メガトン級ムサシ シーズン3を予想する⑤
はじめに
『メガトン級ムサシ』シーズン3予想第5弾です。(前回の考察はこちらからどうぞ)
今回は、前回紹介した超古代文明の紹介の他にエルゼドの正体についても予想していきます。また、現実の歴史を元にムサシの世界でどのような出来事があったのか考察します。
今回から『メガトン級ムサシ』シーズン3こと『メガトン級ムサシW(ワイアード)』の考察の表紙にこちらの絵を載せます。
それでは考察を始めていきます。レベファイッ!
エルゼドの正体とは?
シーズン3で敵対する勢力『銀河帝国エルゼド』は、未だに謎に包まれています。今回はエルゼド人であるアダムとイブと、彼らが操る『エルゼドの騎士』を分けて考察していきます。
①人間
エルゼド人は現地球人ことテラーシュの祖先とされています。そうなれば現地球人と同じ人間と考えるのが自然でしょう。
しかし、『エルゼドの騎士』はメガトン級ローグよりも巨大な存在である事が分かっているので、人間の可能性は低いです。
②巨人
エルゼドの騎士=エルゼド人とするとこの考えはしっくり来ます。未だにアダムとイブの横に並び立った人物は登場していませんが、その理由がそもそも二人が巨大なために並び立てないからなのではないでしょうか。
現存する人類であるホモ・サピエンスよりも前に存在していた人類の中には大柄な種もいたそうです。ホモ・アンテセッサーは大柄で、中には身長180cm程の化石もあったそうです。そうなると極端な差ではないですが人間の祖先が巨人であるのあり得なくもないですね。
③機械
続いて機械説です。これは『エルゼドの騎士』がローグのプロトタイプのような存在なのではないか、という話です。これなら仮に『エルゼドの騎士』が仲間になっても自然でしょう。
ただ、既に芥川康太やセイレーンといった高性能のアンドロイドが登場している為、エルゼド人がアンドロイドである可能性は捨てきれません。
④キメラ
キメラの由来はギリシャ神話の怪物『キマイラ』です。キマイラは諸説ありますがライオンの頭に山羊の体、蛇の尻尾で口からは炎を吐くそうです。ちなみに性別は雌だそうです。『メガトン級ムサシ』の超弩級ミッション『有翼の獅子』のキマイラも恐らくはそれがモデルだと思われます。
『キマイラ』の伝説から異なる生物が入り混じった生物をキメラと呼ぶようになりました。エルゼド人及び『エルゼドの騎士』がキメラである可能性は十分にあります。
⑤サイボーグ
キメラが生物同士の嵌合体ならサイボーグは生物と機械の嵌合体です。既にハイネル・ブレクネンが機械との融合をしていました。しかし、延命装置はサイボーグとは少し異なるようです。
エルゼド人が機械を纏った姿が『エルゼドの騎士』である可能性もありますよね。
⑥人工生命体
最後に、人工生命体である説です。エルゼドが産まれる前に存在した人間が、何らかの方法でエルゼド人を人為的に作ったのではないか、という訳です。シドルのシェダも培養人間でしたから、同じように作られたのかも知れません。
そうなると、『エルゼドの騎士』はエルゼドによって作られた生命体になりますが、どうなんですかね。
宇宙に飛び出した人類
超古代文明を作ったエルゼド人とカムウ人は『滅びの節』によってバラバラになりました。カムウは眠りにつき、残された人類は宇宙に飛び出しました。
シドル人もまた、宇宙に飛び出した人類ですが、地球が故郷である事を忘れていました。長い年月の中で記録が途切れたでしょうか。あるいは、移民であることを隠すために歴史を隠蔽したかもしれません。
しかし、シドル人は地球にテラーシュこと現地球人が居ることを知っていました。エルゼド人が現地球人をシドル人と同じ名称で呼んでいた事から、超古代文明の言語が残っているかもしれません。
エルゼド人の寿命は?
