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感謝探しはやめておこう

「感謝探し」とは、わたしの作った造語だ。
読んで字の如く、感謝するポイントを探す行為のことを指す。

「感謝の気持ちを持つようにしたら治療が進む」と、主張している精神科医が数名いた。
毎日無理矢理にでも感謝することを書き出したら、そのうち自然と感謝できるようになるそうだ。

その知識を得てかどうかは分からないが、やたらと感謝したがる人って周りにもいるなあと思う。
SNSに感謝の気持ちを連投したり、プレゼントを頻繁に渡したり。

わたしも仕事関係で辛かったときに、無理矢理にでも感謝の気持ちを持とうとしたことが何度もあった。
しかし、事態はよくなるどころか、悪くなるケースがほとんどだった。

有り体に言えば、自分に嘘をつくだけの作業だった。

感謝の気持ちを持てないということは、それだけの理由があるということ。
その原因こそ大切に扱うべきだなと思う。

あと、前述した感謝の気持ちをSNSに連投する行為は、承認欲求が肥大してしまっている可能性もある。
プレゼントを頻繁に渡す行為に関しては、見捨てられ不安が裏にありそう。

これらの問題をさらに複雑にしてしまうので、わたしは感謝探しは安易にやるものではないなと思っている。

感謝だって、できるときにほどほどでいいじゃん。

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