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メガトン級ムサシ シーズン3を予想する⑨


はじめに

 今回は『メガトン級ムサシ』シーズン3『メガトン級ムサシW(ワイアード)』のストーリーを予想する記事の第9弾です。シーズン3の展開や『メガトン級ムサシ』の世界観について考察していきます。

シーズン3で退場するキャラクターを予想

 まず初めにシーズン3で退場するキャラクターを予想していきます。シーズン2では様々なキャラが退場しましたが、シーズン3でも出てくると予想します。

ザスカー・ダイン

 シーズン3で浅海未来と関わる事になるドラクター(シドル)のパイロットです。放浪の身になった中でカムウの兵に選ばれ、新たな戦いに巻き込まれる事になります。そんなザスカーですが、ティザーPVの新パイロットには登場していません。恐らくですがストーリー中に死亡、もしくは退場するのでしょう。

エフィンロア

 アダムとイブの上司でシーズン3のラスボス候補の一人です。実態は確認されていませんが、エルゼドを宇宙を支配する種族にする為に最終進化に導こうとしています。
 エフィンロアがラスボスだった場合、主人公サイドに倒される事が予想されます。エフィンロアの素性は不明ですが浅海未来の出生に関わっており、シーズン3で掘り下げられそうです。

デミオドネラ=マーク・ランダー

 ハルマ・リュウセイの助手でありながら創世記教団のボスでもあります。恐らくですが彼は物語の中盤で立ち塞がるでしょう。ハルマ博士の助手なのでローグ関連に詳しく、イブの『悪戯』によってエルゼドとも繋がりがあります。
 創世記教団と二つ星同盟の両方を裏切った彼は凄惨な最期を送る予感がします。生きながらえたとしても彼にとって思わしくない状況になるのは確かでしょう。
 また、マークの部下でありデガート・ディクセンベルグに仕えていたオッドー・バッチとミグス・ローンも同じような最期を遂げるかもしれません。

雨宮零士

 ゲーム中でパイロットとして操作出来ますが、現状彼の素性はほとんど明かされていません。記憶喪失でレイダー博士に出会う以前の記憶が無く、『雨宮零士』という名前もレイダー博士が名付けた仮名で、本名は明かされていません。
 そんな雨宮君ですがエルゼドとの関わりが判明し、一時退場するかもしれません。パイロットとして操作出来るキャラはゲームの都合上最終的には生存しますが、シーズン1で霧島ジュンが、シーズン2で一大寺大和が一時死亡したように、ストーリー中で死亡する可能性は十分にあります。

浅海未来

 浅海輝と南沙也香(ラムレイア・ラウ)の娘でシーズン3の主人公です。地球人とシドル人の遺伝子を引き継ぎ、サイコライズことシフトの力を行使出来ます。そんな彼女ですがエフィンロアに最終進化の糧として生み出された事が判明しています。もしかするとエフィンロアによってエルゼドに食われ一時退場するかもしれません。

『テラーシュ』の意味とは

 シドル人の言葉で『テラーシュ』は地球人の事だと思われ続けていました。ところが、『テラーシュ』はエルゼドも使っていました。
 何故、エルゼドとシドルは共通の言葉を使っているのでしょうか。それはシーズン3で明かされるであろう地球の超古代文明に関わっていると予想します。超古代文明ではエルゼドとシドルの祖先であるカムウが争っていました。『エルゼドの騎士』と『カムウの兵』はその時に作られた古代兵器だと考えられます。超古代文明で使われた言語が現在のエルゼドとシドルに残されているのかもしれません。

 そして『テラーシュ』は単に地球人という意味だけでなく別の意味が込められている可能性があります。私はシフトの力を捨てたエルゼド人の呼称だと考えましたが、X(旧Twitter)のリプライでは人類の原種、プロトタイプの呼び方ではないかというものもありました。そうなるとシフトや牙といった特殊能力を持ってないのも納得がいきますね。

世界観考察 ムサシの世界の物理学

 続いて、『メガトン級ムサシ』の世界の物理学について予想します。

質量の起源『ヒッグス粒子』

 ヒッグス粒子というのは素粒子に質量を与える粒子です。ヒッグス粒子は空間にあるヒッグス場という場に存在し、他の粒子の動きに抵抗します。その遅くなった動きというのが質量ということです。一方でヒッグス場の影響を受けない粒子も存在します。光子は電磁力を伝えるボース粒子ですが質量が無く、光速で動くことが出来ます。

 ムサシの世界には『質量拡張技術』という技術があります。質量を拡張させて巨大な構造物を生み出すものですが、もしかするとヒッグス場に干渉しているのかもしれません。また、『質量拡張技術』の元になった『ユニット再構成融合』も同じ原理の可能性があります。

『核力』を操作出来る?

