団運営を終えて

先日グラブルにて4年間運営してきた団を解散したので書きます。

・団スペック
本戦全日30億
日割りノルマはなし、一応最終順位ノルマはあり
勝てる日は走れる人で、無理そうな日は早めに引く
リアル優先
出来れば2勝↑

こんな感じの中堅団で、大体最終の団順位は500~2000位あたりが多かったです

・団長になったキッカケ
当時の団長と揉めて向こうが逃げ出した後、俺が理想の団にしてやるぜーー!!って感じだったと思います(多分

・団解散の理由
自分自身のモチベ低下と団運営の行き詰まりを感じた為

ざっと前提情報などを出したので、ここからもっと詳しく書いていきたいと思います。

・団の沿革

先程も軽く触れましたが、団長になった経緯はB帯の新設団に入ったものの当時の団長と揉めて最終的に向こうが逃げ出したので団長になりました。

なお当時の自分は元々A帯の団からモチベが下がってきて半隠居みたいな感じでB帯に降りてきてました。

そこからはB帯という事もあり育成枠で人を集めながら、自分は戦力的に余裕があるので編成相談やマルチなどを手伝って団を育てていき、徐々に本戦後半A帯→全日A帯→3.4日目10億→全日10億→3.4日目30億→全日30億と上がっていきました。

・団の強み


とにかく長く居てくれる方が多かったです。
特に傭兵の人の8割はそのまま正規団員として定着してくれたので凄く助かったと同時に団の雰囲気も良かったんじゃないかと思います。

そして何より4年間、常に2勝↑をキープする安定感
進退判断の速さと勝ちに行く時の団員の粘り強さも相まって戦績は安定しており、最後まで負け越しはゼロでした。

・団の転換期


ここから苦労話が多くなります。
1つ目の転換点は数年前の古戦場で箱改変が行われた時です。
現在では45箱目以降の戦果が増えるのは当たり前になってますが、昔は何箱掘っても戦果は一定でありそれを前提に十天最終の予定を組んでる人が多かったです。
しかしこの改変で団の大黒柱である副団長が破壊され、他にもモチベが下がった人も多かったので団運営にかなり制限がかかりました。

元々この団は連戦などを企画してくれる副団長1、新しく入った人を巻き込んで団を盛り上げる副団長2、そして戦力・知識面の自分という感じでバランスが取れていました。

この時に副団長2が破壊されてしまい、団の活気が下がり気味になったのがかなりキツかったです。
そこから数年、騙し騙し続けてきましたが最終的に完全に活気を取り戻せないまま終わってしまったので…

2つ目の転換点も副団長1が抜けた事で、ここから連戦などもあまり立たなくなってしまいました
そうなるとますます活気が失われて…の悪循環です。ここから2年間団を維持出来たのが奇跡

・反省点


元々自分はあまり場を盛り上げたり、何か企画して人を巻き込むのが上手では無いので副団長達に頼って負担を分散していました。
しかしそれが裏目に出てしまい、団運営の負荷は結局上の方に集中する形になって後進の育成が出来ていなかった事に気づいておらず、副団長達が抜けたタイミングで露呈しました。

とはいえ全てを自分でやることは到底無理なので難しいところ…正直正解は分からないです。

なお1つ明言しておきたい事として、これは団員が協力してくれなかった…という恨み節ではなく、自分の運営方法の悪さや人に頼れないところが出てしまったという後悔です。むしろこんなガバガバ運営でも付いてきてくれた事に感謝しか無いです。

・苦労話


最初期は特に地雷が多かったです。
勧誘は全て自分が担当していましたが、ヤバいのを惹き付ける能力があるのか…

VCで人の話を無視して大声で遮る人、会話が成立しない人×3-4?
親しみやすさと不愉快を履き違えてる人
口を開く度に自慢する人
接戦の最中にAPEXのパック開封を配信し始める人(URLをツイに流して)
ただのメンヘラ×2(男)

などノルマ未達とか古戦場前に蒸発なんて生温く見えるのを引きまくってた時期がありました。

主観ですが見分け方としては過去ツイをある程度確認するようにしてました。
経験上、#繋がりたいタグ固定、常に敬語を使ってる(後述)、謙虚風自慢が多い人などはかなり警戒してました。(主観)(主観)(主観)
(あくまで自分の主観・狭い観測範囲の話であり、全ての人に当てはめる気は一切ありません。)

2つ目の常に敬語を使っているに関しては、勿論単に礼儀正しい人も居ますが(FFにもいます)中には人との距離感が掴めないから常に敬語を使ってるという人もいるので、そういう人を引くと大変な事になります(3-4敗)
更に不安な時はその人のリプライなど、他の人との会話も確認して最低限のコミュニケーション能力があるかを判断してました。
気持ち悪いって?地雷を処理してから言ってくれ

こんな事が続くうちに人を集めるのが凄く辛くなってしまい、なかなか30人埋められずに団員の皆さんには苦労をおかけしました…

・新しく団を作って団長になりたい!って人へ

やめとけ!!!


