「それでもみんなで、上を見上げて欲しいので」(126日目)
■概要。(2020/05/03)
「ホリエモンロケットを例に、あえてサロンのお金の使い道を開示する事でサロンの理念をしっかり示したお話。」
※当時の「西野亮廣エンタメ研究所」の記事を、感想を追記して再掲載します。
■本日の応援者。
この記事は、「コレは、最初からそういうお話なのです。by中崎雄心」の提供でお送り致します。
■以下、本文。
5月3日(日) ※5月5日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
画像加工なんていくらでもできる現代で、それでも「火星に人影発見!」みたいなニュースに胸が踊ってしまうキングコング西野です。
おっと、コレはたしかに…?
さて。
今日は、仕事の話は一旦お休みして、「僕らのチームが大切にしたくちゃいけないモノ」について話して、皆さんと理念を共有したいと思います。
本題に入る前に、まずは「オンラインサロンの売り上げ」について。
よく、オンラインサロンの収益は「不労所得」のように捉えられますが…いやいや、そんな甘い話があるハズがありません。
僕の場合だと、毎日記事を投稿しなければなりません。
毎日皆様に喜んでもらう記事を投稿するからには、それ相当のインプットを続けなければなりません。
その為、僕は、レギュラー番組のお仕事を一切お断りしています。
ルーティンの生活になってしまうと、投稿するネタが似かよってきてしまうので、毎日違う現場に行き、毎日新しい情報を仕入れる生活に切り替えました。
上手く回るようになった仕事からは積極的に離れ、挑戦を繰り返すことで、インプット量を増やしています。
「芸能」という不安定な職において、「レギュラー仕事を断る」というのは、それなりにリスクがあるのですが、サロンに投稿する記事を充実させふ為には、そのリスクはトレードオフだと考えています。
ちなみに、サロンの記事だけを書けばいいわけではなく、そもそもサロンに興味を持ってもらわないと始まらないので、毎朝ブログを書き、毎朝Voicy(YouTube)を投稿し、夜は、YouTubeの生配信で今はまだサロンに興味を持っていない方と交流をします。
つまり、「外部勧誘」の発信と「内部充実」の発信の2つが要る。
単純に、有名インフルエンサー級のコンテンツを永遠に2倍以上も作り続けないとオンラインサロン(有料)は維持出来ない。
毎朝サロンに投稿している記事は、そういった下地の上にあります。
具体的に言うと、一記事を書く為に、西野亮廣の時間と覚悟が大量に投下されています。
当サロンで「サロンの売り上げ」と呼ばれているものは、作家・西野亮廣が体当たり取材を繰り返して、人生をかけて書き上げた「読み物」の売り上げであるので、『西野亮廣のギャラ』です。
魚屋さんが魚を売って得たお金と同じです。
僕は「サロンの売り上げを懐に入れず、面白いこと(世の中に)還元する」と言っていますが、それは西野亮廣の趣味であり、僕のお金の使い方に関して口を挟んでいただきたくありませんし、更に言っちゃうと、他のサロンオーナーさんに対して「西野はサロンの売り上げを還元しているのに、それに比べて貴方は…」と言うようなことは控えていただきたいです。
オンラインサロンは『町』のような働きをしているので(※僕もよくサロンを町に喩えて話しています)、ついついサロンの収益を『税金』のように捉えてしまいますが、サロンのお金は『税金』のようで『税金』ではありません。
サロンオーナーが血を流して稼いだお金です。
以上のことを踏まえて、今日の本題に入りたいと思います。
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▼ 上を向こう
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昨夜、ホリエモンが、こんな動画をアップしていました。
↓
忙しい方の為に動画の内容をザックリと要約すると、「5月2日~6日に打ち上げ予定だった『ホリエモンロケット』に、急遽、行政からの打ち上げ延期要請が入り、飛ばせなくなってしまいました。すみません」といった内容です。
新型コロナウイルスの感染を考慮して、今回は、「打ち上げの見学は禁止」ということで話を進めていたのですが(※そして打ち上げ許可も取ったのですが)、それでも不安に感じた町民から役場に電話が20件ほど入り、今回の決定に至ったそうです。
ロケットの延期には莫大な費用がかかります。
もちろん、その費用を行政が負担してくれることはありません。
個人的に思うところはいろいろありますが、決定してしまったことなので、その決定に対して僕がここで申し上げることは何もありません。
ただ、2つだけ、ここでお話しできる自分の思いがあります。
一つ目は、「あんなに凹んでいるホリエモンを初めて見た」ということ。
彼とは数年来の付き合いになりますが、基本、「笑っている」か「ブチギレている」の2チャンネルで、「凹んでいる」というのは今回初めて見ました。
動画も、言いたいことをグッと堪えている感じが出ていて(ホリエモンらしくない!)、それだけ、このプロジェクトに懸けていることが伝わってきて、胸が痛かったです。
二つ目は、今、僕らはコロナちゃんによって、経済も精神もメタメタに殺られているけど、「このまま、何の希望もないまま僕らは雨上がりを待つのか?」という思い。
今は、皆、戦っていて、皆、負けそうです。
少しでも気持ちが切れたら、一瞬で終わってしまいます。
SNSのタイムラインは罵詈雑言と不安で埋め尽くされ、希望の一つもありません。
明るいニュースの一つもなけりゃ、皆やってられないじゃないですか。
「アイツも頑張ってるんだし、俺も頑張ろう」が欲しいじゃん。
この流れ、なんとかしたいじゃん!