シドル人と異なり、エルゼド人は地球が故郷である事を知っていました。シドル人と異なり、記録が途切れなかったのでしょうか。
もしかすると、エルゼド人は不老不死、もしくは不老長寿で、超古代文明がある頃から生き続けているかもしれません。アダムとイブは外見は若いですが、アーシェムが女王として覚醒した姿のように、肉体年齢と実際の年齢が一致していない可能性もあります。
また、シドル女王であるクロウゼードのように再生能力を持っている可能性もあります。シフトの力は蘇生や精神干渉が可能ですが、その力で長く生き続けているのでしょうか。
超古代文明
アトランティス
アトランティスの伝説の由来は古代ギリシャにあります。哲学者プラトンがまとめた対話篇『ティマイオス』及び『クリティアス』に記述があります。アテナイの政治家ソロンがエジプトのサイスで女神ネイトに仕える神官から伝え聞いた話が元になっています。
アトランティスは大西洋にあった広大な島(大陸)で、ポセイドンの子孫が王族として国を治めていましたが、神の血が薄まり、物質主義に走って生きました。その後アトランティスはアテナイを侵略しようと戦争が起こりましたが、アテナイは近隣諸国と抵抗し、アトランティスを退けました。その直後にアトランティスは神の罰によって沈没したとされています。
プラトンはアトランティスの話から理想の国家について語ったそうです。もしかすると、アトランティスは例え話のようなものかもしれません。
神話というのは、古代の人々が自然界の出来事をどのように解釈していたのかをまとめたものかもしれません。現代では当たり前とされる理論や歴史も、長い歴史の中で何度も変化していきました。
ムサシでは渓谷集落にソロンの名が付けられています。もしかすると超古代文明の正体はアトランティスで、ソロンの近くにあったかもしれません。
ムー大陸
一方、ムー大陸はイギリスの作家ジェームズ・チャーチワードがまとめた本に記された伝説の大陸です。太平洋にあったとされ、様々な人種の人々が約6000万人暮らしたといわれています。太陽神を主神とする一神教の国で、国王ラ・ムーの下で人々は豊かに暮らしていましたが、津波によって滅びました。ムー大陸の存在は地質調査等で否定されていますが、今も人気があります。
チャーチワードは白人至上主義者で、記述内容にその傾向が見られます。白人による植民地支配を正当化するための『偽史』なのではないかとされ、後の調査から存在を否定する証拠がいくつも出てきました。
一神教は砂漠の宗教といわれています。今でこそ一神教は様々な国で信仰されていますが、そのルーツは砂漠にあります。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教は兄弟のような関係で、同じ神を信仰しています。
一方、肥沃な土地では多神教が信仰されています。日本も多神教の国ですよね。現在は植民地支配等で一神教の国が多くなっていますが、伝統的な信仰である多神教も残っています。
もし、日本人がムー大陸から移住した子孫なら一神教の国になるはずですが、実際は多神教の国ですよね。日本神話で太陽神というと天照大御神が居ますが、他の神も信仰されてます。
私の考察ではエルゼドとカムウが作った『超古代文明』がある前提で色々考察しましたが、そもそもそれが無い可能性も充分にあります。エルゼドが語る歴史が必ずしも正しいとは限りません。
隕石衝突による『滅びの節』
恐竜絶滅
6600万年前、メキシコのユカタン半島に隕石が衝突しました。巨大な津波が起こり、大気に舞った硫黄で地球は寒冷化しました。急激な環境変化によって恐竜は絶滅したとされていますが、中には生き延びたグループも存在し、鳥類として今も生き続けています。
ムサシの『滅びの節』は隕石衝突といわれていますが、そこで同じことが起きたとするとどうでしょうか。カムウが眠りについたのも地球の寒冷化の結果、コールドスリープしたからではないでしょうか。そうなるとエルゼドが地球から脱出したのも環境変化が要因かもしれませんね。
シドル以外の派生種はどうなったか
エスノセントリズムとエルゼドの思想
エスノセントリズムとは自民族中心主義ともいわれ、自身が育った民族や文化を中心とし、他の文化や民族を劣っていると考える思想のことです。
エルゼドこそが宇宙の支配者であり、カムウの派生種が下劣という思想は、まさにエスノセントリズムに当てはまります。それぞれの人種や文化には優劣はないはずですが、エルゼドはカムウの派生種を徹底的に滅ぼしていますよね。
ループ量子重力理論とは?
以前の考察で話した超ひも理論は量子重力理論、量子力学と一般相対性理論を統一する理論だとされています。
しかし、超ひも理論の他に量子重力理論は存在します。それは、『ループ量子重力理論』です。
超ひも理論では力は連続的に伝わるといわれていますが、ループ量子重力理論では離散的に伝わるとされます。力は粒子の運動によって伝わり、最小単位が存在します。
簡単に言うと、この世界は連続的な数値のアナログではなく、離散的な数値であるデジタルで出来ている、という話です。
あとがき
今回は『メガトン級ムサシ』シーズン3の予想でした。もうすぐ発売されると信じていますが、情報はまだありません。また、新たな情報があればまとめていきます。それでは、次の記事で会いましょう!