だけでは生産性が無いので理由を…

まず現状(というか長らく)団活市場は売り手市場です。
3-4年前は団活タグに対して付くリプライ(=競合相手)は自分のターゲット層で2-6、多くて8くらいでした。
しかし現在は6でも少ない方、条件次第で20↑も珍しくない激戦区になってるかと思います。
その中で30人集めるだけでも大変な上に売り手市場である以上、団へ不満があればすぐ抜けられてしまう可能性もあります。

特に全日10億・3.4日目30億・予選301位以下など更に上を目指せる条件団の場合、成長した団員が抜けてしまう事もあります。
なので人事だけでもかなり辛い環境かと思います。

そして他にも仕事はあります。
団内連戦や高難易度攻略の企画、更に団を盛り上げられるように色々気を払う必要があります。
すると考える事が多くて、徐々にグラブルへのエネルギーを削がれていってしまう場合もあります(自分)

勿論この環境でも長く続いてる団もあるので不可能では無いし、運営されてる方は尊敬します。

日割りノルマをしっかり決めて、システマティックに人事をすれば何とかなるかな…?とは思いますが自分の団向きではありませんでした(後述)

勿論隠居団とかは話が違ってくると思います、割と需要ありそうではある。

ーーーー

なお団長が向いてる人としては、既存の団はこういうとこがイヤだ、だからこんな団を作りたいと明確なビジョンと情熱を持ってる人です。

他には今居る団を残したいから団長になる~という人も多いと思います。その場合は思い切って皆に助けを求めるのがオススメです。きっと団員も何か手伝える事はないかなと思ってます。

どちらにせよ1人でやれる仕事では無いので、人に頼る事も大事です。

・団運営の成功点


これまで団運営の失敗点を多く挙げてきましたが、それでも4年間続けられるだけの強みもありました。

まず先ほども軽く触れた団員の定着率の高さです。これは新しく入った人のニーズ(スパバハやりたい、ディアスポラ連戦したいなど)に応えてその連戦を企画、その人が少しでも興味を持ったら一気に巻き込んで、最終的に身内の輪に混ぜてしまうといったことを意識的にやってました。
(企画系苦手でしたがこれは頑張ってました)

勧誘を疎かにしてもなんとか団を維持できたのは、来る人を逃がさず去る人を生まない事を意識していたからという点も大きいと思います。

また古戦場の雰囲気は絶妙なバランスを維持していました。

・日割りノルマなし、順位ノルマも緩め
・スケジュール共有板を作って団員全体へ走れない日を報告出来るように
・日頃からフルオートでも大歓迎、皆走れない日や時期はあるから各々無理のない範囲で助け合うという方針の周知

という感じで走れない人が罪悪感を抱かないように配慮しながら
・肉共有スプシで走ってる人との差を可視化してある程度焦燥感は持ってもらう
・走ってくれた人への感謝をマメに伝える
・何より自分は常に走る

といった形で走ってる人が嫌気を差さず、走れてない人が罪悪感でやめてしまわないバランスを目指していました。(それでも稼ぎ頭の方へは多少なりとも負担をかけてしまったであろう事は心苦しいです。。)

ただこのやり方は団長が走る姿を見せ続けることも重要なので、学生など時間的に余裕がある人向けだと思います。
時流に沿ってはいないかなぁ…と感じています。

そして何より人に恵まれたという点があります。
特に最初期にスカウトした副団長の方が描いてくれた団の募集画像は評判が良く、その画像が決め手になったという人もいる位でした。

また他の初期メンバーも長く団を支えてくれたり相談に乗ってくれる事も多く、人との巡り合わせも団運営の成否や寿命を決める大きな要素だと思います。

・結びに

ここまで長々と駄文にお付き合い頂きありがとうございます。
結局伝えたいのは団運営も古戦場も団長1人でやれるものではないので、団員を大切にして協力する事が1番大事という事です。

勿論個人の意見であり、すべての団に当てはまるわけでもないので参考になりそうなところだけ拾って頂ければ幸いです。

また最後に、こんな自分が4年間も団長を続けられたのは付いてきてくれた団員の皆さんのお陰です。
大変なことも多かったですが楽しいことや学んだ事も沢山ありました。

この記事では自分視点の話が多くなってしまいましたが、特に最後の方は団の存在が最大のモチベーションになるくらいに居心地がよく楽しい場所でした。
また最後の2ヶ月、久しぶりにVC繋いで連戦とか出来て楽しかったです。

そして何より最後の最後で唯一の心残りであった本戦全勝を達成出来た事は最高の思い出です。本当にありがとうございました!


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