そう思いながら、ホリエモンの動画を観ていたら、動画の最後でクラウドファンディングの支援を募集していたので、ソッコーで1000万円のリターンをポチりました。
(※1000万円は銀行振込みになるなので、入金はゴールデンウィーク明け)
「ホリエモンロケット(MOMO5号機)のネーミングライツ権」です。
おそらく、『えんとつ町のプペル MOMO5号機』になるか、『西野亮廣エンタメ研究所 MOMO5号機』になると思います。
ロケットを飛ばす為には使われるこのお金(1000万円)は、このオンラインサロンの売り上げから出しています。
自分達の懐事情をお伝えすると、僕らも僕らで、美術館を作ったり、海外に仕掛けたりしているので、それなりにキャッシュが必要だったりします。
サロンメンバーさんのことだけを考えたら、もしかすると、キャッシュは西野作品だけに集中して投下した方が、満足度も高いのかもしれません。
ただ、今回のコロナちゃんは、世界的危機であり、国難です。
痛んでいるのは、僕らだけではありません。
そんな中、宇宙ロケットが飛ばせるニュースが皆の耳に入れば、それは希望になりますし、僕らのチームの目的は「みんなに上を向いてもらうこと」で、「その役割を果たすのは西野作品じゃなければならない」ということはないので、今回の決断に至りました。
ホリエモンロケットのせいで、使う予定だった場所にお金が使えなくなっちゃったけど、また頑張って働きます(笑)
昨夜、ホリエモンには「絶対にロケットを飛ばしましょう」を送っておきました。
メチャクチャ喜んでいました。
よかったよかった。
記事の冒頭で、「サロンの収益はオーナーのギャラだぞ!」とか申し上げましたが、それは便宜上整理しておかなくちゃいけないことであって、、やっぱり僕はそうは思えないので、「皆様から頂いたお金はこういうことに使いますね」という報告がしたいです。
今回はロケットを飛ばすことにお金を使います。
一人でも多くの人が上を向けるよう頑張ります。
引き続きご指導ご鞭撻の程よろしくお願いします。
コロナに負けないぞー!
頑張ろー!おー!!
現場からは以上でーす!
【動画】(打ち上げの様子)
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■今振り返ってみて。
アツい回だったなぁ…。
ちなみに当然ながら、「コロナの感染拡大を防ぐ」と「ロケット打ち上げを中止させる」には全く因果関係がない。
何せ”一発しか上がらない花火”(地味コンテンツ)を観る為だけに、わざわざ北海道の大樹町まで来てくれる人を”日時不明”で”屋台なし”で”おもてなしも無し”で”告知もなし”で集客を成功させないと「密」を作れないので。
真っ当な集客屋からすると「この主催者は頭ハッピーセットなのか?」とマッハで匙を投げちゃうレベル。(世のイベント準備の苦労を舐めすぎである。)
人々の夢を潰す側が実は誰よりも夢を見過ぎているというのは、いつの時代も皮肉なもんだね。
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毎度サロンにコメントを書いて、みんなに貢献出来る内容を考えて、なんならコメント欄のお悩みに応えまくっている男が、とうとう過去のサロン記事本…
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