそんなことはないというのが本音だ。

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