にじいろのさかな
この前、母が私の幼い頃のエピソードを
いくつか話してくれて、
『なんだか、変わんないな私』と思った話を
メモのように残します。
大好きな絵本
にじいろのさかなというタイトルの絵本を読んだことはありますか?
有名すぎる絵本なので
きっと皆様ご存知ですね。
この本を幼い頃、何度も何度も
私は母に読んでもらった記憶があります。
にじいろのさかな
ものすごく簡単に説明すると、
にじいろのウロコをもつ外面の美しいさかな『にじうお』。
にじうおは、自慢のうろこを輝かせながら得意げになっていて、他の魚が「一緒に遊ぼう!」と声をかけても見向きもしないし、またある日は、小さな青い魚が「たくさんあるのだから綺麗な君のうろこを一枚くれないか」とお願いすると「いったい何様のつもりだ!」と一喝するのでした。
そんな態度のにじうおを、他の魚は避けるようになり、にじうおは、自慢のうろこを誰にも見てもらえないことを悩みます。そして、賢いおばあさんタコに相談に行くのでした。
タコに相談すると「一番綺麗な魚ではなくなるけれどその綺麗なうろこを他の魚に分けてあげるといい」と言います。にじうおは、自慢のうろこがなくなってどうやって幸せになるのだろう?っと思いました。
にじうおは、他の魚のお願いを聞き入れて、自慢のうろこをあげてみると、すると、その魚はとっても嬉しそうに喜びます。その様子を見たにじうおは、とっても嬉しい気持ちになる。
というようなお話しです。
3歳のわたし
この本を母が私に読んだとき、
3歳のシエルは
『自分のにじいろのウロコをあげなきゃいけないなら、友達なんていらない』
と泣きながら言ったそうです。
自分の大事なものは自分のもの。
自分の大切な美しいものを大切にしたかったのです。
現在、23歳の私も、3歳の時と同じことを実は考えていて、私変わってないなぁと笑ってしまいました。
けれども、そこから約20年経った私には
友達は必要で、なくてはならない存在です。
私が毎日のように連絡してしまっている(迷惑なぐらい連絡してるよねごめんね笑)
友人たちにはきっと私はウロコをあげると思います。
結局
何が書きたかったって、
自分の虹色のウロコをあげてもいいと思える友人に出会えているよって
3歳の自分に伝えたいということと。
そして、
今の自分じゃ美しく、人を魅力的ににしてあげられる
ウロコに代る何かがないので
もっともっと、にじいろのウロコをもった私になれるように努力しよう。
という決心でした。
2020 0708