「クエスト攻略」case.13「フロー体験とは」
本来「無名時点」が目指すのは、作中の人物への行動促進だ。今ある才能への理解を一段階深める事によって、今の立ち位置から更に一歩を踏み出して欲しいと願っている。
今回のフロー体験についての解釈は、その生まれた流れを更に1→100へと集束させる為に必要なアプローチだ。後々インタビューやコーチングとおった形でコンテンツを増やすかもしれないので、一度この機会に文章でまとめておこうと思う。それでははじまりはじまり。
※ちなみに、今回の内容はメンタリストDaiGoさんの著書を引用させて頂いている。非常に良い本なので、是非読んでみて欲しい。
フロー体験の構成要素8節。
①明確な目的
②集中
③自意識の低下
④時間の歪み
⑤レスポンスの速さ
⑥適切な難易度
⑦自分で状況をコントロールしている感覚
⑧活動自体に価値を見出すことが出来る
の8つ。
加えて、誰にも邪魔されない環境も大事、とのこと。
①明確な目的
例えば、3人の石工ABCがいて。彼らに「貴方の仕事は何の為にあるのですか?」と尋ねる。
Aさんは、お上の為に。
Bさんは、建物を作る為に。
Cさんは、100年残る神殿を作る為に。
この内、高いクオリティを出せるのはCさんだ。自らの行いが「より尊い何かに繋がっている」自覚があると、集中力が高まるのだ。
運命思考的な解釈。
②集中
これは言い換えると、「得意なこと」を出来ている時間。基本的には「才能を発揮出来ている状態」がそうだ。普段無名時点で扱っている部分は比較的この条件を満たしやすいし、当然記載していない部分でも才能は山ほど眠っている。
「集中出来ること」から己の才能を探るのも良いかもしれない。
③自意識の低下
マズローの欲求五段階説の更に上、「自己超越」の領域にあたる。自分にしか出来ない事をする事で、逆に「無我」の状態に至る事。気がついたら全て終わっていた、という感覚が近いだろうか。
④時間の歪み
これは③に近いのだけれど、どちらかと言えば「好きな事」をしている状態。面白い映画を観たり、素晴らしい音楽を聴く事で時間を忘れる感覚。「観る」も「聴く」も特殊なスキルを必要としないように。
⑤レスポンスの速さ
可能な限り、早くに成果の反映が手に入る事。筋トレやマラソンなどの様に、「数値」で実感できると良いかも。毎度成果を確認するあたり…実に「達成欲」的で、「分析思考」的でもある。
⑥適切な難易度
簡単すぎてもつまらないが、難しすぎてもハマらない。最も学習効果が高まるのは、「既知と未知が5:5」な時だそうだ。「学習欲」「競争性」の人は、無意識に行なっているかも。とはいえ実際に未知を5割に保つのは難しいので、まずは2割を目標にすると良いのだとか。
⑦自分で状況をコントロールしている感覚
これはまさに「責任感」「指令性」「目標志向」「自己確信」「アレンジ」などなど。
「己の主体性」がカギになるか。誰かにやらされている感覚では、当然やる気は出ないのだろう。
⑧活動自体に価値を見出すことが出来る
例え宝くじが当たったとしても、果たしてその仕事を続けられるか。
極端な話、「むしろお金を払ってもしたい事でお金を稼げる」状態が1番強いのだろう。西野亮廣さんやRolandさんがそうである様に。
本来お金を稼ぐ為の仕事が、いつの間にか趣味と一体化している。これこそまさに天職であると言えるのだろう。
まとめ。
「好きなものこそ上手なれ」という諺もあるが、変化の早い現代では「上手に出来てしまうから好きになった」の方が応用が効きそうだ。
おさらいだが、自己理解の鉄則は
1、何をしないか
2、何が得意か
3、何が好きか
の順番。もしフローに乗れていないのであれば、「何をしないか」も探ってみるのも良いかもしれない。
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