2クール目開始
2024年12月末日
2024年最後の通院日、そして2クール目開始日。
まずは1クールの治療結果を聞く。経過はとても順調とのことで、腫瘍の数も1クール開始前より4分の1に減っていた。この調子で引き続き治療を続けていきましょう、ということで、実のところ順調と言われても、自分的には特に体の変化は感じていなかったが、それでも少しは安心できた。
やはり、この先の無菌室での入院と治療が自分の中では最大の不安というか、私の治療の集大成と言っても過言ではないため(CAR-T細胞の移植というまだまだ謎だらけの治療)、それが終わらないことには本当の安堵というか心からはほっとできないというのが正直なところだ。
2クールの初日は皮下注射のダラツムマブとボルテソミブ、飲み薬のレナリドミドとデキサメタゾンのフルコースだ。
病院を出たのがお昼過ぎで、夫と待ち合わせて近くの高級中華店にて(昼はお手頃価格なので昼にしか行ったことがない)フカヒレ麺を堪能した。この店のピータンは癖がなくてとても美味しい。これまでだったら生ビールと共に味わっていた。一瞬ビール1杯くらい飲んでもいいか?と思ったけれども、いやいや今じゃないとひたすら中国茶を飲んだ。
実際、お酒が好きな私だったけれど、骨髄腫という病気が今の自分の3分の2くらいを占めているので、「あー、ワインが飲めたらなぁ」と一瞬思っても、飲む気は全く起こらない。アルコールは健やかに飲む前も後も気分良く飲むものなのだ。病気の心配があっておいしくそして楽しく飲めるわけがない。
そして大晦日がやってきて、毎年ご機嫌にシャンパンを飲んでいた日々を思い出しながら、ペリエを飲んで2024年を終えた。