 素粒子の質量はヒッグス場にあるヒッグス粒子によって与えられますが、物質の質量はそれだけでは決まりません。物質を構成する素粒子は相互作用によってボース粒子を介してエネルギーをやり取りしています。
 『核力』は『強い核力』と『弱い核力』の二種類に分かれています。



 粒子はやり取りされたエネルギーによって結びついているのでその繋がりを断つと、エネルギーが放出されます。質量とエネルギーは等価性があるので、質量はエネルギーに、エネルギーは質量に変換出来ます。

 核融合や核分裂から分かる通り、質量をエネルギーに変換すると膨大なエネルギーを放出する事が分かっています。

 その力をムサシの世界ではコントロールし、先程登場した『質量拡張技術』や『ユニット再構成融合』に使われているかもしれません。

『大統一理論』が完成している?

 自然界には4つの力が存在します。それは『電磁力』『強い核力』『弱い核力』『重力』と呼ばれています。その中の重力以外の3つの力を統一するのが『大統一理論』です。

 素粒子には物質を構成するフェルミ粒子と力を伝達するボース粒子に分けられています。これらの2つは性質が異なるため、異なる式が必要です。 
 その中で、フェルミ粒子とボース粒子を包括した新たな枠組みが考案されました。それが『超対称性理論』です。『超対称性理論』にはフェルミ粒子にはボース粒子の、ボース粒子にはフェルミ粒子の『超対称性粒子』が存在しています。現在17種の『標準モデル』の倍以上の素粒子が新たに追加される事になりますが、フェルミ粒子とボース粒子の垣根が取り払われるかもしれないと期待されています。ですが、今のところ『超対称性粒子』は観測されていません。


 超対称性を踏まえた大統一理論は『超対称大統一理論』と呼ばれています。『メガトン級ムサシ』のアイコニック武器のランゼは弾帯と弾を光子分解して収納していますが、フェルミ粒子で構成された弾帯と弾をボース粒子に変換しているのでしょうか。ボース粒子はフェルミ粒子と異なり、同じ場所に複数詰め込む事が出来ます。この原理で弾を詰め込んでいるのでしょうか。そうなるとフェルミ粒子を簡単に変換できるというとんでもない技術を持っているという事になりますよね。

宇宙を記述する究極の理論『量子重力理論』 

 自然界の4つの力を統一するのが『量子重力理論』です。重力は古典物理学の『一般相対性理論』によって記述されますが、それは量子力学と相反します。量子の世界では重力を扱うのが現状は難しいとされています。
 そこで『量子重力理論』が考案され、複数の理論が候補として挙げられていますが未完成です。『量子重力理論』 が完成すれば宇宙の始まりと終わりが予測できるとされています。

 量子重力理論の候補の一つが『超ひも理論(超弦理論)』です。素粒子を粒ではなく一次元のひも(弦)として扱う理論です。一見種類が異なる粒子はひもの振動の違いによって説明出来ます。
 この理論では4次元以上の次元である余剰次元が存在する可能性を告げています。


アニマスと余剰次元

 『超ひも理論』に必要な余剰次元の数は10次元(11次元の説もある)です。我々が4次元空間と認識している次元の中にコンパクト化された余剰次元があるという説があります。アニマスは異次元獣ですからこのコンパクト化された次元にいるのでしょう。そうなるとアニマスも小さな余剰次元同様に巻き上げられている事になります。
 ところが、余剰次元はコンパクト化されてなくてもいいという説も出てきました。この説から生まれたのが『ブレーン宇宙論』です。


ムサシの世界はブレーンワールド?

 ブレーン宇宙論は『超ひも理論』から生まれたブレーン(膜)という考えが取り入れられています。我々が暮らす4次元は大きな余剰次元の中に存在する膜とされています。

 『超ひも理論』のひもには『開いたひも』と『閉じたひも』の二種類が存在していますが『開いたひも』は膜に固定され、『閉じたひも』は膜をすり抜けられます。『閉じたひも』は重力子(重力を伝達するボース粒子)とされ、重力は唯一次元を超えられるのではないかという予想もされています。
 ひょっとするとアニマスはブレーンの外側にある大きな余剰次元に存在しているのでしょうか。


『多元宇宙』が存在する可能性

 多元宇宙論(マルチバース)とは、異なる物理法則が成り立つ無数の宇宙が存在するのではないかという理論です。『異次元獣』アニマスも余剰次元ではなく別の宇宙から来た存在かもしれません。『多元宇宙』は現状観測不能とされています。


あとがき

 今回は『メガトン級ムサシ』のシーズン3を予想する記事でした。アニメ『メガトン級ムサシ』最終回からもうすぐ一年が経ちます。その続きである『メガトン級ムサシW(ワイアード)』は今年の4月25日に発売予定です。そのストーリーを楽しむために準備しています。発売されたらまた考察するので楽しみにしていてください。それでは次の記事で会いましょう!


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