我が家のキッチンに想いを馳せる9月
この家に引っ越してきて、そろそろ3年になる。
3年前、一緒に住むと決めてからすごいスピードで物事が進んで行った。
私の性格上、決めたらすぐ実行したいタイプなのだ(これは自分の良いところでもあり悪いところでもある)。
幸い内見一件目で素敵な部屋に出会うことができて即日決定。その約1ヶ月後には引っ越しの段取りとなった。
今の家に決めたきっかけは、リビングに開放感があって眺めがいいこと。
これは夫と2人でいいねと思ったポイント。
実は私にはこの家が気に入った理由がもう一つある。
内覧の時にキッチンに立った夫が放った、「ここなら一緒に並んで料理ができるね」という言葉だ。本人はもう覚えていないだろう。
ちょうど引っ越す前が、どちらかの家で一緒に料理をすることが多いタイミングだったからかもしれない。
スパイスカレーや、夫が釣ってきたタコでたこ焼き、お皿に乗り切らないほどの天ぷらも作った。しかしお互い当時は一人暮らし。キッチンは2人で並ぶとぎゅうぎゅうだった。
この言葉を聞いた時、夫がこの部屋で私と一緒に暮らす具体的なイメージをしてくれているんだなという嬉しさを感じたのと、「色々急に進めすぎたかな…」という心配がこれからの生活への楽しみに一気に変わったのを覚えている。
今では朝のコーヒーと食後の洗い物は夫担当、基本的な料理は私と自然に役割分担している。というのも、料理が私のストレス解消の一つなので、最近は一緒に料理をしなくなってしまった。
がらんどうとしていた内見の時から、当たり前だが随分とキッチンには生活感が出た。ここで一緒に暮らしてきたんだなぁとしみじみ感じる。
去年もこの時期にこのことを思い出していたっけ。
毎年引っ越した時の気持ちに戻れるみたいでなんかいいな。
久しぶりに夫に料理の誘いをしてみようと思う。
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