クリーピー 偽りの隣人(2016)
これはひどい!
途中までがおもしろかっただけに、裏切られた感がハンパない。
ラスト10分でこれだけ評価が変わる映画もないんじゃないだろうか。
話の成り行きから隣に住んでいる西野(香川照之)が怪しいのはわかっていたが、注射一本でなぜか言うことを聞いてしまう人たち、自分の手で人を殺せないと言いながらあっさり西野家の母親を殺してしまったシーン、両親を殺されたにも関わらず言うなりになったままの西野家の娘、怪しさプンプンの西野家に不用意に飛び込む警察など、矛盾点がたくさんこの映画にはあって、まったく納得がいかないのだ。
ただ、香川照之の演技力は凄まじく、あんなに気持ち悪いと感じた香川さんを見たのは初めてだった。
とにかくストーリー的にはすごくおもしろいのに、仕上げが悪すぎてとにかく残念な作品でした。