【思考実験】■TRPG風に問題解決をシミュレーション【シナリオ作成能力の応用です】

こんにちは。唐突ですが『提案を論破されると新人はやる気を失う』事がよく判ったので、今回は試しに『よし。じゃあ"状況だけ設定する"から、今度は一緒に遊びながら"もしもの為のシミュレーション能力"を身に付けないかい？』と提案する為の準備を進めます。

時代背景は『現代日本』。
舞台背景は『とあるスナック』。
シナリオは『新米店主が変なルールをお店に設定したぞ！？』

貴方は「もしも、自分が作中の登場人物"彼/彼女"の立場だったら、一体どう攻略をしてたかな？」と思考して、結果各々の勝利条件を達成すればそれで勿論クリアーです。

そして複数回トライするその内に、『あれ？じゃあ全員をハッピーにする為には、一体どういうルールを提案すれば良かったのかなぁ…？』と想いを馳せてくれたらこうして作者冥利に尽きますぜ。

※多分実体験で学ぶのが1番ですが。

それではどうぞ。

■前提のルール。

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今回はとある酒場、『スナック"キャメロン"』が舞台です。

先代であるオーナーO氏が突如病に倒れ、来月からその息子S氏が鼻息荒くブンブンお店を振り回す所からお話が始まります。

■操作可能な『登場人物』は3人。

さて、このお店には『3人のママ』が常時接客の為に日替わりで在籍中。

Aママは"大ベテラン"であり、基本的にはこのお店一筋で生計を立てています。
Bママは"中堅"ですが、他にも様々な副業をしているので不定期の出勤です。
Cママは"初心者"も良いとこで、如何せん経験不足でしかも相当気弱です。

■報酬設計。

このスナックの特徴的な部分は、
接客役のママへの『報酬形態』が大変特殊な事です。

彼女らは

『一回出勤する毎に"お店の使用料"として最初に金庫に30000円を納める』

事になりますが、

代わりに

『その日に売り上げた分のレジのお金は全てその場で持ち帰って良い』

という特殊なルール。

尚、必要な備品や酒瓶の代金（原価の類）は「事前徴収の預かり金30000円」に全て含まれている為、各ママさんは経費を一切気にする必要はありません。

■各キャラクターのメリット。

オーナーO氏としては『誰かが出勤さえしてくれたら必ず上限30000円を獲得出来る』という不労所得感が魅力です。（但し原価費用はそこから支払い）

3人のママさんにとっては『自らがお客を呼び込み、そしてお店を盛り上げれば盛り上げる程に自分の手取りがどんどん増えていく』というシンプルルール。

※尚、最終的に『プロの清掃が必要な場合』と『高価な備品が破損してしまった場合』のみ追加の料金がかかります。

家賃の"敷金"みたいな感覚です。

極論、ママさんが一日で100万円を売り上げてお店を綺麗に保てた場合はママさんの収益は「自分一人だけで97万円」となり、逆にママさんが全く人を集められなければ（或いは余程の失態をしたのなら）「3万円自腹で払って収入はなし」のパターンもありえます。

■今回のトラブルメイカー。

かなり特殊な形態ですが、しかしこれで全員が『了承』していた変な酒場のスナック"キャメロン"。なのに、まさかの急遽介入/参戦してしまった息子S氏の突如の提案。

彼の新ルールでは

『流石に"預かり金30000円"は高過ぎるので、今日から"預かり金は5000円"に抑えます！』

但し、

『代わりに、店の売り上げの70%は金庫に入れて頂きます！』

との事です。

さて、この場合果たしてお店の売り上げは増えるか減るか？

良ければこの度の思考と実験、酒のつまみに軽くお付き合い頂ければ幸いです。

■登場人物の勝利条件。

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オーナーO氏。（NPC）
表向き：『最低限の稼働で、最大限の利益を得られると楽じゃなぁ…。』

隠された思惑；？？？？？

息子のS氏。（NPC）
表向き：『みんなに優しく、みんなをハッピーに沢山導くぞ！』

隠された思惑：？？？？

大ベテランAママ。（プレイヤー1）
表向き：『私が誰よりも、このお店で1番"最強"なんだから！』

隠された思惑：一切なし。

中堅Bママ。（プレイヤー2）
表向き：『無駄な稼働は全くせずに、スマートに最大効率を目指すわよ？』

隠された思惑：『お店が無くなってもまた別の場所で経験が活きると良いわね。』

新人Cママ。（プレイヤー3）
表向き：『よくわかってないので、素直にお店のルールに従いますぅ…』

隠された思惑：『家族の安全を最優先』

その他のお客さん（NPC）
表向き：『んー？よく分からんが、楽しければそれでええんちゃう？』

隠された思惑：『？？？？』

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まずはこれで、色々お試しくださいませ。ふふふ。

〜おまけ：推定出来るエンディング〜

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■テストプレイ：Aママの場合。

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（発令直後）「ええと、まずは毎回の負担が楽になったのはとても気が楽ね。とりあえずプレッシャーは減ったし、結局は後は"如何にしっかり稼ぐか"だけを考える！」

（常連客に声かけ中…）「そう！ひとまずオーナーは無事だって！だからいつも通りにお店を開けるから大丈夫。沢山盛り上げるから、どんどんみんなを呼んでくれると嬉しいのー！」

（初日開店）「さて、みんな！なんか色々お騒がせしたけどどうか心配しないで！オーナーはちゃんとゆっくり休んでいるし、息子さんもやる気を出して私達ママのお給料を気にしてくれるって！さぁ！今日もジャンジャンも盛り上がっていくわよー！」

（初日終了）「？？？？？」

（一週間後）





「今まで、お世話になりました。」

バッドエンド1「正直に頑張るんじゃあなかったわ。」

さて、彼女は何に気がついたのでしょうね？

尚、他の展開も…

■テストプレイ：Bママの場合。

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（発令直後）「あら。それで"良い"のね？それはとても助かるわ。」

バッドエンド11「何故か備品が一つも減ってない…？」

■テストプレイ：Cママの場合。

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（発令直後）ようし、それじゃあまずはベテランAママみたく人をかき集め…！

バッドエンド25「いつもお店に軟禁貧乏」

…あれ。これどうやっても詰むヤツだな…。

はて。確かこんな感じで「僕たちは、これからこんな感じでお店を回しまーす！
という告知は見た気がするが。

さてさて、あのお店では一体どんな工夫をしてなんとかするのだろうか。

責任はもてませんが、どうか乞うご期待！

■メンバーシップ特典。

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▶︎…どうして、こうなった…？

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いや、だってそりゃそうなるよ…。

だって

Aママ。

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